わっしょいさんの映画レビュー・感想・評価

わっしょい

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帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

本質のようで本質でないようで本質。
コメディだけど風刺的にもみえる作品。

政界との結びつきが強い高校。
そこで巻き起こされる生徒会選挙。
それを面白おかしく描いた作品で、普通にコメディなんだけど、テ
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.3

ブルースの魂。

ライブシーンが良い。
演奏する主人公たちが良いのはそうなんだけど、何よりも観客のノリの良さ。
凄い一体感を感じる。
ただ、一体感なんだけど、みんなそれぞれが自由というか。
音楽のこと
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.1

生きるということ。

7年前の上映当時以来、2回目の鑑賞。
結末がわかっていると、感じ方が大きく変わるなと思った。

桜良が明るく笑っているだけで心が揺さぶられる。
一見無邪気な素の姿に見えるけれど、
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.4

殺人トイ・ストーリー。

超有名な殺人人形チャッキーを見たさに鑑賞。
殺人鬼の魂が人形に乗り移り、人を殺しまくる。
という作品と思っていたけれど、思ったより人が死ななかった。
調べてみると、人がたくさ
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.7

やるべきことをやる。
そこに性別は関係ない。

山火事と暗殺者、両者が迫る中で生き延びようというスリラー映画。

戦う女性が印象的。
印象的ではあるものの、「女性なのに頑張って戦ってる!」みたいな見せ
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

走るゾンビのリアル寄り作品。

作品の一番の特徴として、ゾンビが走ることだと思う。
多くの作品のゾンビは、ゆっくりと歩いてついてくる程度。
本作では、おおよそ走れそうにない巨体の老婆ですら、ゾンビ化す
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

完成されたカッコよさ。様式美。

予告編が余りにも良すぎて鑑賞。
原作は全くと言っていいほど知らない。
そんな自分でも知っている主題歌と、それに音ハメされた映像がカッコ良すぎて、予告編を30回は見直し
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

4.0

日常のそばにある不思議な物語。

これまでの人生で幾度となく観た映画。
かなり久々の鑑賞だけどセリフを半分くらい覚えていて、自分の人生の一部としてこの映画があったんだなと改めて感じた。

この作品に惹
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.3

新たなモンパニコメディ映画。

普段、モンスターパニックものはサメ映画をたまに観る程度だけど、話題性に惹かれて鑑賞。

一番印象が強かったのは、クマがアイドル化していたこと。
モンスターとして人を惨殺
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.9

何も考えずに観ていられる系アクション映画の王道を征く作品。

こういう王道のアクションは久々の鑑賞。
同ジャンルの中でもかなり上位のレベルに入る面白さだった。

あらすじや予告編を観た印象としては、サ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.3

叙述トリックの映像化という挑戦。

原作小説を全く知らずに鑑賞。
ミステリーものとなると、つい登場人物と一緒になって推理しながら観てしまう。
というか、それがミステリーものの醍醐味だと思う。
そうする
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.9

魔法が解けるとき。

ハリーポッターシリーズ集大成。
集大成にして、映画オリジナル要素が増えていたと思う。
シェーマスの爆発癖設定や、ネビルはルーナが好き、必要の部屋に出てくるピクシー等々。
過去作の
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.6

映像表現の嵐。

ストーリーどうこうよりも映像表現が素晴らしくて、それだけで5,6時間は語れそうな作品だった。
(多分、趣味で映画を観る人の中では、誰よりも細かく表現について書いていると思います。
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.7

前作までとは打って変わって、学園要素は0に。
完全にファンタジー寄りの映画になった訳だけど、そうするとちょっと物足りなさを感じてしまうのが正直なところ。

シリーズの集大成となる作品なので、過去作のキ
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.8

ティーンものとしても、ファンタジーとしても、順当にラストスパート。

前半と後半の温度感の違いがすごい。
前半で恋愛模様とそれに伴うコメディを描く一方で、後半は敵の手強さと最も頼れる味方の死が描かれ、
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.8

ノスタルジーに浸れる作品。
色々な要素が、どれもノスタルジーに着地しているように感じた。

まず、設定。
大学生になって上京した主人公が、高校生時代を思い返す。
青かった日々を思い出すなんて、ノスタル
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.9

原作のエッセンスを最大限に濃縮。

ストーリーはだいぶ削られているはずなのに、大事な要素はしっかり盛り込まれてる。
しかも尺も簡潔。
よくこんな綺麗にまとめたなと思う。
ストーリー上は触れられないにせ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

狂ってる?それ、誉め言葉ね。

ぶっ飛んだことやってるのに、芯が通っている。
噂に違わぬ名作だった。

ここまで性描写を前面に描いた作品を観るのは初めて。
本能のままにヤりまくる序盤と、仕事としてヤる
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劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト(2003年製作の映画)

4.3

疾走する本能。

全ての戦闘シーンが格好良い。
サイガ戦は何百回でも見れる、最高の出来。
特撮でこの映画を超えるものは出てこない気すらする。

主人公2人の描かれ方は、本編以上にこの映画の方が好き。
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.8

思春期の初々しさ。

14歳になった主人公たちの初々しさが良い。
めちゃくちゃギスギスしてるんだけど、なんか微笑ましいというか、可愛らしい。
彼らが少しずつ大人になっていく様子が見れるのが、このシリー
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.6

最高のダークファンタジー。

何度目かわからない観賞。
1,2作目から一転し、ダークな雰囲気に。
昔はこれが好みでは無かったけれど、今観るとめちゃくちゃ良い。
この作品があったからこそ、後続作品のシリ
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.8

どんな選択をするか。

ハリーポッターを一気見したくて観賞。
これまた懐かしい。

かなり上映時間が長くて、ハリーポッターシリーズの中だと一番長いっぽい。
ホグワーツに着くまでに、1時間弱くらい使って
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.5

歴史に名を残す、生き残った男の子。

数年振り、数十回目の観賞。
普通に懐かしいし、当時何も感じていなかったシーンで感動できるという発見もあり、ノスタルジーに浸れた。

チェスのシーンでのロンのセリフ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

脚本、演出の勝利。

なんでこんなに面白いんだろう。
ずっと同じ部屋で、同じ人たちが話しているだけなのに面白い。
脚本が素晴らしいのは勿論のこと、カット割も素晴らしいと感じた。
長回しのシーンが多く、
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

4.0

巻き込まれてしまった系ヒーロー?映画。

設定がめちゃくちゃ好み。
アクションとか戦闘シーンは全然無く、ヒーロー映画かと言われると微妙な気はする。
ただ、それを補って余りあるくらい、個人的な好みに刺さ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

変わる運命。

マイルスがスパイダーマンである意味を感じるような作品。
決まりきった運命を受け入れず、新たな可能性を掴み取る。
ピーターパーカーではないマイルスだからこそ、それがより一層際立つ。
「何
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.8

最もアメコミらしいヒーロー映画。

ピーターパーカー以外のスパイダーマンに抵抗があったけれど、まんまと魅せられた。
様々なマルチバースのスパイダーマンが出てきて、ピーターパーカーではない色物揃いだった
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.9

リメイク版で理解しきれなかった部分があり、オリジナル版のこちらを鑑賞。

親友が残した作品が、リメイク版では絵だったところ、こちらでは小説。
小説に記された文章を通して過去が語られる為、当時の感情がよ
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.9

女性の友情。

素直な感想としては、ストーリーも感情も全然ついていけなかった。
キム・ダミが可愛かったという、この世で最も浅い感想くらいしか出せない。
それなりの本数の映画を観てきたし、各々の作品にも
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.3

もう1人の僕。

凄腕スナイパーを殺しに来たのは、クローンの自分だった。というお話。

もし、クローンの自分が目の前に現れたらと、想像してしまった。
何だかんだで劇中ではクローンの自分と和解して、自分
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コンティニュー(2021年製作の映画)

3.3

強くてコンティニュー。

ゲームのコンティニューになぞらえたループものの作品。
何度も同じ日を繰り返す主人公が、自分を狙う殺し屋相手に無双する。
それまでに何度も殺される描写がコメディチックに描かれて
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.4

色、音、雰囲気。

フィーリングで観る映画。

いきなり音の使い方で引き込まれた。
ドイツに着き、空港の出口へ向かう主人公。
透けて豪雨の見えるガラス戸と、それに向かう主人公が交互に映されるシーン。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

余韻。

あらゆる場面で余白、余韻が感じられた。
このシーンはここまでかなという所から、更に数秒長く撮られているような感じ。

また、登場人物が皆ロボットかと思うほど、表情もなく淡々と喋るのも印象的。
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

心の拠り所。

静かな作品だった。
ちょっと毒舌なおばあちゃんがすごく目立つくらい、アップダウンの少ない作品。
個人的には好きな雰囲気。

夢の農場作りを追い求める父親と、家族の暮らしを大事にする母親
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.2

ムダなことこそが青春。

エリートへの道としんちゃん達との友情、その間で揺れる風間くんが描かれると聞き鑑賞。
思ってたのと違う。と言うのが素直な感想だった。
風間くんはあまり出てこないというか、もはや
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劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE(2004年製作の映画)

3.4

もう一つのエンディング。

TV版と違う道を進んだ未来。
それを描くのが、この劇場版。
そういった背景踏まえて、TV版あってこそ完成される映画だと思う。
一見ハッピーエンドだけど、ある意味バッドエンド
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