平田一さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

ザ・ギフト(2010年製作の映画)

4.8

久しぶりに観たんですが、やっぱり見事な短編でした!

ユニコーンの入った"箱"を奪う者と守る(?)者。寒々しいロケーション(作品舞台は確かロシア)にチェイスシーンが彩る興奮。カッコ良くも可愛くもない(
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.8

恐ろしくて一時停止を何度もしたけど、見入ってしまう。

人の話は全然聞かない、自分の良いとこだけアピール。自分を売り込むことに執心、相手の都合はお構い無し。人のことは言えないけれど社交性の欠如ぶりが、
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アラジン(1992年製作の映画)

3.8

前半はパッとしないけど、中盤から夢中になれた!ジーニーの華麗な登場、王子と偽る悩めるアラジン。そんな彼のホントの姿を気付いていそうなジャスミン姫。主役が魅力爆発だから、ジャファーもお陰でワルいワルいw>>続きを読む

新・三バカ大将 ザ・ムービー(2012年製作の映画)

4.3

小便連射の赤ん坊を銃代わりに、挙げ句投げ捨て。怪我人を無下に扱う…とにかく全編不謹慎w何も残らぬ作品だけど、素敵なスラプスティックコメディ!こういう下品な作品てのも、残しとかなきゃイカンですね✨

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マネーモンスター(2016年製作の映画)

4.9

断トツで面白かったし、金融映画はハズレがない(あくまで個人談)!

世界各国を疾走する『ザ・バンク 堕ちた虚像』は捜査官の視点を通して腐敗を追及していったけど、ここでは限定空間内(TV曲からウォール街
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.3

何度も見たい。晴れた雨天に(勿論普通の雨天でも)!

口数少ない二人の時間と、代弁する映像美。キスより遥かに艶やかだった、足のサイズを測る場面(ある意味セックス場面と思った)。感情が溢れた途端に、勢い
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RIZE ライズ(2005年製作の映画)

3.8

今年初めもニュースになったChildish Gambino(「 This Is America」)に、デトロイトのヒップホップにフォーカスを当てた『8 Mile』と、米産音楽カルチャーってのは、曲の濃>>続きを読む

フッテージ(2012年製作の映画)

4.1

想像以上の怖さだった…

日本の傑作『リング』(1998)やキューブリックの『シャイニング』(1980)が醸してた異様な雰囲気、呪いに自ら足を踏み入れ、連鎖を完成させた末路。どこをとっても並みのホラー
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.8

これメチャクチャ面白かった!

"8分間の過去"を生み出す「ソース・コード」というプログラムで、シカゴ郊外の爆破テロ犯を突き止めろというのがあらすじ。そこに投入された男がギレンホールのスティーブンス。
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.3

アニメ版には及ばないけど、面白いのはまず確実。何といってもあのル・フゥをヒーロー役にしたのが英断。ガストンの良心役も担う大きな役になって、ポット夫人のピンチを助けて、見事なコンビネーションも発揮。正直>>続きを読む

ドクター・エクソシスト(2016年製作の映画)

1.1

もう、オチがマヌケすぎる…。

レム睡眠(てかインセプション?)を駆使した最新悪魔祓い(?)に、憑依された男の子の芝居が中々迫真だったし、BGMも悪くないとか、良いとこあるのに全部台無し!

(悪魔の
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.8

凸凹感を何故か感じた。

カメラワークか編集なのか、それか自分の見方のせいか(仕事前と休み時間と帰りの時間に見ていたので)、見ている間と見終えた直後は、ひたすらそれらがちらついていた。自分でもよく分か
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スターシップ・トゥルーパーズ2(2003年製作の映画)

1.8

『2』を名乗っちゃいかんやろ。

リコがいなけりゃ、バクズも控えめ。挙げ句密室パニックものへ。どうせだったら特典用のショートムービーでやって欲しい。これで劇場封切りって、オレは納得できないなあ。

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ハプニング(2008年製作の映画)

2.3

何も判明しないことを、良しとするかで分かれるかな?ボクはまあ、ギリギリ良し…というか作る時期を間違えてる気がするなあ(携帯、ネットで電波が飛び交うこのご時世ならリアルになりそう)。

一応地球の植物サ
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スターシップ・トゥルーパーズ3(2008年製作の映画)

3.4

可愛らしいショボさだったw

全然スケール大きくないし、バグズはウジャウジャ登場しないし、新種(ベヒモコイタル)もデかくて身動き出来ない、挙げ句宗教・徴兵万歳。まあ予想は出来たことだが、えらくチープな
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NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

3.8

引き込まれる作品でした。

前半は語りのペースがダルく感じてイマイチだったし、恐怖描写も思った以上にあんまり怖いと思わなかった。

中盤からは一気に一変。悪霊が標的を狙う一連のプロセスだったり、悪魔祓
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プロメア(2019年製作の映画)

4.3

一心不乱に燃やし尽くして、呪縛を消火だ!命を救え!『プロメア』を要約するなら、まさにそんな感じだった。

クレイの真実を知ってもなお、"アンタがオレの恩人なのは変わらねえよ!"なガロの気概は、非常に単
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『ゴジラ』で自ら犠牲になった芹沢博士の大きな覚悟は、渡辺謙が異なる形で意志を継承していて感涙。

一度はギトラに破れたゴジラが芹沢博士の決意に答えて、海の底から甦った。人類はそれに対してゴジラの後方支
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤からしてパンチに欠けてた。
直近の『スプリット』を配慮したかは分からないけど、いきなりジェームズ・マカヴォイ演じる"パトリシア"で出だしはイマイチ。オープニングはインパクトと流麗さが大事なはずだし
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ストーン(2010年製作の映画)

3.4

ノートンは悪人なのか、更正は出来たか否か?ジョヴォヴィッチは本当にストーンの奥さんなんだろうか?あれやこれやが消化不良でイマイチ納得できなかった。

ただハッキリしていることは、テーマとデ・ニーロは密
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アイザックがアッサリ死んじゃうパートに入ってようやく傑作。まさに因果応報という言葉が似合ったバートだったし、ジュリアン・ムーアもポックリ事切れ。終いにデイモン、不様にDEAD。共犯二人も一人はグサリと>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

唯一、被写体を捉える際のカメラワークが不満でした。被写体一人に絞った視点が必要不可欠な場面があるのに、別の一人を入れたせいでその焦点がぶれた気がして、何というか素晴らしいのを、そこで台無しにされた気分>>続きを読む

ザ・グレイ 凍える太陽(2012年製作の映画)

4.3

オットウェイ(リーアム・ニーソン)がオオカミたちを殲滅させる。そんな映画を連想するなら、しっぺ返しを食らうと思う。これはそんな映画じゃなくて、生死を常に問われる映画。それがたまたまアクション映画の要素>>続きを読む

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

4.6

やっぱり『1』は最高だった。
今回なんと、未公開場面も加えた特別版(エクステンデッド版)!アルマゲドン特別編のフジがまたまたやってくれた!

特に心に残ったのはケイス親子の追加パート。酒浸りのダメ親父
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

ライリー参加の中盤からが、この映画の本気であって、少なくとも前半パートはぶっちゃけ退屈だったなあ。

コングの初陣(VS米兵)もクローズアップを多用しすぎて、せっかくの大激戦を広範囲で見られなかった。
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アポカリプト(2006年製作の映画)

5.0

"文明が滅ぶ予兆は、外部ではなく内部から来る"

メル・ギブソンが伝えたいのは、そういうことではないかと思った。

とてつもない"追われる者と追う者との攻防戦"は、尋常じゃない恐怖心と原始的な快楽があ
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.9

紛れもない名作であり、今後100年経過しようとも、風化なんかしない映画。

ゴジラの脅威はフィクションだけど、水爆や原発、核の脅威は対岸の火事じゃない。むしろいつかゴジラに近い脅威になうるかもしれない
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

4.8

これメチャクチャ楽しかった!

殻にこもって自分の世界に固執している天才詐欺師を、バディと娘(?)が一杯食わせて、立て直させるストーリーは、結構ビターテイストだけど、爽快感がたっぷりだった!中でもすべ
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