わのさんの映画レビュー・感想・評価

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千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.0

知人が疾走する映画はよくありますが、本作は主人公が若者ではなく60代で、30年前に疾走した旦那を待ち続けるという点で差別化されています

登場人物たちの平均年齢が高いので作中に大きな動きはありませんが
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アジアの天使(2021年製作の映画)

3.0

言葉が通じない中でも芽生える可能性を秘めた愛について

不思議な結びつきのことを天使として抽象化して表現していたように感じます

ただ、天使の全体像が見えたときは呆気に取られました(その点だけ、理解が
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.0

月の物理的な探査はソビエト連邦が宇宙探査機ルナ2号を打ち上げた1959年9月14日に始まったという

本作は1902年の作品のため、完全に未知の世界として描かれたのでしょう
謎のキノコや草木が生い茂り
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

-

思っていたよりも重く暗い気持ちにはならなかった
(予想していたことがえげつなかったからかもしれない)
別の世界のように思えたけどそんなことはなくて、リアリティがあった

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

2.0

1996年4月28日、オーストラリアのタスマニアにあるポート・アーサーで実際に起こった事件を題材とした作品

主人公である二トラムの心には悪という概念が存在せず、彼の中では何事をもごく普通のこととして
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

2.9

ミーガンが本格的に登場するのは後半からで、そこから最後までサクッと話が進んでいきます

個人的にはミーガンの存在というより幼くして両親を失ったジェマの精神面をもう少し取り上げてもらいたかった

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.8

恋と呼んで良いのかも分からないそれが何度も終焉を迎える様は涙なしに観れませんでした

たったの24時間だったかもしれませんが、彼らの人生に深みをもたらしたことは間違いありません

生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

-

冒頭、おそらく、飲んだ後なのでしょうか
おんぶされるくらい打ち解けた男女が名前も聞いてなかったというのはおかしいので観るのをやめました

流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

さらさは、さらさだけのものだ
誰にも好きにさせちゃいけない

1人の男が少女を救うはずが、世間の目にはそう映らなかった

きっとその日、雨が降ってしまったこと、そして近しい名前で呼び合ってしまったこと
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大事なことほど小声でささやく(2022年製作の映画)

3.3

カクテルにはそれぞれカクテル言葉が存在する。メロンボールは変身であったり、ソルティドッグは寡黙であったり

人は「あ」と「ん」の間で1人生きているけど、独りではない

本当に大事なことは、ちゃんと耳を
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

ああ、そうか。どうにも考えが煮詰まってしまった時は、空想のお話を聞きたいんだ。空中を漂う金魚について、とか。

富山の夏を舞台に、お金も身寄りもない人々が助け合い生きていく話

生と死は薄壁を隔てて隣
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ作品をほぼ初めて鑑賞しました
本作については様々な場所で考察されているため、ここでは個人的な感想を書き留めます

主人公である敷島は戦場で最前を張る部隊にいながら逃げの姿勢を取ってしまい、それが
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

4.2

あるドラァグクイーンの最後のショーが開幕するまでのお話

生前、ドラァグクイーンのなっちゃんにお世話になったオネェ仲間(ヴァージンさん、モリリンさん、ずぶこさん)が集まるものの、なっちゃんのことで知っ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

-

久しぶりのホラーでしたが、ありきたりな要素ばかりでした

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

歯を磨き、髭を整えてモミジの挿し木に水をやってから仕事(公衆トイレの清掃)へ行く
昔の楽曲をカセットテープで聴くこととフィルムキャメラで木を撮ること、銭湯の湯に浸ること、そして何店かの飲み屋に行くこと
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コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

2.1

長編の世にも奇妙な物語という感じです
不思議な人しか出てこないです
随所で「ぐぬう〜」という笑みを浮かべてしまいました
平日の夕方に観たのが良かったかも

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

4.3

ラストシーンでネタバレ禁止の理由が分かりました。
東野圭吾節が効いていて面白かったです!

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

スペクタクルな映像のため映画館で試聴したかったです。
西暦10000年代の設定なので、聞き馴染みのない人名とか惑星の名前が多くて曖昧なまま見終わってしまったのが悔やまれる。
パート2は映画館に行こっと
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

1.5

ただただ、少女が可哀想…
そして3もありそうな終わり方

正欲(2023年製作の映画)

3.5

異性不信や不登校児、極度のフェティシズムによって悩める人々が、社会の一員として生活する人々のことを理解しようとする物語

マイノリティの要素を抱える側とそれを理解でできない側のどちらも苦しまない世界が
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市子(2023年製作の映画)

4.0

育った環境によって、大人になってからも掴めそうな幸せを手放さなくてはならないという事は一般的には考えにくいかもしれない。
ところが、本籍や血統、宗教といった“事実上の先天的背景“がそういったことを招き
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パレード(2024年製作の映画)

-

地球が人間の星だと信じている、あるいは魂の行方に希望を抱いてる作品

俳優陣の演技がイマイチに感じられたので50分くらいで断念

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

4.5

「隣人Xは誰だったのか」という疑問を持ったまま鑑賞し終えてしまっては勿体ない

本当に考えるべきことは「隣人Xとして具象化した概念は何だったのか」ということだと感じた
恐怖心や関心が扇動される世の中で
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もうひとつのことば(2021年製作の映画)

2.8

「ワンコイン英会話」というイベントに参加した男女の話
僕自身、色んなイベントに参加するのが好きなのでとても面白く観れました

百花(2022年製作の映画)

2.6

親子で体験した共通の記憶は、数十年経つと片方が覚えていてももう片方は忘れてしまっていたりする。

本作で題材となっている認知症は2004年に厚労省が定義した病気で、現在でもその対症療法は進行度を遅らせ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.0

マリカーとかマリパをたまにやりますが、初めて見る人間味溢れたM&Lに親近感が湧きました。
色んなアイテムを駆使してクッパ軍団と戦う姿がカッコよかったです。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

パッシュ…パシュパシュパシュ
パパパパパシュ
…グローブとミットが弾き出すリズムから本作は始まる

感音性難聴で耳が聞こえない主人公がプロボクサーを目指してチャレンジする話
〝ゴール
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終わらない週末(2023年製作の映画)

2.0

オバマ元大統領夫妻がエグゼクティブプロデュースとして参加した本作はアメリカの〝起こりうる終末〟が描かれている。

各人のバックグラウンドを映像として入れた方が分かりやすかった気がします。
「結局どうな
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雨に叫べば(2021年製作の映画)

3.0

幼少期の記憶を因として、中盤まで思索に暮れる(放心状態の)監督
良い映画にしたいと言うものの多数のリテイクを繰り返す中で撮影隊に対して上手く説明が出来ない様子にこっちまでヤキモキさせられる連続…
だけ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.0

岡田准一と綾野剛のとにかく過激なバイオレンスアクションが続き、見どころが沢山あります。
オチが読める人にこそ観てもらいたいです。きっと読みはいい意味でハズレるので。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

1.5

内容が薄いのが良さだと言われればそうなのかも知れません
ただグロくて面白さは無かったなぁ

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