voyagerさんの映画レビュー・感想・評価

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レナードの朝(1990年製作の映画)

5.0

レナードたちが”眠る”恐怖と向きあわなければならなくなったのは、いちど”目覚めて”しまったせいなのか。セイヤーが自責の念に駆られる情の深さは印象的だが、傲慢のようにも感じる。そもそも医療とは見方によ>>続きを読む

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「未来は自分で決められる」を直叙化した映画。
SFな画はもちろん、主人公のキャラの深堀り、サスペンスあるストーリーなど、無駄がなくておもしろかった。
俺だったらばっちりリオ・クロウ殺しちゃったと思う。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

事前情報まったく入れてなかったから、最初はルッキズムが主題かと思いながら観てた。でも怒涛の展開の中でめっちゃ好きなジャンルだったと気づいた。マトリックスとかインセプション大好きな厨二病なんだからこんな>>続きを読む

アジャストメント(2011年製作の映画)

5.0

メッセージはシンプル。帽子がいいビジュアルしてる。あんま言うことない

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

5.0

複線的な進行・SFな画によってずっとおもしろかった。

今ここにいる自分がしなかった選択、それは反復された別の自分が体験してる。その内容を想像する必要はなくて、幸せか不幸せか想像する必要はなくて、ただ
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ゴジラ(1984年製作の映画)

5.0

反戦反核のテーマが直接言及されるゴジラ作品、いいね!

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

戦後の日本という文脈をうまく物語に組み込みながら、ゴジラに立ち向かう勇気を描いた人間賛歌。CGもかっけぇ。

組み込んだ、とは言いつつ、戦争や核の是非を問うことがゴジラの本質だと思っているので、そうい
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

5.0

丁寧に作られてたなぁ!って感じ。おもしろかった。
実写化とかアニメ化とか、メディアミックス?作品は減点式でみる感覚かもしれない。

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

5.0

守護者として掟に従うジェダイという立場と、1人の人間として感情に従うアナキンの葛藤に引き込まれる。ライトセーバーのかっこよさとか世界観といっしょに、この人間くささがよい

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

偽ってグループセラピーに参加して、幸福感を相対的に上げようとするところがめっちゃ人間っぽくてよかった。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

5.0

鮮やかに周りを騙していく豪胆さがシビれる。一方で、両親に一緒にいて欲しいと願う青年のあどけなさもあってかわいいぞディカプリオ。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人間と同じように思考するAIが産まれる、とんでもねぇことが閉ざされた別荘でひっそりと起こる。究極に人間に近づいたAIを描こうとすると、大戦争とかよりも愛とか嘘とか人間模様になるんだろうか

アイデンティティー(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人格が集合してる世界と現実の世界、重層的でミスリードだらけ。でもスッキリしてて見やすかった。モーテルに集まる前の話以外、時間の進みがシンプルだからだと思う。人格ごとに巻き戻ったりしてない。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

ドラッグをやめられず、金もない、どん底。なのにレントンの語りは他人事のように淡々、みんな飄々としているので爽やかささえ感じた。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

自分とウィルのパーソナリティはかなり異なるけれど、「自己をさらけ出して他人と関わること」の大切さは自分のことのように考えさせられた。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

レッドの語りで話が進むことで、アンディの心情がうまくぼかされ、"希望マン"としてキャラが全うされていた。
刑務所における囚人と看守、それぞれの心の在り方。美しい囚人、汚い看守。社会の法・個人の仁をめぐ
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

DNA至上主義の世界だからこそ、ヴィンセントたちの努力、情の尊さが光る。SFな設定を楽しみながら、心理的な同一視も起こった好きな映画。

舟を編む(2013年製作の映画)

5.0

初めて知った辞書の作られ方、マジメのキャラクター、周りのあたたかさを楽しんだ。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

お話自体はシンプルかもしれないが、子どもたちの友情やわちゃわちゃに心が暖まる。観た人それぞれに、大事な友だちや大事な思い出があったことを思い出させるんだろう。

デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

5.0

ふんべつが有りそうなピーターが不安定さを見せたり、狂人イーサンが道理的になったり。笑えるバカ映画だと思ってたら、2人の人間っぽさに惹き込まれていた。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

映画自体は、スポ根×演奏×演出で最高にアツかった。さらに感動したのはサントラを聴いたとき。演奏者(大たちキャラクター)への理解と共感があるおかげで、音から受け取れる情報量が多くなる。これは現実のアーテ>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

5.0

遊びたい、ハメを外したい、欲望に忠実に大騒ぎする様が観ていて愉快。
記憶が吹き飛んでる状況から事実が明かされていく流れは、観ている方も一緒にハラハラできて楽しい。
(1とやっていることは同じだけど、キ
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「ヘプタポッドの言語には時制がない=ヘプタポッドは時間を超えられる」というアイデアに感動。時間論や言語学をうまくSFに落とし込んだ作品。すこ。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

5.0

「若返っていく」という1点だけを普通からズラした物語。このアイデア1つから出来ていることで、思考実験的にも面白いし、どこかノンフィクションのような共感もできる。『イエスマン』もそうだけど、シンプルで太>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

5.0

苦しかったぁ。
川村元気関連で『億男』もだけど、主人公の情けなさというか人間くささ、周りへの劣等感などが個人的に刺さる。引いては作品自体も、演出が狙いすぎだったりキャラの描き方がステレオタイプすぎて、
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

多言語(手話も)が交錯する様を音声と映像で見ることができたのは、文学とは違う価値を持っていたと思う。
異なる言語によって異なる表現を交わしているのに、内容は共有されているという場。家福が音と、そして自
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