ヌゥ太エガワさんの映画レビュー・感想・評価

ヌゥ太エガワ

ヌゥ太エガワ

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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個人的な経験に即していうと、今の僕の仕事で出くわすあらゆる欺瞞が凝縮されていて、身をつまされた、というのが正直な印象だった。補助金?地方創生?住民の利益?都会で働くものなら多くの人が同じ感情を抱くはず>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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のほほんセカイ系かと思えば、過去回想によって一気にメタ視点に引き摺り込まれる、原作知らないからかもしれないけどこれはSFとしてすごくいい作品なんじゃないか?

甘い生活(1959年製作の映画)

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ただただ絵が綺麗 どこで止めても綺麗。サンピエトロ大聖堂の絶望的に長い階段を、フィルムを替えに降っていくカメラマンの描写に丁寧さを感じた。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

かつて「神隠し」で千が千尋に戻った時、千としてのふるまいを覚えていないように見えた。そのことについて藤本タツキはインタビューで、「忘れてない、思い出せないだけで」と言ってたような気がする。

今作は優
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

一貫した静けさの中で、表情ひとつひとつに優しさを感じた。最近緩急があって鑑賞者の感情がどう動くべきかわかりやすい作品ばかり触れていたから、余計にそう思うのかも。こんな作品に触れるといつもハッとする。肩>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

映画館で見たかったな〜。静謐さと車窓がずっと映るコマ割りが「これでいいんだっけ」っていう葛藤とか小さな心の動きを際立たせてた。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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2度目の鑑賞。他人を信頼して自己を開示するのはまだ怖い、でも少しは真剣に人と向き合えるようになれただろうか、なれたらいいな、と改めて。

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

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「ゆれる」といい不可解な(若干弱々しい)おっさんとしての香川照之の良さを引き出すのが上手い。田舎の閉鎖的な空気感も共感できるし個人的に相性の良い監督かもしれない

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.5

冒頭の砂漠で小汚い主人公が孤独に歩いているシーンが全てを物語っていた。自らの愛と支配欲に翻弄されて失踪した男が、失ったものを少しずつ取り戻していく。結末では自分の浅はかさを痛感させられたけど、愛はどこ>>続きを読む

さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.4

二回目 敗北は辛いです

三回目も見た なんかよりしみじみとしてしまった、やっぱり青春になりたい、モッズの空気感を羨ましく感じる

ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

4.0

スキンシップがテーマだけど、ほぼ病院のシーンしかない。先天性の病を持つと奪われた感覚だけが残って誰を憎むこともできない、そう思っていた記憶が少し蘇った。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.4

上京したイケイケな弟視点で語られる、田舎の兄の惨めさと弱さ、香川照之の表情のうまさを再認識しました、、

劇場(2020年製作の映画)

4.4

原作のテーマの割り振りは才能:恋愛=6:4くらいの印象だったのが半々〜4:6くらいだった、違った痛々しさがあって良い 

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

モノマネと演技の狭間を狙った柳楽優弥の演技。劇団ひとりの美学が台詞回しに明確に表れすぎていて若干興醒めした瞬間もあったけど、題材含め総じて好き