シュンギクさんの映画レビュー・感想・評価

シュンギク

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

前作からその気はあったものの、より怪獣プロレスへと舵を切った快作。
予告で感じたものをきっちり提供してくれるのはありがたい。

前作に比べゴジラの出番というか扱いが下がっている点には口惜しさを覚えたが
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名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.0

近年定番化してきた、劇場最新作に向けた過去シリーズのダイジェスト版。
ライト層にもコア層にも手軽に予習・復習できるのはありがたい。

今作はピックアップされた話が少なかったため、より見やすかった。まじ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

ティーンの日常描写とSFと独特の絵柄のマッチが独特な雰囲気を醸し出している。

純粋に面白い日常パートと、真実や先を期待させるSFパート、読めない展開でめちゃくちゃ面白い。

とはいえ、続きが、後章が
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

3時間の会話劇なのに飽きさせない展開や演出の数々はさすがのクリストファー・ノーラン。

シーンやセリフの見え方・捉え方・感想が、映画の経過時間や編集によって変わっていく様は見事だった。音の圧もすごい。
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仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング(2024年製作の映画)

3.0

ファンサービスに特化しがちなVシネクストの中では
物語を進めようという意識は感じられた佳作。

前半の展開はかなり強引に押し切った感があり辟易としていたが、
それをやや中和してくる後半の展開に
少し
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

3.5

TVシリーズの総決算というよりは、規模の大きくなったTVシリーズの1エピソードという印象。
目を見張る特撮ややや硬派よりの作風が魅力。

軸である親子のドラマ部分がやや弱く牽引力がないのが惜しい。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

淡々としているようで静かに鈍く、重さと生きづらさが描かれていた本作。
大きく物語が動くようなことはないが流れる時間の鈍重さが
見るものに重くのしかかる1作。

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

「マーベル初の本格ミステリー」という触れ込みだったが、
実際は”本格“とはだいぶほど遠い、ミステリーというよりはスリラーな映画だった。

ヒーロー映画が飽和しているなかで
アプローチが従来のものと異
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.0

ミステリーから少し毛色を変えホラー要素が増した本作。

推理部分は少なく、また役者陣の豪華さもパワーダウン。シチュエーションは悪くないものの、役者の顔アップばかりのつまらない映像。正直かなり弱めの作品
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

アーティスティックな画面構成に小気味いいテンポ感、
シニカルなセリフの数々、二転三転するストーリーで非常に楽しめた。
エマ・ストーンのベストアクトと呼ぶにふさわしい1作。

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.0

1作目と彷彿とさせるシチュエーションがやはり楽しいが、
時代設定が異なることによる楽しさはそこまで生まれておらず
1作目にはやはり遠く及ばない。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

ダイナミックなアクションやストーリーが繰り広げられるわけではいが、
おおよそ及第点は超えてくる内容。

衣装の小綺麗さの違和感はあるものの
ロケーションの圧がそれを勝っている。

今後のシリーズ展
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

快作。
ディストピアSFとカルチャーギャップコメディの融合によるドタバタ劇が面白い。

…が、やはりフェミニズムや定型や理想のイメージの押し付けや誤解といった社会派なメッセージを、どの立場からも共感し
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

3.5

昨年放送の前シーズン最終話と、春から放送の新シーズン第1話の編集版。

昨年の映画と似た構成ではあるものの、今作は大胆にアニメオリジナルのアクションシーンを追加。静かな展開の1話を盛り上げている。
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彼方の閃光(2022年製作の映画)

1.5

眞栄田郷敦の画になる顔つき、池内博之の演技は素晴らしい。

しかし、ダラダラと長いカットに中身があるようで中身のない展開、キャラクター造形も単純、説得力にかけるクライマックスの画づりなどなど、いかんと
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.5

『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの良かったところ・ウケたところを再演、ダメだったところ・活かしきれなかったところ・やり残したことは全て昇華した。

TVシリーズではどこかへ追いやられた、とても答え
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.5

業火スター集結さもなくなり、新世代へのバトン渡し的な要素も抜け、元々のB級感が帰ってきたのは良い。雑さの具合も気軽に見れてちょうどいいかも。

ただ、お通夜のような辛気臭いムードが漂っていてお祭り感な
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

BLの雰囲気かと思いきやなんとも不思議な青春映画に。

なんといっても綾野剛の佇まいが素晴らしく画面に釘付けになる。
2人の絡みはそれほど魅力的で面白い…といえるほどではないのだが、クライマックスでそ
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機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 運命の業火 HDリマスター(2006年製作の映画)

2.0

ダイジェスト第3弾。

いよいよ物語が破綻を見せ始めてきた。流されてばかりで現実とは戦わず逃げるだけのアスランの株が下がり続けていく。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション それぞれの剣 HDリマスター(2006年製作の映画)

2.5

ダイジェスト第2弾。無駄が削ぎ落とされすごくシンプルに。
ラストシーンからEDの流れと楽曲の素晴らしさで満足。

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

アニメーションだからこそできた虚構と現実の融合、それを時にコミカルに、大事なところはエモーショナルに魅せきった傑作。

観客が思ったツッコミや感じるであろうダレそうな部分を、良いタイミングでツッコミや
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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

2.0

設定の当時としての目新しさで惹きつけられたTVシリーズや劇場第1作に対して、今作は個人的にノレず。

目新しさのなくなったSF設定、既に何度も見たストーリー展開、言動が支離滅裂なキャラクターたち、シー
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機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界(2006年製作の映画)

3.0

TVシリーズダイジェスト版第1作。

シンプルで見やすく、前作ほど急すぎるまとめ方ではない。新規カットはそのダイジェストを上手く繋げるために使われていたのは良い采配。

アスラン視点でまとめるためのナ
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

3.5

戦後が舞台ということもありやはりモノクロ映像の親和性はさすが。
すでに多くの方のレビューにもある通り、ゴジラの恐怖感も増している。

思わぬ誤算だったのが、役者陣の演技のクサい部分が上手く脱臭されてい
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.5

話がやや辛気臭く重さが増した影響か、前作ほどの楽しさはない。映像の新鮮味も。

それでも1本の映画としてのまとまり具合、観客を楽しませようという意思は感じたし、楽しかった。

このくらいの娯楽大作とし
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

『仮面ライダー555』20周年記念作品。

単なる同窓会的な作品に終わらせず、一歩踏み込んだストーリーを挑んだのは評価できる。放送当時体験した『仮面ライダー555』の“味”も再現している。

ただ…今
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

やはり映像的なアイデア・ギミックでは1作目の衝撃には敵わない。

その分、物語上の展開のツイストには心底驚いたし楽しめた。

また数年後に新作を味わいたい。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.5

ディズニー100周年にドシンプルな物語を持ってくる率直さは嫌いじゃない。
だが、予告以上のドラマもスペクタクルも捻りもなく、かなり退屈。ミュージカルシーンも、歌自体は悪くないもののその場のノリでしかな
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.5

100周年にふさわしい大集合。これをもっと長尺でスペクタクルに魅せてもよかったかもしれない。完全にこちらが本編だった。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

過剰なまでに挿入される細かなギャグシーンにはやや飽きが来るものの、
おおよそファンの求めるものは一通り味わうことができる佳作。

シリーズ化による発展に期待。

宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

2.5

TVシリーズのダイジェスト版ではあるが、内容としては本作を押さえておけば問題なしというくらいにはまとまっている。

展開が駆け足かつナレーションが強引なのはTVシリーズから引き継ぎ。

当時としては設
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仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦(2023年製作の映画)

2.5

マンネリ気味だったライダー映画にこの大胆な構成を持ち込んだのはチャレンジスピリットを感じた。

しかしゲームが部分がかなりおざなりでその後の展開に活きない
ラストバトルも消化試合じみていてイマイチ。
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.0

見た目・設定はアイアンマン+アイアンスパイダー、ストーリーもどこかで見たアメコミヒーローのソレで新鮮味皆無。

不殺を貫く主人公がいる一方でギャグのように人を殺す見方がいたりとその瞬間のノリ重視で作
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(2023年製作の映画)

3.5

シリアスとコメディのアンバランスさが不思議な鑑賞体験だった。

笑ってはいけないのに笑わせてくるシーン・ふんだんに盛り込まれたブラックジョーク・お約束をすっ飛ばしてくる展開や尺配分などすべてがギリギリ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

キャラクターも今となっては少し弱めだし、先の展開も読みやすい。カルト人気を得るような凄まじい展開やアクションも少ない。いわば「王道」。

にも関わらず、ただひたすらに面白い。ベタにベタを重ねているだけ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

今作の最大の魅力は尺。昨今長くなりがちなヒーロー映画に対してテンポ良くコンパクトに納めたのは見事で、ダレる前に劇場を後にできた。

その分ヴィランの印象は薄く、モニカの存在意義もやや薄い。
そもそもカ
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