いぬさんの映画レビュー・感想・評価

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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こうでは?と思っていた通りの結末だったので、最後はそうですか…という気持ちになってしまった
(ただそう推測できたのもミッションインポッシブルを見てパターンに慣れていたからだろう。そう考えるとこれはマッ
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メロスたち(2023年製作の映画)

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何かに打ち込むことのきらめきや若者の脆さとか自分の考えが基準になってそのまま突き進んでしまうところや、それでいて柔軟性があるところが痛いくらい刺さる

演劇はコミュニティとして機能するべきだと思ってい
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奥様は魔女(1942年製作の映画)

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ポップでコミカルなラブコメ
現在パートより過去のやり取りが思ったより長かった
魔女の魂の蘇り方がけっこうエグいというか、乗っ取られた肉体は魔女が出て行った後でも復活するわけじゃなさそうだし本筋と関係な
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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好きな作品の映画化でこんな風に作ってもらえたらめちゃくちゃ嬉しくてたまらないだろうなという映画

映画オリジナルの要素とかだめ押し的な描写も多いんだけどくどくなるちょい手前で引いてみせる潔さもあり全体
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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ヒューグラントが盗人である点も含めてかなりパディントンだった

ポール・キングは故郷から旅立った若者が全く別のルーツの誰かと家族になる労働ムービーが上手い、あと液体系のハプニングも多い

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)

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ラブソングができるまでと同じ味がするな…と思ったら同じ監督だった
ヒューグラント使いが上手い

ロマコメと再起と表現することを選んだ人生を絡めた優しい話で、欠陥がある人物もとにかくいいやつだからあたた
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

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ドラマみたいなテンポと演出だな…と思っていたら急に映画みたいな間合いに移行してたりする不思議なつくりの映画だった。

とっぴな設定や独特の哲学のキャラが出てくるけど、人を知るには地道に会話を重ねて価値
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スワンソング(2021年製作の映画)

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構成とかちょっと劇的すぎるかなと思うところはあるけど、お吸いものみたいなじんわり沁みてくる良さがある

加齢や挫折や喪失で茫漠とした日々を生きていたパットが着飾る喜びを思い出して生き生きと本来の彼らし
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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勝手に親子の話なのかと思っていたけどどちらかと言えば父(と言っても親らしい振る舞いはあまりない)が主軸で、久しぶりに会う純粋な娘との短い交流から今身を置いている場所への息苦しさを感じてもがくラストは好>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

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自閉症ではないが病気の身内がいるので前半がとにかくしんどくて、なんだかなあという気持ちのまま見終わってしまった。
レイモンドは弟に出会えて家族の思いやりを再び手に入れられたかもしれないけど、それまでに
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

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シアーシャとポール・メスカルが素晴らしいのはもちろん、アーロン・ピエールがかなり良かった

SFというフォーマットの中でやりきれなさを表してるのだなとは思ったけど、この役者陣ならもっと!と期待してしま
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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面白かった
じわじわ染み込んでくる映画
劇場で見た時も面白いと思ったけど、場内に照明がついてぞろぞろ退場して駅まで歩きながら、あれこれと思いを馳せるタイプ

映画の中に音楽が満ちていた

低所得者の部
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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開拓時代のアメリカ、オレゴン
男らしさアメリカらしさという枠から外れた2人が富の象徴乳牛を利用してアメリカンドリームに手を伸ばす話

主人公2人が男の料理人と中国人というのがよかった
終わりが最初に提
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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面白かったしアクションもおどろおどろしい雰囲気も良かったけど、子供向けアニメの映画版としてはやや難しすぎるような気がしたし、事件のに引き金や犠牲者の背景がグロテスクだった(主に女性が被害者であることも>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

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当たり前のようにヒーローが、闘う人が、女性で嬉しかった

キャプテンマーベルとヴァルキリーの間にあったあの親しさにどきどきする

さよなら、人類(2014年製作の映画)

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黒人奴隷を拷問しているのを貴族が見せ物のように見ているのは何の比喩だったんだろう

写真展の写真を眺めていたら一枚一枚が動き出した、みたいな映画だった

1時間17分頃の許しを乞うサムのセリフが良かっ
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異人たち(2023年製作の映画)

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小説のちょっとぽかんとしてしまうような終わり方を、今作は独自の質感を保ったままいかしていて物語の再構築が素晴らしかった
惹かれたストーリーと自分が語りたいテーマを組み合わせて両立するのが上手すぎる

ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

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東京国際映画祭にて

西部劇という枠組みでクィアな物語を作るというアプローチが面白かった
見ているだけで2人の関係性がわかるが、直接的な映像はなく視線や触れ方でそこに張られた緊張感がわかる

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

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前作の方が好きだったけれどこちらも見事な緊張感だった
テイラーシェリダンの脚本は複数の道筋が1つの終わりに収束していくところが面白く見応えがある
そしてベニチオデルトロのスター性が冴え渡っていた

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

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80年代大学生のばか騒ぎだったりときめきだったり、大学が休みの期間をめいいっぱい満喫するモラトリアムのきらめきが詰まった映画だった
まばゆいけどウィロビーが象徴するように永遠に続くものではないし、限り
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

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アクション系(ジョン・ウィックのような)かと思っていたけど静謐で暗い空気の中愛するものを求めて突き進む男の気迫や感情の揺らぎ、関係の構築が描かれていて良い映画だった
アミールがめげずについていくことで
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

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ガイリッチーならもっとやれるだろ!!!という不完全燃焼な感じ
ただついにブロマンスじゃなくてロマンスを撮ったか!というのは驚いた
アジア(日本)の描き方の雑さは引っかかった

「映画監督のガイ」が出て
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

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静謐な平穏が訪れたのだ…という終わり方かと思ったら最後のギャグみたいな展開がきたので笑わせにかかってるの?と微妙な気持ちになってしまった
十分ギャグと言えるのかもしれないけど、最後二人の間に絆めいたも
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バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり/悪夢の逃避行(2018年製作の映画)

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序盤は楽しく見ていたんだけど、主人公が自分のしてきた犯罪に罪悪感を感じるような描写がなく、巨悪を目にして怯んで改心したように見えてしまってむしろ徹底して悪質で威圧的な犯人の方に肩入れして見てしまった。>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

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デンゼルの演技が素晴らしいのはもちろんのこと、改めてペドロパスカルの演技のうまさに唸らされる
序盤の気のいい奴感あふれる顔とラストの冷酷で達観した顔の切り替えが良い

デンゼルはもう、そのキャラがそこ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

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その判断どうなの?みたいなのがポコポコあったけど実話じゃなくて実話ベースのサバイバルコメディだもんなと思ってから楽しめた
友情と親子の話だったし出演時間が短いのに爪痕を残す犬よ!

思ってたような危う
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

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かっこいいんだけどもはやギャグみたいなシーンで不思議なバランスだった
老いて痛めつけられながらも退くことを選ばぬブルドーザーみたいなジョンの生き様とアクションスター真田広之、ドニー・イェンの冴え渡る感
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