『望郷』『舞踏会の手帳』など1930年代に多くの名作を生んだ巨匠デュヴィヴィエ監督が原案から制作までを手がけた意欲作。土曜の夜明けから日曜日夜明けまでの24時間、パリを舞台に、南仏から来た娘や労働者、>>続きを読む
イタリアの街にある小さな本屋さん。そこに訪れる人々も、買っていく本もいろいろ。ある日、1人の移民の少年が本屋を覘く。本屋の店主リベロは、その少年に数々の名著を貸しながら、人生の指針を教えるのだ。最後に>>続きを読む
フィンランドの静かな村で繰り広げらる癒しのストーリー。中国薬膳料理が、異文化を越えて受け入れられる。映画を観て、料理は人を幸せにし、健康にさせることを実感。中国料理が食べたくなった。
久しぶりのインド映画。冒頭に、キューブリックやデビッド・リーン等の監督に捧げるとある。どことなく、サウンドがキューブリックの『2001年宇宙の旅』を思わせる。最後にも、世界的な監督の名前が語られる。日>>続きを読む
デヴィッド・リーン監督最後の作品『インドへの道』を観た。原作は、映画『眺めのいい部屋』の原作者でもあったE.M.フォスター(1879-1970)。”East is East, West is West>>続きを読む
うーん。やっと観ました。臨場感あふれる映画。映画を通して、主人公アンヌの視点で12週間を体験できる。1960年代、中絶が違法だったフランス。学位と未来のために、「産まない」選択をするアンヌ。原作はノー>>続きを読む
ポルトガルが生誕した地ギマランイスを舞台に、4名の監督が作品を創るといったオムニバス映画。アキ・カウリスマキ監督とエリセ監督の作品がやはり印象に残った。特にエリセ監督は元紡績工場の労働者に、カメラテス>>続きを読む
『瞳を閉じて』を観て、エリセ監督の映画を探して、観ました。この映画もスペイン内戦が物語の背景にあるのか。少女の父親が南から北へ住まいを変えたのも、投獄経験があったというのも、フランコ政権が内戦で勝利を>>続きを読む
クロード・ルルーシュ監督の『愛と哀しみのボレロ(原題はLes Uns et les Autres)を観た。原題の意味は「お互いに」という意味か?1930年代から1980年代のロシア・ドイツ・フランス・>>続きを読む
フレンチアルプスの山荘に住む三人家族。そこで夫が山荘から落下する。タイトルは『落下の解剖学』[原題:Anatomie d' une chute(Anatomy of a Fall)]。タイトルにひかれ>>続きを読む
ハリウッドの大物プロデューサーのワインスタインの性的暴行事件から始まった#Me too運動。この事件を執拗に追い続けた二人の記者たち、重く口を開いていく被害者たち。「問題はワインスタイン以上に性加害者>>続きを読む
エリセ監督の映画は初めて。人生の晩年をどう迎えるのか、自分の居場所はどこにあるのか、など考えさせられた。『ニューシネマパラダイス』へのリスペクトも感じた。記憶をなくしたフリオは主演した映画を観て、過去>>続きを読む
2度目の視聴。相当前に観ていたのだが細部は忘れていた。今聴いても、グレン・ミラーの曲は馴染みのある曲ばかり。飛行機で行方不明になって亡くなっていたのか!ジェームズ・スチュアート主演の『翼よ!あれが巴里>>続きを読む
小津映画いいなぁ。昭和24年の作品。1949年といえば、日本は米国の占領下にある。町の中に英語の表示がある。おそらく、米国主導の民主化が推し進められていた時期の映画。米国の検閲もあったことであろう。そ>>続きを読む
2度目の鑑賞。紀子役の原節子さんのお茶漬けを食べるシーンが印象的だったことを覚えている。改めて見直すと、紀子が戦争で亡くなったことになっている兄の俤を慕って、結婚を決意したのかなと。「好き」というもの>>続きを読む
この『若草物語』の映画は、初めて視聴。1933年の作品。キャサリン・ヘップバーンのジョー役はイメージにぴったり。こんなにお転婆だったのだろう。「良き女の子、良き女性、良き妻とは何なのか」を考えさせられ>>続きを読む
それにしても、モスクワから列車での世界最北端の駅の移動で、一晩停車があったりと長時間の乗車にびっくり。結局は、目的の壁画は見られなかったのか?そして極寒の撮影は大変だったろうな、とか思ってみてしまった>>続きを読む
カウリスマキ監督作品3作品目。彼のまなざしは優しい。難民や貧しい人たちに対して。劇中に登場する、寿司レストランに笑えた。日本の音楽も使われていた。
宮沢賢治の父を中心とした家族の物語。後半は涙、涙。「雨にも負けず」の詩については、共感もするが、あのような生き方はできるかな、と思うと自信はない。『銀河鉄道の夜』を改めて読みたいと思う。
テレビのシリーズの映画化。ネットフリックスでシーズン1をみたので、映画作品もみました。テレビのストーリーの続きのような話だが、相変わらずの美味しそうな夕食に魅了される。男性同士のカップルも、見ていて違>>続きを読む
ただただダイアン・キートンのオシャレなセンスに脱帽。70歳ぐらいか?体型も変わらず。ストーリー的には、男性の役者に共感できず、イマイチ入り込めなかった。
不思議な映画。8歳のネリーが、8歳の母マリオンと森で遭遇。ネリーの祖母でありマリオンの母である家で、3人はある時間を共有する。癒しの映画!
去年観たかった映画でした。ツタヤレンタルで借りてみました。主人公目線でみました。シングルマザーのサンドラは通訳者。哲学者だった父の頭がこわれていく。父の介護をしながら、自分のこともいろいろある。フラン>>続きを読む
年始めに小津映画に影響を受けた海外作品2つをみたので、改めてみ直した。1953年に、これからの家族像を予見した作品を作ったことに驚き。おそらくハリウッドなどでは大作が主流の中で、一普通の家族の姿を通し>>続きを読む
カトリックの神父たちによる性的児童虐待。教会組織での隠蔽。それを明らかにしようとする新聞社の奮闘。1000名の被害者。日本の事件を想起させる映画だった。
ケネス・ブラナーがポワロを演じる2作目か。どうしても、テレビのデビット・スーシェのイメージが強く、違和感を感じる。とはいえ、CGを使った映画も迫力がある。
スイスの映画は初めてかな?マルタを始め、シニアの女性たちや男性たちの方が頭が柔らかい。「人生の喜びを追求するのに年齢は関係ない」というのが映画のメッセージの一つか。映画に登場するスウィーツもとても美味>>続きを読む
BSで放映されていたのを観た。以前観たような記憶もあるのだが改めて観なおした。西部劇をみているような印象を抱いたのは、ジョン・フォード監督を敬愛するという黒澤明監督だからか。上映時間3時間27分。終盤>>続きを読む
『今朝の秋』をようやく観られました。キャスティングが凄い!存在感のある俳優さんばかり。家族のあり様もいろいろあっていいんだな、と思いました。最後に、ピンキーとキラーズの「忘れられないの~」とみんなで歌>>続きを読む
相当前に観た映画を記録としてメモ。記憶が曖昧。美味しいアン作りを手伝う役を樹木希林さんが演じる。そのアンのどら焼き屋に人が集まるようになる。しかし、彼女がハンセン病の施設の住人であることがわかると、人>>続きを読む
是枝監督と樹木希林さんとのタックル作品の一つ。監督は脚本も書く。家族の2日間を描いているのだけど、とてもリアル!たとえば、夫の実家に行って、夫の家族たちと、一見楽しそうに過ごす。しかし、本当のところは>>続きを読む
年始めに、フィンランド出身のアキ・カウリスマキ監督の『枯れ葉』を観た。彼の作品をもっと観たいと思い、ツタヤでレンタルした。舞台はフランスのル・アーヴルなので会話はフランス語。心優しいル・アーヴルの街の>>続きを読む
かなり前に観た映画の感想。知人が「午前10時の映画祭」で観てきたというのでメモに残すことにした。どういういきさつで、この村へ来たのか?一人の女性のシェフが、最高級の食材と料理、ワイン等で、つつましく暮>>続きを読む
二度目の鑑賞。以前観た時とは違うことに気づいた。フィンランドで出会う3人の日本人女性の詳細は分からないが、それぞれに悲しみを抱えて生きていたことは想像される。小林聡美さんのセリフに、「わたしは嫌なこと>>続きを読む
アメリカ合衆国は、The United States of Americaというだけあって、50州の合体。統一するのはそもそも厳しいのだろう。昨今の米国の状況は完全に2極に分離しているようにもみえる。>>続きを読む
こういうアクション系は正直苦手。日本や真田広之さんが登場ということで観た。相変わらず、海外から見た日本はこんなステレオタイプの文化がインパクトあるのか?もうすぐ還暦のキアヌ-リーブスの体当たりの演技に>>続きを読む