歴史の解釈に関しては評価が分かれますが、美術や空間的な間とそこで行われてる諸行為のコミカルさのギャップに最初は戸惑いました。
個人的に持っている、東京の中心地の表象、埃っぽくて荒っぽくてアングラが活発な場所という表象はこの映画によって決定づけられました。
軍隊内対立。どちらを先に決めたかわからないですが、人間と人間の緊張関係と潜水艦の環境条件はよくマッチすると思います。
私的には、これぞイタリア映画という感じです。群像劇であり、どこか耽美的。
暴力的で残虐的とは言っても、そういった行為をしているのは人間、受けているのも人間、仕向けてるのも人間。作中に登場する作家の家は後のアイズワイドジャケットの仮面舞踏会に通じるようなところを感じます。
戦争と娯楽(ユーモア)。二つの相反するものが相互に内在化している。