ライスフィールドさんの映画レビュー・感想・評価

ライスフィールド

ライスフィールド

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.2

クライマックスにようやく“これだよ”感が出てくる
川に埋まる不発弾も相まって大パニックで面白いし、何より後味悪すぎ

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

5.0

テニスのためにか、愛のためにか、人生を投げ出す。情熱的で愛憎たっぷりの刺激的すぎな三角関係。

親友2人の決勝戦を軸としつつ、3人の感情や背景を小見出しにかつ時代ごとにシームレスに描く。エモーショナル
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.6

やけに込み入った内容。

美しくもグロい奇想天外な特殊効果が見ていて楽しい。

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.6

下品だけども、2人の友情が詰まったガールズムービー。  

家賃やり繰りするために奔走します。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.1

約束と復讐を胸に生きるフュリオサの英雄譚(神話や黙示録がモチーフであろう)
『アラビアンナイト』といい、J・ミラーが本来描きたいのはこういった壮大な寓話だとよくわかった。

『FR』の生々しい熱量とエ
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.5

愛と葛藤する孤独な女暗殺者。

健気な包容力があるフィアンセが良いですね。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

瑞々しくも危なっかしい子供たちのやり取りと毒親の母。
忙しくも流れゆく日常と、その背景にある貧困の実情がなんとも言えない。

近くても遠かった場所へ現実逃避していくラストが良い。

アトラス(2024年製作の映画)

3.3

「今1番アンドロイド役を演じてほしい俳優ランキング」でNo. 1に輝くシム・リウ

クソみたいな展開だけど、どこか憎めない温度感の物語。

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

冒頭からずっと漂う底無しなハッピー感が終盤に意味を成す。

語り継がれる奇跡をまさに体現していて良い。

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.5

ベッソンがやりたいジャンルを詰めまくった闇鍋みたいな映画。

無駄に長い冒頭のエジプトシーンや、中盤の脱線気味な惑星でのやり取りとか、良い意味で知性のかけらがない。

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.7

中盤までの2人が完全に追い込まれていく絶望的な展開から、急に雑くなる。
まぁ面白いけど。

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

3.9

最初は些細なポルターガイスト現象だったが、段階をしっかり踏んで、禍々しいほどの事態になっていくのが面白い。

家族の物語・親父の不動産職の話も後々効いてくる。

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.3

騒動、疑念、保身、扇動。生徒・教師・親が作る荒波。
学校がまさに社会の縮図。

主人公が切り抜けられる場面がいくつもあったが、良かれの正しい倫理観が必ずしも正解じゃないのがなんとも残酷。現実と一緒。

リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.6

巨悪に挑むバディもの。

なかなかツッコミどころ多いが、銃撃、爆破、拷問と見たいものが詰まっている。
既に警察に包囲されているのに最後タイマンし続けるの意味不明すぎて面白い。

バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.4

長くてボリューミー。途中何やっているかわからない。

30分にいっぺん火薬量多くなるの流石。

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.2

主人公2人がちょっとした傷や周りの影響で恋愛へ奥手な中、恋人のフリから接近していく様子が丁寧でロマンティック。

こういう泣いて笑える良作ラブコメはいつ見ても最高だ😚

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

2.9

ジャックマンが19世紀から来た設定にあまり意味がなく、とんとん拍子に現代女と恋に落ちます。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.8

ボタンのかけ違いというか、人への気にしいさのもどかしさというか…

終始神妙な面持ちで見ざるを得ない居た堪れない雰囲気から一転、ドッとエンジンを踏み込む終盤が良くも悪くも特徴的。
結局最初から最後まで
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.8

元軍人設定ってやはり便利だよな。

サクサクと展開し、期待したものを期待通りに見せてくれる。
意外とドバドバ血が出る。

処刑人(1999年製作の映画)

3.7

兄弟で私刑を行うダークヒーロー
デフォー演じる刑事が少しずつ共感を覚えていく、と。

終始スタイリッシュで良い。

28週後...(2007年製作の映画)

3.4

お騒がせ家族(特にクソ姉弟)のせいで、封じ込めたウイルスが再燃するお話。
イギリスはおろか、世界を混乱に陥れる最悪野郎。

容赦なく登場人物が退場していくの良い。
ジェレミーとバーンが可哀想。

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

出番が多くないくせに謎のピンクエネルギー貯めに専念するゴジラ、人間に改造されまくるコング。

今回も今回とて長い地底界探索。
怪獣の戦闘をもっと見せてくれ…

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.7

虚栄心のボクサー。
少しずつ妻や弟が離れていくのがなんとも切ない。

デ・ニーロの体重増減エゲツないな

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.3

女領主に利用されて、決闘して、追放されて、部族に救われ救世主扱いされる話

崩壊した文明への憧れと期待という叙情詩的な側面もあって良い。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

ディズニー創立100周年記念ということで
『星に願いを』のセルフオマージュ的物語ってことですね 

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.2

戦争の不条理、激怒、悲哀、混乱。国際秩序が罷り通る今、マリウポリの人々の人生をいとも簡単に踏み躙る惨劇。
戦場をくぐり抜けた映像が見れることの価値。

それでも現地に残る兵士や医療従事者にもう尊敬とい
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.4

“上にいる者の振る舞いが全て下の者に影響する”という山の水の例えが、まさに人間社会の縮図。個々人が抱える人生を源流とし、流れ着く先の物語。リアルっぽさと劇画みの描き分けが絶妙。

それでいて最後は、何
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

自分たちにとっては大きい人生でも、壮大に移り変わる時代と歴史ではちっぽけなもの。
取り残されるようにしか生きられないけど、そこには確かな価値があるんですね。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

余命宣告を受け、人付き合いや仕事と改めて向き合う話。
若手女性同僚との和やかな絡みがたまらない。

自らが作った公園と最期のウィリアムさんが重なるのが良い。

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.7

島独自の観光客への恩赦ルールにより倫理観が破綻したヤバい奴らに囲まれちゃう話。

主人公が可哀想ではあるが、良い意味で同情ができない。毒々しい自己との向き合い。
テーマが意味不明でちょこちょこシュール
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