つやぴーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

2.2

そもそもハロウィンってこんな気難しい話だったっけ?と困惑。悪意が伝染していく恐怖よりも、封印したい過去を抱えながら誰ひとりとして町から出て行こうとせず住民皆が知り合いという関係性が怖すぎた。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.3

1作目とは打って変わって「大人の」駆け引き。こちらの方が共感できる。ただ、芸術を共通言語とした繋がりが良かっただけに、受け入れて貰えなかった哀しみをもう少し丁寧に描いてほしかった気もする。

エスター(2009年製作の映画)

3.0

意外なオチが待っている真相…よりも、そもそも養子をとろうとした理由、家族に起きた過去の話、自分の子どもたちのことをちゃんと見てない大切にしてない感じがする両親等に、見ててすごく悲しい気持ちになってしま>>続きを読む

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章(2023年製作の映画)

4.9

理想と現実の狭間で揺れ動く心。現状維持を選択、決断を先送りした事によって引き起こされる惨事。プリンセスの語る想いに胸を鷲掴みされる。

ダークグラス(2021年製作の映画)

4.1

意味不明な犯人像と動物への偏愛。これぞまさしくアルジェント。音楽もめちゃくちゃカッコいい!「これは悪夢。いつかは覚める」と少年に言い聞かせる言葉がそのままこの混沌とした時代に向けられている、ような…。

なのに、千輝くんが甘すぎる。(2023年製作の映画)

3.5

自分の気持ちを隠しすぎてるとストーカーよりも危ない人になる気がする。お顔が良いとか愛嬌がやっぱり最強とか、他にもSNSに振り回される事への批判もやんわり入っていたりして普通に面白かった。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

普通に面白いけど親を知らずに育ったならともかく娘の心変わりが早すぎる気がするし悪役も何故そこまで他人の子どもを連れて行きたがるのか疑問に思った。太ったドラゴンは可愛い。

ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

3.5

タイムトラベルものとしての設定よりも気になったのが怪獣の破壊力に、あるいは未来人の技術力に事態をなんとかしてもらおうとすがっているところ。なんと言うか皆が「傍観」してる場面が多いように感じた。

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

5.0

あまりの面白さに涙が出てくる。音楽もばっちりキマりすぎてて気分高揚。名セリフが多く「このままじゃこっちが税金を喰う怪獣になっちまう」はいろんな人に聞いて貰いたい。フォルムも歴代1のカッコ良さ。

死体の人(2022年製作の映画)

3.2

立ち入ったことのない生活圏が見れて興味深く面白かった。ただ「自分には何もない」と言うわりには主人公結構周りから理解を得られ助けてもらっているし、演技の質が向上した(拘りを捨てた?)理由もよく分からなか>>続きを読む

デス NS/インフルエンサー監禁事件(2020年製作の映画)

2.4

最初は助かってほしいと思える主人公じゃない事も作品のテーマとして合ってるけど。世界進出を視野に入れた地味すぎる(地道な?)犯行。SNSの良い面も描いていればもう少し意義があったかも。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.5

良作。ただ群像劇って「これだけ人数出しておけばどこかには刺さるだろう」という作為がどうしても見えてきて丁寧な作りであればあるほど距離を感じてしまう。軽音部の部長の二面性な?気持ちわかる気はするけど。

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

5.0

それぞれの個性を自ら一言で表してるところが少し気になったしユートピアの生活にあまりワクワクを感じなかったけど心に直接語りかけてくる終盤の展開と、NiziUの主題歌が良すぎて号泣。

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.3

人生は美しいのか残酷なのか、おそらくその両方。要所要所に赤を取り入れた色彩設定と大げさな感傷に浸らない演出は見やすいけど冷静に考えるとこれは裕福な家庭だからこそ選べた選択肢なんだなと思う。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.6

いつの時代もみんなバカばかりと軽蔑しながら権力横行の世の中で巧くしたたかに生き抜く術と、小さじ1杯程度の愛の解釈。互いの腹の探り合いと隙あらば下衆な本性を剥き出しにする男性性。紛れもなくヴァーホーベン>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

神がかった演出の大傑作。ローズが飛び降りようとした時、ジャックが彼女の意思を尊重した救い方してるのが良すぎる。自分にどんなカードが配られてもいまを大切に。

ハングリー・ラビット(2011年製作の映画)

3.0

これってつまり手続きが面倒くさいとか悪に対して法的措置がうまく機能してない事に対する苛立ちや反抗心であって正義ではない気がするけれど、「辛い過去を思い出させたくない」という心情は痛いほど分かる。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

5.0

ハラハラし過ぎて手汗が止まらない。もしも愛する人と逆の立場だったら…と言う父親の台詞が響く。それにしても「いい友だち」なのか何なのか…?2人の気持ちと結末を知った上でもう一度最初から観てみたい。

シャナン・ドハーティー・イン・ボンデージ 殺人療法(1994年製作の映画)

2.4

メイクなのかボディダブルなのかよく分からないけど主人公の顔が場面によってちょくちょく変わって見えるのと、行動の一貫性の無さが悪くかけ合わさって、本筋ミステリーへの興味が途中で削がれてしまう。

さあやとこはる(2022年製作の映画)

3.7

例え偽物だと言われたとしてもニセモノかホンモノかなんてそんなの誰にも分からないし自分が「いい」と思う方向へ、ただ真っ直ぐ進もう!ひとつの季節が終わる切ない感じなのに、カラッと晴れやかな気持ちになるハッ>>続きを読む

たすけびと(2022年製作の映画)

3.0

ワケありの人たちの過去の描写(なぜそうなったか)が多くて、それこそ「いま」をあんまり大切に描けてないように感じた。困ってる人を放っておけない。人助けに奔走する。そしてそれ故の悩み、…をもう少し現在進行>>続きを読む

ものの怪病院(2022年製作の映画)

2.4

話が入り組み過ぎてて情報処理が追い付かず脳が飽和状態。せめて語り手、聞き手の関係性だけでも冒頭でしっかり説明しておいてほしかった。その方が後で「実は自分は…」と明かした時の意外性があった気する。タイト>>続きを読む

ウォーターワールド(1995年製作の映画)

4.1

三つの胴体がある船に昔めっちゃ憧れてた。お酒とか煙草とかすぐ在庫が底つきそうな物を全部所有してるディーコン側についた方が良さそうな気も。下衆な連中と1ヶ月オイルタンカー手漕ぎするの絶対嫌だけど。

硝子の塔(1993年製作の映画)

2.4

氷の微笑の大ヒットよもう一度という製作意図が覗かなくても見えてきそうな…。場面がもたなくなると決まって「お腹空いた」と言ってた気する。知性派シャロン・ストーンは翻弄される側より翻弄させる方が絶対似合う>>続きを読む

らんま1/2 中国寝崑崙大決戦!掟やぶりの激闘篇!!(1991年製作の映画)

3.5

いかなる時もお箸とお茶碗を手離さないところに食に対する真摯な思いが…。ここぞという時の乱馬の「お前たちみんなあかねの飯で全滅するぞ!」という脅しがサイテーで最高。

ゲッタウェイ(1994年製作の映画)

4.1

銃を選んで店主に「お目が高い」と褒められるとこ好きなんだよね。キャラクター描写が深いわけでもなく…と言うか単純分かり易すぎる展開なのにラストの「夫婦は互いに与え合うもの」の一言で人生そのものを感じた。

カラダ探し(2022年製作の映画)

3.3

怖くもないありがちなスプラッタに早々と見切りをつけジャンルを一気にシフトチェンジする手法は新鮮。だけど彼らが青春を謳歌するきっかけとなる出来事に女の子の死をゲーム感覚で設定しているのにやはり違和感が残>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.6

魂の成熟度とそれを入れる身体の年齢を考えると運命的というよりどうしてもタブーな物語に思えてしまう。次にどこかで会えるという希望はひとまず置いといて「いま」一緒に居てくれる人と、その生きてる時間を大切に>>続きを読む

ウォレスとグルミット、危機一髪!(1995年製作の映画)

5.0

何度見ても出撃シーン笑っちゃう。ウォレスが自分のことを「発明家のはしくれ」と紹介するとこと、プレストンが機械に飲み込まれた時に深刈りにダイヤル回すグルミットのウィンクが可愛すぎる。

ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!(1993年製作の映画)

5.0

不穏な幕開けからサスペンスフルな超展開に目が釘付け。華麗なる伏線回収。スピード感溢れる列車アクション。「ありがとう古き友よ」で締めくくる2人?の関係性がもう最高すぎる。

ウォレスとグルミット/チーズ・ホリデー(1989年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃメカニカルな話なのにマッチで火をつけたり、宇宙船の内部はフルーツも飾ってあるアットホームな感じが大好き。月の管理人の夢が思わず叶うラストもあったかい気持ちになる。

散歩時間~その日を待ちながら~(2022年製作の映画)

4.7

流星以外は特に何でもない一日をこんなに素敵に演出できる人柄と優しさ。我慢できない事もある中で、あぁ…やっぱり好きだなあと思う瞬間を何度も繰り返す事が人生を「辞めない」秘訣なのかも。

ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!(2021年製作の映画)

3.8

雪だるまと一緒に空を飛ぶところ、可愛すぎませんか??氷漬けされた後に熱で解けて助かるかと思いきや…笑。最後はみんなハッピーになって楽しい気分。これぞクリスマス。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.6

この内容でこの尺は短い。魅力的な子どもたちが成長していく姿をもっと時間をかけてゆっくり見ていたかった。複雑な親の心も。長い目で見て家族を守るとはどういう事なんだろう…って考える。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

2.4

なんかDCの映画どれも画面が似たり寄ったり。背景とキャラにエフェクトかけ過ぎてぼやけて埃ぽくて見にくい。ストーリー設定も詰め込みすぎで復讐劇にも救出劇にも奴隷解放劇にもなれなかった感。ブロスナンは好き>>続きを読む

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.3

猫がペットとして飼われていなかった…。その事にまず驚き。愛する人を失ってからの妄想、現実の厳しさを描くシーンが長くて観てて辛くなるけれど最後はちゃんと「愛」に帰結してて良かった。