265さんの映画レビュー・感想・評価

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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.0

ヴィヴァルディ「四季」より「夏」第三楽章。
冒頭からこの音楽が流れるたびに小爆発が起こってるようだ。

反吐が出るほどの蛙化!

絶っっっっ対に謝れない夫と、人前でその場の空気を悪くしてでも夫を責めた
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.0

アン・ハサウェイの、年齢を重ねたからこその魅力があふれてる。
彼女ががっつりラブシーンしてるの観たの初めてかも?ホテルのベッドでリラックスしてるのかわいい。

オーガスト・ムーンって名前からして中二病
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

致死量のピンク!!!

グロリア(サーシャのママ)が言う、"女とは"の話がすごい説得力。こんなにはっきり言ってくれると一周回っておもしろい。

完全にコメディだと思って観るとメッセージ性強すぎて疲れそ
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花腐し(2023年製作の映画)

3.0

2人の男が語る、かつて愛した女について。

思い出はいつだって色づいてる。
さよならも言ってやれずに去った彼女に自分は何ができただろう、と。
しかし6年?同棲してて家族にはなれない宣言は女として正直辛
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

戦後、ようやく復興してきた東京、そこに住む人々を容赦なく蹂躙するゴジラ。まさに絶望だ。
戦争から帰ってこれない男たちが、もう一度国を守るために、そして生きるために決死の戦いに挑む。これは「未来を生きる
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

ジャンルとして、「人里離れた閉鎖的な村で起こる禍々しい何か」についての話が好きです。

しかし悲しい、悲しいなぁ。
子どもの頃に観たアニメの鬼太郎とは程遠い、人の怨念や罪深さや愚かさなどなど…どろどろ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

もっこり!

シルエットもアクションも冴羽獠だ〜〜〜。鈴木亮平、役作りめちゃくちゃこだわったらしいですね。なんなら声も神谷明に聞こえてくる。
トレンチコートの中の薄いインナーで筋肉丸わかりなのすごー。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

冒険し砂糖と暴力を知った。

正しく、ベラの成長の物語。

好奇心のままに、快楽や世界の美しさ、残酷さを知り、世の中の仕組みを知る。人間ってこうやって成長していくんだと思った(極端だけど)

ラストは
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

原作大好き!素晴らしい実写映画化だな〜〜。
脚本が安心の野木亜紀子さんで感謝。

原作にはないオリジナルのシーンが思ったより多かったけど、それがノイズでなく、より登場人物の心理描写を深くさせてる。
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

吹替で観ました💫

いくちゃん歌上手いねえ〜。リズム取りにくいメロディだけどさすがです。
福山雅治はヴィラン声がよく合う。

願いは自分の力で叶えてこそ!
確かに!って感じ。手放して忘れちゃうなんて悲
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

題材のひとつが3.11であることは知ってて観たけど…

そりゃあ昔の人は地震を神の仕業とか、超常現象だとか思ってたかもしれないけど、令和の時代に災害をファンタジーとして扱うのはどうなのかなってもやもや
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.5

人生強制リセットみたいな目にあった七海の、再生の物語。
空っぽだった七海の心の水槽が、真白に出会ったときから少しずつ満たされてくよう。
いい意味で現実味がなくて白昼夢のような物語だった。

Cocco
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.5

いま自分のアイデンティティに悩んでいる若者にとって、一条の光のようなものであってほしいと思う、そんな映画でした。

純が病室で母親に告白するシーンは胸が締めつけられる。十数年の人生で、自分は何者なのか
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.5

キッチンが戦場みたいになってる映画が好きです。

ずっと観たかったやつ。いつのまにアマプラで見放題配信になってたんだい?

みな今宵こそは何かが変わると思い、料理をし、食事をする。
「復讐と美味い料理
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

⚠️犬が無事ではない!ガチで無事ではない!⚠️


ローテンポな前半から、ミンが正気を失っていくにつれてヒートアップ。クライマックスのテンションについていくのが大変なのはこの手の映画あるあるかも?と思
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.5

Vパワー!

人狩り行こうぜ!っていいコピーをつけたなぁ笑

フランス映画らしく皮肉もたっぷり。
マジでビーガンの人ってなに食べてるんだろう。

倫理観が終わっちゃってるので人にはオススメできない。
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処刑人(1999年製作の映画)

3.0

勝手にめちゃくちゃハードボイルドな作品だと思い込んでたんだけど、見事に期待を裏切られた。

マクマナス兄弟、キャラクターとしてあまりに魅力的すぎる。若き日のノーマン・リーダスかわいいな。

でもやっぱ
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.5

久しぶりに心が洗われるようなラブストーリーを観た。

意志が強く物事をはっきり言うエリザベスと、身分の高さゆえ高慢で不器用なダーシー。第一印象が最悪な者同士が徐々に惹かれ合う王道ストーリーで派手なシー
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黒い家(1999年製作の映画)

3.0

「あれは人間じゃないよ」

角川シネマのYouTubeチャンネルで期間限定全編公開してるので観ました。

だいぶ前に原作を読んだけどだいぶ印象が違うなぁ笑
世にも奇妙な物語・特濃版って感じでした。
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パレード(2024年製作の映画)

3.5

静かな夜に観たくなるやさしい映画。
ずっと夢を見ているようなストーリーだった。もし会いたい人にいつまでも会えなかったらどうなってしまうんだろうと考えて少しさびしくなった。


野田洋次郎の歌詞がすごい
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市子(2023年製作の映画)

4.0

社会構造の欠陥で取りこぼされた市子。
"市子"は日本に幾人もいるんだろうな。

真実が明らかになるにつれ、彼女が冒頭で流した涙の重みがずしりと出てくる。
見方によってはファム・ファタールな市子。でもそ
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

「地球に留学してる感じ」って表現すごいな。

原作未読であらすじもなんだかぼんやりしてて、果たしてどんなストーリーなのかと観てみれば、、、なるほどねって感じ。(どんな感じ)
ガッキーは別に推しじゃない
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

初見です、、、。


青春映画の金字塔、ひと夏の冒険、であることは間違い無いけど、後味はそこはかとなく仄暗い。

彼らと同じ年頃にこれを観ていたらなにかしら影響を受けていたろうなと思う。死体探ししちゃ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

ヴァチクソ〜〜。

観終わってから知ったけど、実在のエクソシストの回顧録に基づいた話なんだね。実話…ってコト⁉︎知らない世界があるもんだなぁ…。

敵がけっこう手強くて、とにかくアモルト神父がんばえ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

YouTubeカルチャーの中の地獄を描いた一本。こんなんバッドエンドしかないわ。
出てくる人もれなくみんなキモくて嫌なやつ。ゆりちゃんと田母神みたいな関係性の方々、めちゃくちゃいそうですね。
岸井ゆき
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.5

正義や正しいことってほんっっっと人によって違うよなぁ。
由宇子は最終的に自分の天秤にはかって決めた。私だったら全て投げ出したくなるし、もう人を信じられなくなりそう。

萌の父親がまともでよかった(8割
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ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

3.5

亡くなった両親の作ったミックステープに録音された曲を探す話。

舞台が1999年ってのがいいね。いまじゃYouTubeやサブスクで簡単に探せるけど、当時はそうもいかないよね。
まさかのブルーハーツ!リ
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望み(2020年製作の映画)

3.0

息子が加害者でいてほしいか、被害者であってほしいか……究極の問いを突きつけられた家族。
なんか綺麗に終わらせた感あるけど、やっぱりちょっと後味悪いよ〜。


映像作品に出てくるマスコミってほんとくそで
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

めっちゃくちゃ久しぶりに観ました。そしたらめちゃくちゃおもしろかったです。

絵本の世界のようでいて少し毒っ気もあるビジュアル、マトリョーシカみたいなストーリー構造、魅力的なキャラクター、詩的な台詞回
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アウトフィット(2022年製作の映画)

4.0

はい!こういうの大好物〜!!

ワンシチュエーション、会話劇だけでぐいぐい引き込まれちゃう脚本の力がすごい。
派手なシーンはないけど静かにじわじわとアドレナリンが出るのを感じる。

誰よりも一枚上手な
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.5

丘の上の小さな古書店。
店長の老人と、本が買えない移民の少年の交流。

原題はII diritto alla felicit…幸せになる権利。
リベロ爺さんが、読書に夢中になり、違う世界に出会い知識を
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.5

外見や世間の目に惑わされず、その人を愛することができるか。愛の本質を見た。

どれだけ外見が変わっても、中は同じ男性だってわかる演技すごいな。ウジンを演じたのは123人。エンドクレジットが圧巻。
ター
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観察者(2021年製作の映画)

3.0

見るなって言われても、見えるんだから見ちゃうじゃん!
みんな倫理観終わってる話。

視力検査のシーンがめっちゃ官能的〜。
R18だからがっつり脱ぐしそういうシーンもしっかりあるけど、ストーリーが二転三
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

あらすじだけで泣けてしまうやつです。

里親探しに奔走しながら、息子との限られた日常を送るシーンの連続に涙腺がぶっ壊れました。過剰な演出は何ひとつなくて、ただ父子が手を繋いで歩いてるだけで泣けちゃう。
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.0

『カラオケ行こ!』を物理的に観れない悔しさを込めて…せめてもの綾野剛を摂取。


教育上よろしくない綾野剛だ。
韓国版の方がえげつないバトルしてた記憶があるけど、こちらは+ヤクザでもうみんな大変だね!
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

イギリスでも年末から上映が始まりました。英語吹替もとても気になったけど、そこはやっぱりジブリだし(?)ってことで日本語版(英語字幕)で観ました。

混沌の世界を生きる我々に対する、宮﨑駿からの「君たち
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