贅沢なんだろうなと、ふと思う。
自身の境遇より、優れたものを見て、嫉妬して、欲しくなる。
それは誰しもが持ってる欲だと思うのですが、それを実際に盗むかどうかは、大きな一線がある。
百個あるものから>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
帝一が総理大臣を目指す理由。
「自分の國」を作ること。
幼少期に抱いた、幼稚な夢のようだけども、その目的を知った時、ジーンと来ます。
「父親の操り人形」ではなく、しっかりと自分の夢を持って動いてたん>>続きを読む
家庭の事情から、現実逃避しようとするなずな。
なずなの現実逃避に付き合う典道。
「もしも」を繰り返す中で、なずなは「現在を否定」するのではなく、「未来に期待」するようになる。
「次会えるのは、どん>>続きを読む
「The Post」
タイトルは原題のままが良かったな。
「立場が人を変える」お話として観たい作品。
ワシントンポスト紙の社主キャサリンは、依存性が高く、お嬢様気質。そのため周囲から「お飾り」として>>続きを読む
誰にでも、どんな状況でも、「希望」があることを証明してくれる映画です。
無実の罪で終身刑となった銀行員のアンドリューは、腐敗した刑務所の中で、仲間たちにどんな場面でも希望を語り、また、希望を与えてい>>続きを読む
「とろけるような愛の告白」
なんていう甘ったるいものではなく、この映画の告白は、「パチンと弾けるような衝撃的な告白」から始まる。
クラス担任の森口は、終業式で命をテーマにした最後の授業を行う。そこで>>続きを読む
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浮かんできた名前は、貴樹と明里。
前前前世的な作品「秒速五センチメートル」を観てから、「君の名は。」を観て欲しいです。
「秒速」では出会えなかった貴樹と明里ですが、同じ桜の季節に、今度はちゃんと瀧>>続きを読む
エヴァの「空白の14年間」を埋めるように、「エヴァQ」と同時上映された作品。
林原めぐみのナレーションと相まって、まさに、ニアサードインパクトを彷彿させます。
また、巨神兵の姿は、「シン・ゴジラ」の>>続きを読む
幾つもの「仕方がなかった」選択は、常に自分で決断したことなんだ、とわからせてくれる。そんなサクセスストーリー。
ファッション紙「RUNWAY」で編集長として、女性の憧れとして、仕事に生きる悪魔ミラン>>続きを読む
アメコミが苦手な人でも楽しめます。
人間の光と闇の二面性を描きながら、従来のキャラクターに新しい脚光と暗いストーリーを織り交ぜたクリストファー・ノーラン監督のバットマン。
サイコパス的で嫌悪感を抱か>>続きを読む
約千年前、天徳内裏歌合で競われた2首の恋の歌「忍ぶれど」と「恋すてふ」
最後に選ばれ、読まれる歌はどちらか。
千年前の兼盛と忠見による恋の歌合勝負の行方と、
現代の太一と新による恋とかるた勝負の行方>>続きを読む
夏目漱石は、生徒がI love youを「我君を愛す」と訳したのを聞いて、「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったそうな。
遠回しな言い方だし、現代日本人の多くに>>続きを読む
日本で初めてゴジラが出現した時と同じくらいの衝撃が、現代版ゴジラのリアリティで再現されているんだと思います。また、単に怪獣をやっつけるのではなく、より現実的にどう駆除するのか、を「ニッポン対ゴジラ」と>>続きを読む
良い意味で1960年代の少しカビっぽい、湿った雰囲気が映像と音楽で表現されていて、映画の世界観に深みが増します。また、ホーキンスの魅惑的な演技が、さらに深みに引き込んでくれます。
幼い頃から話せない>>続きを読む
「神さま、この話だけは見ないでほしい」
この映画のコピーですが、本当にそう思う程、切なくなる映画です。
主題歌はボブディランの「風に吹かれて」で、鑑賞後に口ずさみたくなりますが、少し口をつぐみたくもな>>続きを読む
初めて観た時、衝撃的な内容に興奮した事を今でも覚えています。
密室で鎖に繋がれた二人の男性の間には、射殺された死体が一体。そんな空間でスタートされるゲーム。
ストーリーはこの密室から始まり、この密室で>>続きを読む
ソラニン、じゃがいもの新芽に含まれる毒のこと。
ストーリーも、キャストも、もちろん「ソラニン」も、原作のイメージに忠実でした。
種田が伝えたかった音楽を、彼の死後、芽衣子がライブで歌うラストシーンは>>続きを読む
「三度目の殺人」このタイトルが絶妙です。
これ以上踏み込むと、ネタバレになってしまいますが、この事件の答えは、最初から黙する事なく、提示されています。真実を見出そうとすればするほど、真相から遠のいてい>>続きを読む
原作の心地良い文章は、映画でも御堪能いただけますが、押し寄せる言葉の洪水に溺れないよう注意が必要です。
原作では一年間に渡る先輩と黒髪の乙女との散歩劇が、映画では一夜の出来事にまとめられています。そ>>続きを読む