とさんの映画レビュー・感想・評価

と

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

科学と政治と戦争の関係性、距離感の表現が上手かった。
理論や法則に対する科学者の熱意と非科学的である恋愛や倫理観に対する感情の揺れ動きの絡み合いが良かった。

瞬間的な映像と音の緩急がすごい。
特に爆
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

日本とは少し違ったドイツの教育方法が興味深かった。映画の中だからかもしれないが生徒の返答に聡明さを感じた。

ノヴァク先生の予想とは違う方向に事態が悪化していき、生徒や親、教師から敵視されていく様にゾ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

自分だったら宇宙服だけで船外に出て作業したら頭がおかしくなると思った。
地球が真下にあるの怖い。

思ったよりBGM多めだったから宇宙の静けさ、恐怖を表すならBGMなしでも良かった気がする。

想像の
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

人間関係や過去が単純ではなく、些細な言動にそれぞれの登場人物の特徴が出ていて良かった。パトリックが好き。

車の荷台で後方を見ていたチャーリーが前を向いてトンネルを抜けると綺麗な景色が広がっている。こ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

スティーヴィーの滲みでる育ちの良さがかわいい。
自分の今までの人生での倫理観とレイ達への憧れ、その摩擦による自傷行為。
そのバランスが絶妙でリアルだった。

憧れの友人、そのグループ、スケボー。
それ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

肌寒く静かな自然の風景がとても綺麗に描写されていた。
住民説明会のシーンは会社側で参加したことがある自分としてはとても心が痛くなった。

明らかに悪のように映された企業側の二人だったが、車での会話を通
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

瞑想の文化、食事の仕方、生物、植物など映像の大半が自分の想像の外側のものであり、好奇心をそそられた。
知性のある生物が知性のある生物を飼うことの異常性と狂気を感じた。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.7

原作が好きだったので映画館で鑑賞。
最初の宇宙船の映像は迫力があって良かった。
原作と比べて日常と非日常の緩急が弱い気がしたのと、原作未読だと世界観に入るのに時間がかかりそう。
展開の順序を変えること
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像の躍動感がすごい。映画館で観て良かった。
黒尾と月島の掛け合いが最高。
月島の笑顔が眩しすぎて月。
このストーリーは漫画で読んだ時から烏野が敵高校で音駒が主人公チームだと解釈していて、音駒からみる
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

様々な人からフリオの話を聞いていくことでフリオの人物像が明らかになっていくのが良かった。

姿を消してしまったとしても、映像や記憶の中からフリオが消えることはなく、それはいつまでも不変の価値があるよう
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デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)

3.6

デジモンは熱心に観ていた訳ではないが、何故かこの映画だけ実家にVHSがあったので幼い頃、何度も観ていた。
全体的に静かにストーリーが進んでいく中で途中で流れ始めるボレロが際立っている。

得体の知れな
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セミマゲドン(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

B級映画が観たくなったのでPart2。
汚い言葉、チープなCG、あからさまなグロ描写。
必殺恐竜神父を観たあとに観たので謎の耐性がついてしまい、終始穏やかな気持ちで観ることができた。
父親と野球をして
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必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

B級映画が観たくなったので。
まずタイトルがぐちゃぐちゃでいい。
車が燃えているシーンが斬新すぎて感動した。
そして一番の見せ場であろう恐竜の造りが本当に酷い。
ストーリー、登場人物、展開全てに違和感
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーの流れに無駄がなく事件の謎に集中することができた。複雑に絡む人間関係も丁寧に紐解かれていくことで分かりやすく感情移入もしやすかった。
生島家の人生が悲惨だったが最後に息子と母親が再開し姉の録
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熱のあとに(2023年製作の映画)

3.5

心の底からの激情に駆られた過去、衝撃的な愛の感情を自覚してしまったこと。そのことによりそれ以降の生活、体験する全てのことが表面的で余生のようになる感覚は理解できた。
主人公の沙苗やストーリー自体も独り
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラが容赦なく人を踏み潰していて良かった。熱光線もかっこいい。神木隆之介が黒い雨の中で絶望するところが好き。
ゴジラは残酷で悲惨であるほど良い気がする。浜辺美波の吹き飛び方も良かった。最後は生きてい
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市子(2023年製作の映画)

3.4

市子本人ではなくの周りの人物達の言動から市子の人物像が見えてくる構成は良かった。
それでもなお市子の人物像、起こった事象を理解するのが難しかった。敢えてそうしたのかもしれないが。
杉咲花の演技がとても
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

正しい欲、感情を問う映画。

普通である自分にとって理解できないもの、不都合なものを排除する独善性。
多様性を語り、自己実現に利用して消費する醜悪さ。
自分は理解する側の立場であるという前提で接触する
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(2023年製作の映画)

4.1

障がいのある人に対しての関わり方、接し方、考え方。その正解が自分の中で分からないから何も見なかったことにして、思いやるふりをして、本心に蓋をしていたこと。
その事実を突きつけた上で蓋をこじ開けてくる映
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

世間一般的に見れば正しくなくても当人にとってはそれで良いと思える恋愛、偏執的なテルコの執着を感じれた。
すみれさんが介入することで守の立場が変わり人物像が鮮明になっていくところがいい。
ナカハラ君応援
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.3

音楽の移り変わりが爽快。
銃撃音との音ハメが気持ち良かった。
終盤の緊張感がいいのとヒロインが可愛い。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.8

多くのことが語られないまま薄暗く緩い雰囲気で物語が進んでいくのが不安と好奇心を駆り立てる。
クラゲ、廃棄品の隠喩が初見では理解しきれない部分があったからもう一回観たい。
ドキュメンタリーの様な時間を追
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blank13(2017年製作の映画)

3.4

葬儀、火葬という悲哀なテーマの中にシュールな笑いが入っていて面白かった。物語が淡々と進んでいくのも個人的には好きだった。退屈といえば退屈な映画だが謎の余韻が残る映画。

ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

3.4

小学生の頃、映画館に観に行って原作の本も読んだ。主題歌のAqua Timezの「決意の朝に」が好きだった。

めがね(2007年製作の映画)

3.8

黄昏るということを教えてくれる映画。物語の起伏がなく終始ゆったりした感情で見ることができる。様々なことが曖昧でその曖昧さを肯定してくれる空間が心地良くなってくる。サクラさんのかき氷が食べてみたい。

ルパン三世(2014年製作の映画)

2.5

ルパンはアニメの方が良いと思ってしまった。チープな感じが否めない。

あん(2015年製作の映画)

3.8

徳江さん(樹木希林)に桜がよく似合う。
桜の木に手を振ったり季節を楽しんでいるのが微笑ましい。
老人特有の危うさとお節介と丁寧さが共存している感じが良かった。
ハンセン病という重いテーマが絡みつつも、
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.9

怪物の話す3つの物語によってコナーの複雑に絡まった心がほどかれていくような映画。自分の心の矛盾を受け入れて本心と向き合うコナーの成長に感動した。

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.5

設定が面白そうだったので映画館で視聴。登場人物が死にたいと思っているとは思えない言動をしていたのが残念。

カンフーハッスル(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

小学生の頃、映画館で視聴。
琴の音で斬撃を飛ばす敵の攻撃で首チョンパされるシーンが若干のトラウマに。
アクションはかっこよくて好き。

亜人(2017年製作の映画)

3.9

元々マンガが好きだったため視聴。
不死身を活かした戦闘シーンがかっこよくて実写化成功と言っていいと思う。
佐藤役の綾野剛が漫画とは別の感じでサイコパス感があって良かった。

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

3.8

映像の構図と躍動感がすごい。街の風景も好き。もともと主題歌の「或る街の群青」が好きだったから映像と合わさってとてもよかった。
終盤の宗教的?スピリチュアルな感じのストーリーは難しかったので漫画もいつか
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.1

絵柄に温かみがあって良い。老人が海底に潜っていくことが、心の中の思い出に潜っているような描写になっていて素敵だった。
「つみきのいえ」というタイトルに即して、老人といえには長い年月のつみ重ねがあり、そ
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.7

映像は綺麗だった。
登場人物に感情移入できず少し長く感じてしまった。

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