オオハラメグさんの映画レビュー・感想・評価

オオハラメグ

オオハラメグ

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.8

単作としてはとても良いが、怒りのデスロードの前日譚として前作と比較するとパンク要素が足りず個人的に所々ちょっとぬるい 
意味のない見た目重視の装飾とか、勢いだけの演出とか、うるさいサントラとか、衛生観
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HANA-BI(1997年製作の映画)

3.9

たけしのことがより一層かっこよく見えるばかりだ

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

舘ひろし目当てで観た
史実だとしたら面白いけどどうなんだろう?あとで調べてみる
後半の展開が面白く惹き込まれた 小説原作とあるだけに重厚感のある綺麗な終わり方 読後感のようなものがある
菅田将暉の演技
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.6

リンチ、話すことは少し苦手そうだった。たがぽつぽつと語られる彼の回想録の面白さだけでコンテンツとして成り立っていることが凄い。周囲の景色から得られる情念や世界の広がりと収縮を客観的に観察している。環境>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

観てる途中に奇遇にも部屋にてんとう虫が入ってきてパニックになりながら処理したが、それは単なる悪運でしかなかった

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.6

リドリースコット、取り敢えず箸で麺を啜ればいいと思っていてちょっと笑ってしまう
大阪が舞台だがヤクザの親玉以外は美しい標準語 
あとハンスジマーの音楽で初めてダサいと思った時あったな

とはいえ思った
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

アメリカの人が原爆のことを原罪として描いた作品を初めて観た 
沢山考えてまだ纏められてないのと今は寝起きなので、あとで時間とってちゃんと書く

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.4

勿論全く動かない 設定が素晴らしい
何度か見るうちにそれは減ってきているものの、フランスっぽいロマンチックな恋愛観を少し過剰に美化してしまう自分を未だに感じられて嬉しい

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

観た後とりあえず家に帰ってトイレ掃除した^_^

友人におすすめされていた石川さゆりの歌唱シーンに感動

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

漫画原作にしては起承転結は薄いが、実写なのに漫画での世界観空気感をそのまま再現してあり大満足

山崎賢人始めとする役者陣が豪華でビジュアルに華があるのがデカい気がする 
ただ主人公のマフラーが印刷感強
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

客観性を重視する裁判の様子とその中でも親との繋がりに向き合う子どもの心理描写の対比

主観と客観の狭間で親子の感情や関係性がぐちゃぐちゃになっていく 
裁判は社会の自浄作用としては当然必要なものだが、
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.3

たけし、全て格好良い 言動も容姿も全てが同じ解釈に収まる感じが素晴らしい

意志の表明として暴力を振るう人の、暴力に至るまでのプロセスや程度のさじ加減、今まで生活して本当にわからなかったけれどこれを観
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

全て哀れのようで全てが哀れではなかった
セットも衣装も撮影も美しかった

思考実験のような命題が次々と現れてはそれをあまりにも巧みに会話や演技に落とし込んでいるのはSFの醍醐味的な面白さがある

全て
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

結構興奮した。学生が三島に用意した議題の設定からセンスがあり面白いので、結局どう転んでも議論として大変面白い。こんなに面白く議論されるとその場にいた全員がどこか楽しんでいたのでは無いだろうか。確固とし>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.3

めっちゃ気味が良いアトラクションでスッキリしたし暫くは興奮してニヤニヤしちゃった。映画館で観て良かった。楽しいままあっという間に終わった。
秀吉たけしがビートたけし過ぎることもありバスターキートンのよ
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

修論期以来に観たけど最早リドリースコットの撮り方に懐かしさみたいな気持ちが湧き上がってくる

テルマの身長177、めちゃ高
雨のシーンが全部天気雨の土砂降り
かなり潔くアンチミソジニーに振り切る感じ、
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.2

素朴で変わったことなど何もないロードムービーなのにかなり心地良い残り方をする、凄く丁寧
ヨラテンゴのライブの後に観るとより気持ちがいいな、ルーシーは相変わらず絶好調犬

街と自然を繋ぐヨラテンゴの音楽
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.7

かなり久々に観た
わたしは一度観た映画を時間を置いて見返すのが好きなんだと思う

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

冒頭5分の臨場感と色を絞った構図の美しさが抜群に格好良かったと思う。けど数多のリファレンスを詰め込んで沢山のことをしようとしていた感が強過ぎる気がした。他のジブリの方が起承転結も世界観もスッキリしてる>>続きを読む

陽炎座(1981年製作の映画)

3.9

女の念や徒花のメタファーでかなり覆い尽くされているので、終始言葉や撮り方に惑わされて何を見ているのか不思議に思う感覚がある。
6割の理解のまま観進めていたら終わるような感じだが、セットが圧巻だし撮り方
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.1

上昇負荷という大変面白い設定が便利に使われ過ぎてしまった感が少しだけある

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

2.9

コブラ会を観てみたかったので先に元ネタを観ておこうと思い鑑賞したが、あまり面白いと思えなかった…でも確かにコブラ会をメインにしてオリジナルストーリーを作ったら面白そうだよねとは思った

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.7

後半の段々と張り詰めた緊張が爆発して抱えきれなくなる描写と、更にそれを浅くもとても大きい器のようなもので掬い上げる感じが良かった。

"うちに閉じ込めていた暗いものは、自分だけのものではあることは当然
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.5

イギリス産のコテコテのラブコメを久々に観た気がする
嘘や勘違いに振り回される男女像、シェイクスピアの時代から延々と語られているが、ロミジュリにしても本作にしてもいつもどこか肩透かしを食らったような気分
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

2.8

10分観た時点で以前一度観たことに気付いた、記憶のカテゴリーがドラマだった感じ

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

酷い頭痛で眠れなかったので久々に観た。
頭痛は和らがなかったが作品自体はいつでも美しくてとても格好が付いている。デニーロのマスキュリン厭世観に愛おしさを感じるなど
モヒカンが映ったシーンでなんとなくイ
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