松本まりかの芝居に尽きる。
なるほど、この場面その表情で来るか!という、演技プランの組立と実際に表現できる演技の巾が見もの。技の切れを鑑賞するドラマ。
脚本は、話の展開に新しいという感じはなくて、べた>>続きを読む
「貴方、私を笑ってるんでしょう。心の中で笑ってるんだわ。後になってきっと笑うんだわ」という言葉は、主人公島村を突き抜けて、ドラマを見ている私に刺さる。
小説やドラマの登場人物の生き方を読者や視聴者は安>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フランスの犯罪もの映画を意識しているのだろうか。台詞や映像が深みありそうで、軽やかに犯罪が進んでいく。
船から証拠があがるのは、原作が「太陽がいっぱい」を意識して遊んでいるのだろうか。見終わってから気>>続きを読む
一話目の感想。登場人物の顔を見るドラマだ。役者さんの顔(空気感)をキャラクターの背景とともに楽しむ。いつもの持ち役から少し遊離するのが楽しい。
例えば事件発端の草村礼子さん、いつもの刑事物の被害者の>>続きを読む
濱田岳さんがいい重しになってドラマを安定させている。
初回は登場人物とエピソードを手際よくさばいているが、少しだれる感じがした。1時間は長いか?もう少し長く深く芝居させるか?
客の男性二人、人物の強>>続きを読む
大作映画並みの設定ながら、東海テレビの限りある予算でどこまでやれるのか、やれるように展開していくのか興味。
初回で人物は十分に描いている。
5話まで見たが、痛みと血が止まらない傷から目を離せなくなった人が、喉を過ぎる珈琲の「旨い」という新たな刺激で、フッ~と生きるという現実に戻る姿を撮り続けている。
画もドラマの進行も不純物少なく滑らか>>続きを読む
4話のみの評点。食卓を囲んでの演技バトルの楽しさ。吉岡里帆さんの百面相顔面肉弾戦に鈴木亮平さんの巨鉄の要塞は揺るがず、攻める角度ごとに微妙なニュアンスの違った姿を見せ、子役の岩田硫聖君までが才気ばしっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
第四話。緒川たまきさんの回はほぼ完璧。名作照明の入門番組だから、撮影の照明も力が入る、繊細。「映画は照明」と言うけれど程のいい画を作る。ボクサーの回から、ハルカの回想、たまきさんの闊歩からタイトル、ハ>>続きを読む