小林友さんの映画レビュー・感想・評価

小林友

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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.5

吉岡里帆が出てる映画とドラマは、なんだかんだ面白いという期待感で何とか完走。ゴールテープは見事に切れたのではないか。

個人的には、中村獅童の石橋蓮司化が嬉しい誤算。決して絶やしてはいけない蓮司枠。あ
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

大変失礼な話ですが、日本映画を(原作ありも、海外作品リメイクも)見る前から、かなりナメた態度で見てしまうんですけど、これは面白かった。

でも、キャスティングの時点で、真犯人が分かってしまうじゃないで
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.0

誰かのプレイするゲームを観てる気分。殺し過ぎで、殺され過ぎ。ストーリーは、どうでもいいんだろうけど、それでも(誰のために、何やってんだろ)ってのは、引っかかる。

多分、別れた奥さんからの依頼なんだろ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.8

タイトルと告知ビジュアル、予告ムービーと違って、結構、良質な映画だった。ジョーダンピール感のある風刺というか、静かな皮肉が効いていて好きなタイプ。

3部構成になってたのも効果的に感じた。しっかし、主
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顔のないスパイ(2011年製作の映画)

3.3

なんか色々と腑に落ちないことが起こるのだけども「リチャードギアのロマンスグレーに免じてオッケーとしましょう」みたいな映画。

世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.5

日本映画らしからぬ、固めの映像美。素晴らしい。だだー、ストーリー展開に関しては、モタモタし過ぎじゃないでしょうか。

なんか惜しい気もするけど、何をどうしたらいいのか。何から伝えればいいのか。整理する
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GONIN(1995年製作の映画)

2.5

唐突なホモセクシャリティが「そうです。ここは、普通じゃない世界観なのです」って表現のための装置に見えて。その辺の配慮のなさが、すごーく古い映画に見えた。

ただ、そういうのは、関係なく、フレッシュなビ
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

3.5

Netflixで視聴。小学生の頃に絶対、観てるはずなのに、もしかして、初めて観たのかも知れないってくらいに全然、覚えてない。

確かに面白い。これはヒットするわ。という印象。石田えりの輝き。三國連太郎
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

主人公ふたりの掛け合いが楽しい。漫才みたいだし、ラップみたいだし。文化や風情、日本語の正しいニュアンスを理解できて良かったと思える映画。字幕付きで見てみたい。

コロナ禍、政治不信、戦争、テロ、無差別
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.2

A24製作ってことで「映像が圧倒的に美しい」。そこは断言しちゃう。良い!特に「冒頭のモノクロ」「牧場の朝ランニング」「下積み時代のプロレスシーン」。ここは、すっごく良かった。

主役のケビンが、ずーっ
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

2.8

Netflixで何回目かの視聴。完全にストーリーを忘れ去っていたのと、似たような設定の映画の断片的な記憶に引っ張られて、迷走した視聴体験。

にしても、やっぱり分からないことが多い印象。意図したミスリ
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ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)

3.3

何の予備知識も期待もないままNetflixで視聴。シブい映画だった。

途中から忠臣蔵だと気づく。騎士道の何たるかを知らないので、多少の不都合も「騎士道だから仕方ないのかな」と自己完結で処理していくの
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

ホントは、ストーリーの展開に着いて行けてないし、この映画の中のSF的な理屈も、全然、よく分からない。

それなのに、見るたびに、何度でも感動したり、おもしろー!ってなるの、マジで何なんですかね。

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マネーボール(2011年製作の映画)

3.8

久しぶりにNetflixで見た。何度見ても、好きな映画です。

ジョナヒルの喜びを噛み殺しての無言の(ンイェース)が、映画史上、最も好きなガッツポーズかも知れない。

人生はチャレンジの連続。お金に代
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ビューティフル・ゲーム(2024年製作の映画)

3.7

マイケルウォードのサッカーの上手さ、何なんだ。

アメリカのドラマや映画に出てる俳優たちが、普通にバスケが上手いのを見て(こいつらには、一生バスケ勝てないな)みたいな気持ちをイギリスのサッカー映画でも
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

相変わらず景気のいいアクション映画。

この手の映画は「結局、勝っちゃうんでしょ」が、ずーっと頭にこびり付いてしまっ定食たけど「えっ!!なんか終わらなかった!!!」という意外性が微妙に効いていて面白か
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

顔芸選手権っ!

岡田准一と綾野剛のダブル主演で顔芸&リアクション芸を二人分、たっぷり堪能できた。岡田くんのコメディセンスは日本の宝なのかも知れない。

ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

2.2

豪華俳優陣に期待して、ちゃんと裏切られる映画。自分が出資してたら「もっと面白くできると思うから、もう一回やり直し」と言っちゃうと思う。

我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

4.3

もう冒頭の、主人公がイキイキと人を殺して、イキイキと逃げていくところで、完全にグッと掴まれた。

この調子で全編を駆け抜けるのかと思ったけど、その期待を見事に裏切る構成も最高だった。

なんと言えばい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

衣装とヘアメイクが、とにかく最高。浮世離れ。不思議の国のアリス感。水色のドレス。あの質感を映画館で見れて良かった。

モノクロとカラーを行き来する映像は、素晴らしいけども、覗き穴みたいなピンホールレン
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.0

良質な国産ピカレスク。タイトルが悪いというか。『野獣死すべし』くらいのベタ格好いいタイトルにして欲しい。

しかし、松田優作の後継者が安藤サクラだとは思ってもみなかった。最高でございました。、

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

世界中でビーガンは嫌われているんだなぁ、と感じる一本。テンポも良くてずっと見てられる。

アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

3.1

登場人物が、一人残らず、とびきりダサい。こんなにダサい主人公とヒロインは見たことがない。

しかし、それこそがポイントだったのかも。00年代のアメフトのダサさ。そこに執着した制作陣の勝利。2021年の
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ナックルガール(2023年製作の映画)

2.8

なんの予備知識も入れずに、ボサーっと見てたらDDT所属の納谷幸男選手が出てきたときの衝撃たるや。

全編を通して、三吉彩花のイメージビデオ。うっかり大好きになってしまいました。素晴らしい一本です。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.7

シャマラン先生ってことで勝手に「あんな感じの映画だろうな」というイメージを決めて、それを期待し過ぎてた。そして(思てたんと違う)って勝手に楽しめなかった。

もちろん、普通にちゃんと面白いんだけど、そ
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ヴォルーズ(2023年製作の映画)

3.8

面白いんですけど「え?なんで?」っていう話でしたー。とは言え、どうでもいいですよね、娯楽作なんですから。

あまりに魅力的な主役の女優は、イングロリアスのショシャナでしたか。お見それしましたー。大好き
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

思ってたんと違う!何も知らずに見たので、めちゃくちゃビックリした!かなりエンタメにふった娯楽作でした。

面白かったです。何も知らずに見て良かった。最高に楽しめた。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.3

こういう塩辛い日本映画が嫌い。地方都市に暮らしてると、この手の同調圧力なんて、いつも感じて生きている。なんか、見ていて、切ねえです。

僕にとって映画ってのは「現実から遠いところまで飛ばしてくれる」か
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フレッチ/死体のいる迷路(2022年製作の映画)

3.2

ライトな佳作。好きなタイプの映画。ジョンハムのためのイメージビデオ。これからの成功のための「踏み台」みたいは一本。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

よかった。映像も音楽も演出も良かった。ただ、それ以前に、そもそもの「キャスティングが悪い」というか、バランスを欠いた映画のように感じてしまう。

出演者のバランスが悪いというか。もっと無名の、まだ名前
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

やっと観てきた。結構、劇場はガラガラだったけど、そんなことが信じられないくらい面白かった。

タイトルのオッサン臭さとは真逆の、青さというか、みずみずしさ。「駿、若いなー」という感じ。音楽も、音響も、
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地獄の花園(2021年製作の映画)

4.0

面白いっ!ちゃんとアクションが良い。永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒が好きになってしまった。

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.4

ロッキーザファイナルを観た勢いで、そのまま鑑賞。以前、見たときと同じく「やっぱ、ちゃんと面白い映画だ」という感想。

ただ小学生の頃から見ていたロッキーシリーズほどには、特別感はない。でも、そんなの当
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.4

何度も見てるけど、こちらのメンタル具合によって、印象は、まるで別物。

今回、観てみて、ヘビー級のパンチのようにズシリと効いてしまうセリフの数々をモロに喰らって、リビングに大の字。泣きがから大声で「お
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.5

とにかく度肝を抜かれた。良くも悪くも「M:Iシリーズ級のものは、作れちゃうんだなぁ」と感じた。

いや、違うか。M:Iシリーズのお陰でアクション映画は、大幅に底上げされたってことか。ともあれ、この手の
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48時間(1982年製作の映画)

4.3

こんなに面白かったか!
40年越しに感動した!

脚本、素晴らしいすね。ベタでも巧妙でもない、お手本みたいな掛け合い。こんなのを書いてみたい。