ココさんの映画レビュー・感想・評価

ココ

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ある貴婦人の肖像(1996年製作の映画)

3.0

眼鏡がバキバキにフラットなのがとてもよかった(服のオタク)。冒頭のキスの話で概ね展開は読めるわけだが、主人公の言動の不一致があまりにもひどすぎてダメ。最後のキスを受け入れてしまうところが、まさにトドメ>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.0

杜崎めちゃくちゃいい男じゃん、惚れちゃう。行動力があって鷹揚で。ちょっと顔がいいだけのワガママ女では釣り合わないわよ。恋愛には興味が持てなかったが、松野との友情と平成初期のノスタルジーがひたすらよかっ>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

低予算不条理映画。子供の奇声は不快でよかったかなってくらいで、他は取り立てて評価できる点なし。地下世界はもっと頑張って作り込んで欲しかったねえ。

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.0

始まってすぐ、攻殻機動隊と同年代だとわかる空気。公開は同年か。タイトルの表現がお洒落で痺れる。未来における懐古趣味は大好物。でも泣けるほど金にはならないだろうなって思う。こういういかにも採算度外視の映>>続きを読む

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.0

ファッキン胸糞映画。二度と観たくない。レオ様パワーで⭐︎3とする。2児の母になってもまだ自己評価と現実のギャップに折り合いをつけられない女クソすぎる。おいおいいきなり不倫映画かよ?と思ったがちゃんとや>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.0

うーんこれ、多分ノーカット版じゃない方が僕には合ってますね。長すぎてどうしてもダレるし、何よりラストに全然乗れない。自分の人生の挫折と村とを結び付けるのは勝手だが、若者の人生を歪めるのは邪悪とすら言え>>続きを読む

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.0

ブランドには興味ないけど(失礼)、陰キャで信用できる人だ(失礼)。端切れの創作ノートが素敵でした。おばあちゃんナイス。バービーの服を拡大したコレクションが面白かった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

ミーハーなりに真剣に観たけどいまひとつ。なぜ話題になってたの? 戦後の雰囲気はなかなか作り込まれていて期待させられるが、妖怪の表現は幼稚で、大人か子供か、どういう層を狙っているのかよくわからなかった。>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

2.0

子役ありきの作品で、13年後に作中時間を遡るってのがどだい無理なんだよ。「実は生きてた」で続編の方がマシ。前作とはエスターの不気味さの本質が決定的に違う。悪い意味で。脚本も杜撰。チェンジリングがバレた>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.0

2024.5.7
『ファースト・キル』に備えて再視聴。記憶をまっさらにしたい。オチを知った上で観るのがここまで没入を削ぐとは。衝撃的なシーンはその衝撃ゆえ記憶から消えず、同じ衝撃を受けることができない
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

いけ好かない主人公に感情移入はできないのよ。それに尽きる。熱線の表現はとてもよかったです。生きてるのを知らぬまま特攻で死に別れてくれた方が好みだな。ていうかあの爆風で生きてるのは無理やろ。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.0

イマジナリーフレンドがヒトラーだったらという思い付きを形にした作品。劣勢の戦時下とは思えない妙に優雅な暮らしで、母が去ってもなおそれは続く。その辺りがムズムズしましたね。細けえこたあいいんだよおねショ>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

よかった。終始漂う不吉さと、予定調和のラスト(だがそれがいい)。サーカス編はもっとコンパクトにして欲しいところではあるが、ギレルモ節全開なので、ファンとしては「いいよいいよ、好きにやりな?」となる。都>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

(僕にとって)意味の薄い映像はしんどい。80分で頼む。よかったのは色使いだけ。反乱シーンのジェットパックと光線銃はよかった。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

2024.04.10
傑作。多分初回より楽しんでる。不気味なモチーフがてんこ盛りで、引き込まれない理由がない。アンソニー・ホプキンスの記憶が凄まじかったんだけど、ジョディ・フォスターもめちゃくちゃいい
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.0

日本人である時点で本当の共感は無理ね。どうせならもっとコメディに振ってくれた方が好みだったな。母親のあれこれで金がいるんだし、別名義なんだから素直に儲けられるだけ儲ければいいじゃん。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.0

自分には難しかったですね。一番きついのは、クソガキを救いたいという気持ちに共感できないところ。目立ってまで金稼いで、脅すフリまでしてさ。ヒロインがかなり渋いキャスティング。雰囲気は嫌いじゃないんだけれ>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

『チャーチル』から来ました。この順番でよかった。見事な補完の関係にある。この救出劇の裏にはカレー(本作では1回出ただけじゃないだろうか)の尊い犠牲がある。総じて地味なんだけれど(空戦シーンすら)、じわ>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

知らない役者さんだけど(アメリカ人じゃないだろうしね)、かわいいおじいだなあ〜。と思ってたら、エンドロールでオールドマン!?となりました。素直にすげえけど、特殊メイクなしでやれる人どっかにおるやろ(小>>続きを読む

死なない頭脳/美しき生首の禍(1962年製作の映画)

3.0

古いなりにすごく頑張って作られている。怪物を生かしておく理由もないし、南京錠で閉じ込めているところも愛おしい。無駄に長い頭部運搬シーンなどを含めても83分というのは偉いよ。ごまかしの効かない時代の映像>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

眠かったな〜。悪い顔のエマストーンはよかった。スカーフェイスにレースの眼帯、僕も傷を負ったらやりたい。

市子(2023年製作の映画)

3.0

その血の運命〜!としか言いようがない、かわいそうだけど。クソな生まれの者がクソな人生を送る作品、救いがなさすぎてうんざりする。もっと成り上がるとかさ!

ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

2作目時点では、ひたすら悪趣味を描く監督なのだと理解した。冷血レアセドゥがとてもよかった。同じ劇伴がしつこく繰り返されるのが非常に鬱陶しい。悪い意味で。

人類遺産(2016年製作の映画)

3.0

睡眠の導入に毎日ちびちび観ました。ニンゲンは嫌いだがニンゲンの作ったものはどれも素敵である。大量のケージがぶら下がってる施設がお気に入り。車の捨てられた洞窟も。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

とにかく不快を追求した映像。ちょうど夕飯にパスタを食べたので、無事気持ち悪くなりました、お見事。主人公がグズなのはなんとかして欲しかったな。こんな無能で医者になれたとは思えない。この点は、不快は不快で>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.0

上原ひろみから来ました。CGは悪だと心底思った。どうしたって視覚的に白けるんだよな。0年代までで作られていたらもっといい演奏シーンになっただろうに。ストーリーに関しては特に語るべきこともない感じ。

タイタニック(1997年製作の映画)

3.5

レオ様ファンのくせにずっと取っておいたやつ。ヒロイン(の顔)があんまり好きじゃないんですよね。幼い記憶ゆえ断片的だけど、割と鮮明に覚えてるシーンがあるのも邪魔っけだし。とはいえさすがの大作。今の目で見>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.0

キャスティングがなかなかよい。真木よう子もセリフが少ないからなんとか耐えられる。子役みんなすごいね。まあでも映像ならではの強みは特に感じず、活字でよかったな、というところ(原作既読)。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

2.0

世の中には相容れないものがたくさんあって、この監督の作品もその一つなんだと思う。ハゲてもなお幼いおっさんの気持ち悪い友情に何の価値を見出せば?

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.0

実によかった。セクシーで、不気味で、先が読めない。映画とはかくあるべし。リンチ愛してる。

遥かなる大地へ(1992年製作の映画)

3.0

少々冗長ながら、大量の馬でのレースシーンは圧巻。乗馬服キッドマンの美しいこと。みんなバイタリティが凄まじいよ。この時代の最弱の男にすら勝てる気がしねえ。100年ちょっとで人類は弱くなりすぎた。

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

2.0

ただひたすらにつまらん。時間の無駄。こんなのをしたり顔でもてはやすようにはなりたくないね。現代に生まれてよかったという感情だけ残った。明日には忘れてる。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼(2007年製作の映画)

3.0

なんだかなあ。不意打ちなのにクソエイムで負ける凶悪犯しょーもなさすぎて。スプラトゥーンで修行しろ。彼のパートまるっといらなかったです。オチも冴えないし、誰も応援したくならないし、ダメでしたね僕には。イ>>続きを読む

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

2.0

びっくりするほどおもんなかったな……。原作もっとよかった記憶なんだけど(記録確認したら8年前で、細部の記憶はほぼない)。キャストはよかったし、なんとももどかしい感じ。原作読み直してみようかしらん。

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

2.0

ジョニーデップとの相性は本当に安定感がある。悪い意味で。1週間もしたら観たという記録と長くてつまらん記憶以外何も残らん。キャスティングもかなりまずくてさ、主演3人を除き誰も認識できないのね。バカなの?