クストリッツァがこのキャストでアメリカを舞台に撮るとどうなるのか、以前から気になっていた。本作でも監督の他の作品に通底する世界観を感じたが、どうしても他の作品たちと比べてしまった。
私はユーゴスラビ>>続きを読む
ドラァグクィーンのアルバンとクラブオーナーのレナトの熟年ゲイカップルが主役のドタバタコメディの続編。
今作で2人は事件に巻き込まれてフランスからイタリアに逃亡。スケールが大きくなってた。
今作も面>>続きを読む
ポール・トーマス・アンダーソンによる群像劇。それぞれの人たちの一日が次々に繋がっていく様子はオセロのようにリズムよく3時間の長さを感じさせない。登場人物は多いが追うのに苦痛は感じない。音楽もよい。ラス>>続きを読む
LAで暮らすハリウッドスターのジョージ(スティーブン・ドーフ)。パーティーに明け暮れるが、どこか心は満たされない。別れた妻から11歳の娘のクレオ(エル・ファニング)を預かることになり、久しぶりに父娘の>>続きを読む
初見時は流石の映像美に見入ったが、ストーリーは狐につままれたようで何がなにやら分からず何度か見た。
予備知識なしに作中で朗読されるのがタルコフスキーの父親の詩だと気づく人いるのかな?
アレクセイ(タ>>続きを読む
本作は所々で超自然的な魔法を使うシーンがあるが、私も気がつけばクストリッツァの魔法にかかっていた。
冒頭からロマの人たちのエネルギーと、クストリッツァの描く混沌に引き込まれる。太陽のような存在感の祖>>続きを読む
80年代のイギリス、サッチャー政権下で虐げられていた同性愛者たちが、同様に虐げられていた炭鉱労働者たちを支援した実話をベースにした映画。
異なる立場の人たちが交流し、打ち解け、連帯していく。あらすじ>>続きを読む
ふとしたことから政治によって父が引き離されてしまう、子供の視点から描いた作品。素晴らしかった。
政治的分断、裏切り、結婚式、和解…アンダーグラウンドにつながる流れを垣間見た気がする。クストリッツァは>>続きを読む
1970年代のニューヨークでゲイカップルが障害児を育てたという実話をベースにした作品。差別や偏見と戦う姿が胸に突き刺さる。
LGBTQ+に対して「認めない自由を認めろ」と主張する人は未だにいるが、差>>続きを読む
L(G)BTの学園青春映画。
本来学校で交わることのないタイプの二人が、ふとしたことをきっかけに交流を深める。マイノリティとして生きる不便さは、時に異質な者同士を結びつける鍵となる。
「ゲイの少年が>>続きを読む
「私も水浴びしてたわ。見つかるまでは」
大人になると周囲を伺いながら本心を隠してしまうこと、ルーシーでなくとも誰にでもあると思う。モーリスと同じくE.M.フォースターの小説が原作なだけあり、時代を超>>続きを読む
ゲイの男の子が自分のアイデンティティを受け入れる過程を描いた話。
思春期に彼女を作らなきゃという、アレックスが感じたプレッシャーは自分もそうだったのでよく分かる。無理矢理自分を奮い立たせる姿はコメディ>>続きを読む
L(G)BT映画。アメリカの田舎町で暮らすクローゼットゲイの息苦しさがリアルに伝わってきた。ストレートの男友達とのマッチョな友情が少しずつ変化していく描写も新鮮。コメディタッチを挟みつつ、中盤からラス>>続きを読む
L(G)BT映画。ネットで出会った顔の分からない相手に恋をするという設定に共感しづらかったが、相手を想像してドキドキする感じ、途中の展開からラストまでの流れは素直に楽しめた。
話の進み方はやや予定調>>続きを読む
ドラァグクィーンのナイトクラブが舞台のドタバタコメディ。最近見たコメディの中では一番爆笑してしまった。
どこでもドラマを始めるアルバンが自由すぎて最高かつ最強。実際にドラァグクィーンが演じてるのかと>>続きを読む
昨今のLGBTQ+を描いた作品とは一線を画す作品。派手なドラマはない。ハッピーエンドでもなければ悲惨な話でもない。鑑賞後は拍子抜けしてしまった。
しかし都こんぶのような味わいがある。妙にリアルである>>続きを読む
LGBTQ+に関するメッセージとしては間違っていない。出演者は超有名。ミュージカルも私は苦手ではない。
しかし、どうしてもライアンマーフィーが金に物を言わせて教科書を作ったような薄さを感じてしまい、>>続きを読む
もう25年も経つのか。90年代のCool Britania真っ只中の空気感を思い出した。
登場人物に共感できる話ではないけど、当時ブリティッシュカルチャーに憧れて青春を過ごした人は胸がキュンとしてし>>続きを読む
所々セリフ回しや演出に時代を感じて笑ってしまった。
週末の2時間、昭和にタイムトラベルした気持ちになった。
全盲、同性愛というテーマをここまで爽やかに描いたのは見事。こういう作品をもっと見てみたいと思った。
ブラジル映画なんですね。素敵。
月食のセリフも印象的だった。
「障害とか同性愛とか関係なく、青春>>続きを読む
ドランの世界観の原点
グザヴィエ・ドランの自伝的デビュー作。
この作品を冷静に語ることは非常に難しい。なぜならこの作品の主人公ユベールは、10代の私の生き写しである。
私はゲイだが念のために言うと>>続きを読む
同性愛と階級の二つの壁
舞台は階級社会が色濃く残る、同性愛が違法とされた20世紀初頭のイギリス。モーリス(ジェームズ・ウィルビー)とクライヴ(ヒュー・グラント)はケンブリッジ大学で出会い、自然に惹かれ>>続きを読む
ポップさ弾ける甘酸っぱい青春
思春期の恋心の機微をドランの感性でおしゃれに描いてる。おしゃれ映画で終わらず、美しいエンターテイメントとして成立しているのは見事。
ドラン1作目のマイマザーも大好きで>>続きを読む
一体私は何を目撃したのだろう。
好きな映画は沢山あるが、自分の人生観に影響を与えたとまで言い切れる作品がどれほどあるだろう。
映像、ストーリー、音楽に終始圧倒され、鑑賞後はしばらく動けなかった。説明>>続きを読む