泡さんの映画レビュー・感想・評価

泡

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紅の豚(1992年製作の映画)

4.7

風立ちぬでも思ったけど、飛行機ってすごくロマンチック。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.5

映像としてずっと眼が楽しいし、ホラーとしてもちゃんと成立していて終わるのが名残惜しかった。それは短編のときから変わらない。
なにより屋敷の回想シーンで情緒不安定な奈々瀬の行動が、青年期の思い出として美
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.5

この作品に人類が映画をつくることの大きな意義を強く感じた。
たぬきが愛おしすぎてずっと悲しかった。

二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.0

この作品を知らずにわたしは小豆島に宿を取り、その数日前に視聴した。
日本で一番人口の多い島であることを想像してフェリーの夕焼けを尻目に映像の土地に思いを馳せていたけれど、現地でお世話になった人々は『現
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小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

小津らしさが薄く、面白かったけれど本質がわかるのはもう少し先なんだろうと思う。

秋日和 ニューデジタルリマスター(1960年製作の映画)

4.4

ゆりちゃんのカラッとしてるところ大好きだなぁ
本人たちの関係のないところで爺(社会)が結婚させたがるのマジでうんざりだし、子どもだなぁと思えるのも他人事だってわかってるから余計可哀想だった。
でもこん
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.5

全ての女性たちが迷い決断していくなか、笠智衆のひとのよさが一貫して変わらず なのにどの物語にも密接でないところが、男と女をよく分かっていてすごくらしいなと思った。暗い小津も良いなぁ…

オマージュ(2021年製作の映画)

-

わたしは作り手側の視点で観れないことがわかった

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.8

わたしのなかでぶっちぎりの娯楽映画だった〜!盲目的な奇跡こそ強い煌めきを放つ。そういう貫かれた信念が気持ちいいし、美化されすぎない世界に好感がもてた。そして人間の矛盾しているのに本人のなかでは整合性が>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

リアルとアンリアルが入り交じる様や、不気味なまでに遊離した世界にわくわくしたし、さすがジブリ作品と痺れたね。
あとは少年主人公の強かさや選択の仕方が素晴らしかった。

独白のつまらなさがすごく映画らし
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

4.7

旧約聖書を暗唱して引き留めてくれる女性があまりにも素敵だった
とにかく長回しが気持ち良くて、石炭を運ぶリフトも土砂降りの雨も音楽とダンスも そしてそれをスライドしたりズームしながら見つめる目線が完璧

ローラ(1961年製作の映画)

4.6

これはファムファタールのようで全然違かったけれどそれもいいね 誰かの幸せを願うとき、この作品を思い出してすこし幸せな気持ちを自覚できることが嬉しい

秋津温泉(1962年製作の映画)

4.6

愛がすべてのファムファタールがずっとすきなんだと思う 物語も映像も良すぎてそれが怖い

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.7

生きづらさ愛おしさが溢れていて良かった

レイラにとても惹かれた
初めから半分拉致するようなかたちで連れ去られたのに従っているところが、レイラ自身の意思であることが伝わってきてずっと不思議だった でも
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怪物(2023年製作の映画)

3.0

数十年前の映画だったら当時はこんなもんとまだ観れただろうけど、月並みな大人たちの暴走と 古典的・非現実的な少年たちの美しさとで、今を描こうなんて100万年早いね(むしろ遅すぎ?)
俳優が全員素晴らしか
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さすらい(1975年製作の映画)

-

映画がでてくる映画だからと期待しすぎてしまった、あとは作業しながら観たせいかあまりにもわからなかったのでスコアはつけない。言葉が全く響かなくてだめだった。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.6

ラストシーン、辛い現実に帰っていく背中に感情移入して安心してしまった。そしてそんな自分に傷ついた。
わたしは今ちょうど狭間のライフステージにあって、これから向かっていく時間のなかできっと慰めになる映画
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.7

映画すべてがとってもキュートで、コクリコが電線を歩く姿がその絶頂だった。ので、かよちゃんの『未成年の主張』を思い出した。

いつかミニシアターでリバイバルされるのを夢見て!

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.7

マリリンモンローの演技を初めて観た映画、
白くて光っていた。
ずっと楽しかったけどラストの台詞のためにすべてがあった。こういう言葉にふれる度、大袈裟ではなく生きていてよかったと思う。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.7

これを生活の灯台にしたい、わたしにとって奇跡のやりとりがそこかしこにあった。

「好きな映画は?」と聞かれたときにこたえやすいし、それを相手に雄弁だと思ってもらえるひとになりたい。

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