てんさんさんの映画レビュー・感想・評価

てんさん

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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

自分が男なのでどうしても男目線で観てしまうけれど、これはシンディーがどうにかしてあげられたんじゃないかと思ってしまうな。。

「辛い時に助けてくれなかった恨みは生涯消えない」らしい。
でも、たぶんシン
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

宗教を題材にした作品で、自分の中で最も心に残っているのは『教団X』という小説。

1人の教祖を中心に「性の解放」を謳うカルト教団で、教団員は皆信じている。
教祖には崇高な信念があるに違いないと。
成す
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.5

気づいているけど知らない振りをしたまま生きていく人生と、気づかされてしまって無理やり事実に向き合わされてしまった人生は、どちらが幸せだったんだろうか。

「あんたに出会わなければ…」って言葉は、きっと
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

3.5

サンタクロースはいます。
サンタクロースは絶対にいます!
万が一、万が一!本当はいなかったとしても。

みんながサンタクロースは存在すると信じています。
なんでわかるかって?
裁判で判決が出ているから
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サンタクロースになった少年(2007年製作の映画)

3.5

サンタクロースはなぜ夜にしか来ないんだろう。
なぜ誰にも挨拶せず去ってしまうんだろうと子供の頃からずっと思っていたけど。

もしかしたらサンタクロースは、自己表現が苦手なのかも。
プレゼントを贈ること
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

『スラムダンク』の映画でこれ以上の正解はない!と思うし、なんなら井上先生に「これが正解だ!!」って無理やり力づくで引っ張っていかれた気がする。

それくらいの迫力と圧を感じた。
原作を知っているからか
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PK(2014年製作の映画)

3.8

素晴らしい、素晴らしい映画だと思う。
“かけ間違い”という考え方はとてもユニークだと思う一方、世の中のおかしなことはどうかすべて”かけ間違い”で説明できて欲しいとも思う。

どうか、回線が間違っている
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グリンチ(2018年製作の映画)

3.2

クリスマスが嫌い!
クリスマスをみんなから盗む!
でも盗む時の格好がサンタクロース…
というのがグリンチの心の奥底を表してるよなぁ。笑

クリスマスに思い入れがなかったら、
そもそもサンタクロースの格
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.2

ちょっと面白い。ポスドク問題への社会風刺がギャグになっていて、笑えないけど笑えるし笑えない。(どっち)

合法と違法は対義語だけど、合法と悪事は対極ではないんだなぁ。
頭が良ければ良いほどこういうこと
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P.S. アイラヴユー(2007年製作の映画)

3.8

この映画を観て、自分はいったいどんな瞬間に前向きになれるんだろうと考えてみた。

ふとした夜に友人からの昔の寄せ書きを読み返した時。なんだか前向きになれる。
現在近しい人に褒められた時。前向きになれる
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.5

大人になってから観ると、小さい頃よりも色んなことが見えてくるジブリはやっぱりすごい。

アシタカが村から離れた理由、
エボシ御前が治めている集落の構造、
モロが暮らしている場所…。

映画を観ているよ
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.5

ガガーリン団地の解体音と宇宙船の発射音が似ていた。
良いことは決して多くなかったけれど、ユーリは最後、宇宙に飛び立てていたらいいな。

当時は祝福と希望を背負って建設された最先端のガガーリン団地も、時
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

3.8

13年前と変わらない感動。
むしろ3D技術が進化しているからか、より迫力があった気がする。

これは映画館で観ないと楽しさが伝わらないだろうなぁ!3Dでこの奥行きを味わって欲しいよなぁ!なんでナヴィが
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

自分達には価値が理解できない”才能”を、「絶対に成功する」と言って後押しする怖さを想像したことがなかった。

絶対怖いよね。怖くないわけないよね。
しかもよりによって自分達の娘だもんね。
家族としても
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.5

偶に思うんです。
相手がどんな人か知らなければずっと好きでいられたかもしれないのにって。

偶に思うんです。
弱いやつを搾取する社会の構造のせいにしてしまったほうが楽なんじゃないかって。

ユカちゃん
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

なにかを大好きな気持ちはとっても尊いことで、それをずっと好きでい続けられることは更にとっても尊いことだ。

「いつかお魚博士になりたい」と既に大人になっているみー坊が口にした時、それを聞いたアイドルが
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アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(2014年製作の映画)

3.5

尖ってるなぁ、って思う。
当たり前だけど何かが欠けてるから尖ってるんだろうし、あえて捨ててるのかもしれないけれど、色々欠けてそうに見える。

良い尖り方に見えるのはきっと良い人達に巡り会えたからで、こ
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.5

題名も設定もふざけてるので配信当初からあまり観る気がなかったのだけれど…なかなかどうして面白い!

親の期待に応えることが嫌になって、グレる方法がレッサーパンダ化って…どうゆうこと?笑
わけわからなさ
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

「良い人」や「優しい人」とひと言目に形容される人たちに本当の意味で良い人は少ない。たいてい「気が弱くて言い出せない人」か「他人に興味がない人」だと思う。これは持論。「聖人」って表現だって、日常的に使わ>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

素晴らしい映画だったと思う!
「お酒に頼る人生は素晴らしいものになるか?」
こう聞かれたら、答えはもちろん「ノー」に決まってる。

でも、「素晴らしい人生にお酒は必要か?」
こう聞かれたら、もしかした
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旅するジーンズと19歳の旅立ち(2008年製作の映画)

3.5

全然関係ないけれど、最近の芦田愛菜さんを番組で見ると大人だなって感じる。でも、それより歳上の人が話しているのを聞いていて子供だなって思うこともある。

時間が経てば年齢はどんどん大人になっていくけれど
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

30歳を目前に控えた自分もユリヤと同じように、何を待っているかはわからないけど何かを待っている。
色々やってみたいけどどうしてもやりたい何かがあるわけじゃないし、恋人は欲しいけれどどうしてもすぐに結婚
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

思った以上にバズがおじさん顔で、思った以上にSF要素が本格的で、思った以上に仲間はドジっ子ばっかりで、思った以上にサンドイッチが肉肉しくて、ザーグの正体はこの映画を観るまで本当に知らなかった。笑

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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

別れ話をした途端に「今まで使ったお金を返せ」って言ってくる人は意外といる。可愛さ余って憎さ百倍なんて言葉もある。
きっと「裏切られた」と感じた瞬間に、人は見返りを求め始めるんだろう。

どちらも「自分
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旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

3.5

必要な時に背中を押してくれる友達って本当に大事!
きっとこの4人はこれから先大人になってバラバラになっても、ずっと正しい友達であり続けられる気がする。

若い時の友達の定義って「いつも一緒にいること」
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.5

2人で抱き合っている時、磯辺が小梅に「どうせすぐにこのことを小梅は忘れちゃう」って言ってて、小梅は「そんなことない」って言っていた。

でも、あぁきっと忘れちゃうんだろうなって思った。
もうこの瞬間が
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

相手を観察する時に、”目”ほど指針になるものはないと考えさせてくれる。

「目は人の眼(まなこ)」と言うし、「恋は盲目」と言う。「目は口ほどに物を言う」と言うし、「目が笑っていない」という表現もある。
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

鑑賞後に色々と調べていたら、随所に庵野さんのウルトラマンに対するオタク魂が爆発していたみたい。

庵野さんは今回監督ではないけれど、人の顔が独特なアングルからアップで映るあの撮り方は、『ラブ&ポップ』
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.5

きっと世の中の人間関係は、今の時点から何を足しても欠けても崩れてしまう、絶妙なバランスの上に成り立っていることがほとんどなんだと思う。

嫌いな友人がいるからこそ仲のいい友人が存在するし、付き合ってい
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

人の大事な側面は中身だとわかってはいるけれど外見に左右されてしまうし、真実を知りたいと思ってはいるけれど自分にとって都合のいいことだけを信じるんです。

僕たちは“完全な”ものではなく、”なにか欠けて
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.2

すごく好きな人に顔が似てる別の人を好きになっちゃう気持ちはなんかちょっとわかる。
すごく好きな人の代わりにしていることに後ろめたさを感じながらも、付き合い続けちゃう気持ちもなんかちょっとわかる。

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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

梅田付近の商業施設のコナン推しがすごくて、もう20年ぶりくらいに劇場で観たけれど、、、なんと結構面白かった!!

毎度おなじみのオープニングのナレーションから始まり、コナンくんが警察の方々からまったく
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バブル(2022年製作の映画)

3.5

僕は小さい頃から転勤族で、2~3年置きに各所を転々としていて。
やっと友達と仲良くなったと思ったら、やっと好きな人ができたと思ったら、その場所を離れることになって。
すごく嫌だった。

でも僕は今でも
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.2

小学校の時、サッカーの区選抜にチームから選ばれたメンバーの中で自分だけ落ちたことがあって、すごく悔しかったのに泣けなかった。
大事な公式戦で負けた時も他のチームメイトは泣いてるのに自分は泣くことができ
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覗かれる人妻 シュレーディンガーの女(2018年製作の映画)

3.2

量子力学的に考えると、見ることも見られることもその現象が起こった時点で初めて存在が確立されるのであって、実際にその目で見ないと裸か裸じゃないかなんてわからないんだよ。
あくまで量子力学的に考えるとね!
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.8

自分を取り繕う人生にどれだけの意味があるのかと思いつつ、周りを何も気にしない自由な人生に果たしてどれだけの自由があるのかと思うわけです。

どれだけ綺麗事を並べようとも、他人の評価を通して自分という人
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