たなかさんの映画レビュー・感想・評価

たなか

たなか

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.0

これは…全然面白くない。
なんだこれ。みんなが何のために誰のために戦っているのか全く分からない。そもそもなにと戦っているのかも分からない。
目を見張るようなアクションシーンがひとつくらいあればまだ良か
>>続きを読む

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

5.0

緑の制服と赤のドレス、信号が緑(青)から赤に変わる瞬間のキス、女の子のパンツを見た瞬間の稲妻、それぞれの初恋、真っ赤な血、後ろ姿の写真、結婚式と葬式。
全ての瞬間が雄弁で美しい。凄いものをみた。

絞死刑(1968年製作の映画)

4.0

9年ぶりにみて、そうかこれはコメディだったのかと今更気がついた。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

無垢な心と冒険心とそれによって気づく楽しいこと嬉しいこと悲しいことおかしいこと。
この映画に大事なものを教えてもらった。

これはもう今年のベストでいいんじゃないでしょうか。

なにもこわいことはない(2013年製作の映画)

5.0

退屈で、儚くて、脆くて、いい匂いで、エロくて、美味しくて、美しいんだ。きっと誰の日常も。

なにもこわいことはない。
その通りだ。
だから明日も生きていけると思った。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

日々の忙しさや、めんどくささのせいで見ないフリしていた物をもう一度イーニドに教えてもらったような気がした。

俺だってあのバスに乗りたいよ。

恥ずかしながら、見終わった帰り道に脳内で流れていたのはブ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

うーん。
面白かったような。
そうでないような。
うーん。
この人の映画はやっぱりどこかで受け入れられない何かがある。
被写体とカメラの距離が映画的でないカットが多すぎる。

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.5

子供の頃テレビで放送していたのを何度か見た思い出。ブライアンデパルマ監督作と意識して見たのは初めて。

コッテリした画面とじっくりねっとり舐めるように展開していく感じはたしかにデパルマだなと。
このシ
>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

全体通して画のユルさは気になるものの、面白かった。
やってることはデビルマンと同じ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

全く意味はわからないのに面白いような気がする。面白いような気にさせられたという方が近いか。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.5

ウィレムデフォーの脇の間から見える
オスカーアイザックのカットに痺れる。

ワイルドツアー(2018年製作の映画)

5.0

恥ずかしくてニヤニヤしちゃって
美しくて眩しい。

いつまでも続いてほしいと感じた時間はいつか絶対に終わる。

「きみの鳥はうたえる」が三宅唱のベストだと思っていたけど、その次の年にこんなの撮ってたと
>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.0

1作目の方がよかったかな。
今回はギャグが下手でちょっとノイズになってる。
ちさととまひろのことは1作目で好きになってるのでそれでも見られるんだけど、ちょっと気になるな。
「花束みたいな恋をした」いじ
>>続きを読む

THE COCKPIT(2014年製作の映画)

5.0

だらっとゆるっとピリッと。
無駄に思える時間の集積によってしか得られない美しさがこの世界には存在する。
めちゃくちゃ面白い。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

16mmフィルムのざらりとした粒状感と日本最古のボクシングジムの古臭い設備と道ゆく人がみんなマスクをしているコロナ禍の日常とが一緒になって、果たしてこれはいつ作られたどの時代を描いた映画を見ているのだ>>続きを読む