tbsk9unさんの映画レビュー・感想・評価

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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.1

設定もキャラクターもいまいち定まっていなくて、ふわふわしていた。雰囲気でわかるので気にしなければいい話だが。

何故アマンダにラジャーが必要だったのかを描くところで一気に「泣けるっしょ?」
の空気に持
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

4.1

「僕らが彼の世話をしてる」

何もかも失ったバスケットチームのサブコーチの成長が、ゆっくりと丁寧に描かれるヒューマンドラマ。

マルコの根っこの部分の人の良さを、ちょうど良いバランスとタイミングで小出
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プリシラ(1994年製作の映画)

3.9

あらゆる意味で完成度が高い作品。
キャラクターの描き方、何を描きどこを省略するべきかわかっている。

それぞれが抱えた事情も、すべては描かず必要最低限だけ描き、観終える頃には3人とも序盤の印象とは全く
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JAWS/ジョーズ2(1978年製作の映画)

3.0

小学生の頃はめちゃくちゃ怖かったが、改めて観ると前作ほどの恐怖感は無かった。

わりと早い段階で姿が見えてしまうので、前作のようなじんわりとした恐怖が持続する感じは無い。前作よりも作り物みが増していて
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クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

3.8

シンプルでわかりやすいストーリー。
「クリスマス」が家族にとってどれだけ大切か、ビデオカメラを使って上手く観せてくれる序盤のくだり、長すぎず短すぎずよかった。

映像のクオリティも高いので、見応えがあ
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

未来と現在のタイムトラベルとのことで、壮大な物語になると思っていたが、わりと現在/未来が独立した、ある意味二重構造な物語だった。

「娘」が軸になっているのはわかったが、結局未来の娘との話は解決しない
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スプリー(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

カートの奇行が徐々にエスカレートしていく様子は面白かった。フォロワー数にしか興味のない、ある意味冷めた性格が不気味。

最初は彼の真の目的(フォロワー云々は建前で、何か理由があるだろう、みたいな)を探
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ゾンビコップ(1988年製作の映画)

3.6

サクッと観られるアクションコメディ。

ゾンビと戦う〜みたいなイメージだったので、良い意味で裏切られた。腐敗する様子が当時の技術だと余計に生々しく、痛々しく見えた。

また、バディものによくある片方は
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マインドハンター(2004年製作の映画)

3.6

閉鎖空間で命を狙われるシチュエーションもの。

必要最低限の過去だけ描かれ、基本的には物語の進行に必要な各キャラクターの性格や特性だけが扱われる。

尺も内容もシンプルで良かったが、もう少しずつキャラ
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太陽の塔(2018年製作の映画)

3.9

「太陽の塔とは一体何だったのか」ということについての考察が、2時間ひたすら語られる。それぞれの人物が岡本太郎自身から、岡本一族の誰かから、岡本太郎の作品から、大阪万博から、そしてもちろん太陽の塔から受>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.0

ハッピーエンドでもバッドエンドでもない不思議な作品。

ジョンの人柄と力が徐々に見えてきて、ポールたちから彼への信頼も確かなものになっていく過程が良い。決してご都合主義なおめでた話にはしないところも良
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迷い婚 すべての迷える女性たちへ(2005年製作の映画)

3.5

ずっとラファロクリップして放置していたが、ようやく観られた。

マリッジブルーになった主人公が、過去の母親の影を追いつつ自分探しに出かける物語。

ファンタジー感が強いラブコメディ。
ジェフがとにかく
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マーベルズ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと「最強のヒーロー」として描かれてきたキャプテンマーベルが、ようやく人間らしく見れた映画だった。

「最強」という仮面の裏で彼女に何が起きて、何を思っていたのが初めて描かれる。親友との別れをきちん
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

「未知」の描き方が独特で引き込まれた。
「何かがおかしい」と思わせながら、徐々に正体に近づいていく感じ。

取り込まれた人々の描き方も生々しく、外見よりもそちらが強く印象に残った。アナログな方法で挑む
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.5

ディストピアの雰囲気を味わうのにちょうど良い作品。スピルバーグ作品だけあって安心の見応え。人間の醜さの描写も、ギリギリセーフなレベルで上手く描かれていてヒヤヒヤした。

みんな自分の身を守るのに精一杯
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猛獣大脱走(1983年製作の映画)

3.3

B級映画欲を満たすのにちょうど良かった。

ツッコミどころの多さや適度な雑さも、頭を空っぽにさせて観るにはちょうどいい。思っていたよりグロめだったので「動物が出てくる映画」で子どもに観せたらアウトかも
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コウノトリ大作戦!(2016年製作の映画)

3.6

引き込まれる世界観であっという間に観れた。ストーリーのテンポも良い。

ネイトたちとジュニアたちのストーリーが二層構造でほぼ重ならなかったのが少し物足りなかった。チューリップの物語もある意味独立してし
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

見応えがあって面白かった。

前作の直後から始まる続編でここまで緊張感が続いているのってすごい。

相変わらず話の流れがわかりやすい。殺し屋ひとり1人の名前や素性が出てこなくても何ら支障はない、この作
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デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

02らしい作品で良かった。逆に言うと、「02らしい」で無理やりまとめられてるような作品でもあった。ファンが楽しむ要素は詰まっているので楽しめはするが、他の方がコメントしているように「02でやるべき話だ>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.7

20分とは思えないほどの後味が残る作品。

短いセリフや仕草で、親子の関係性や一人ひとりのキャラクターが十分伝わってきた。短尺だが展開が早い印象はなく、ただ淡々と出来事が描かれていくので、平和なシーン
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.9

4人の子供が1人ずつ出てくるのかと思っていたら、全然違った。イゴンを持ってくる辺りなかなか良い。

ヒーローとして成功したのかと思いきや、ゴーストバスターズのあの後の話が何とも切なく、また1人で戦った
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

殺し屋間のルールやジョン・ウィックの立場等、1作目ではただただ圧倒されるだけだったその世界観が少しずつ明らかになる(読み取れる余地がある)分、深みが増していた。

タトゥーの入った指のタイプ音と、鳴り
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.5

タートルズの知識ゼロだったがとても楽しめた。異形が人間に認められるために悪をこらしめる、シンプルで王道なストーリー。

独特の絵柄で描かれる世界観に惹かれ、それぞれ魅力的なタートルズのキャラクターにも
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スマイル(2022年製作の映画)

3.3

たまたま『イット・フォローズ』と続けて観た感染系ホラー。

プロモーションはめちゃくちゃ怖かったが、結局悪魔的な扱いになり、途中から某『ドクター・スリープ』みたいになる。

「自分にだけ見える恐怖」よ
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

久々に鑑賞。よくある感染系ホラー。
「後ろからきたらわからんよなー」と思って観てたらまさにその通りで笑えた。

途中までは結構怖かったが、結局アレはなんだったのか、まで突き止めずにヌルッと終わるので色
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.7

ワンカットのアクション&救出シーンはやはり見応えがあって惹きつけられた。

アクションは相変わらず良かったが、元妻との関係や息子の回想など、ドラマ部分の演出がベタ過ぎてちょっと胸焼けしてしまった。
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ベートーベン(1992年製作の映画)

4.3

U-NEXTでみつけて20数年振りに観た。

一時期狂ったように観ていたので、ほぼほぼ流れは記憶のままだった。

犬嫌いないお父さん、迷い犬、お父さんを邪魔する犬、悪者に引き裂かれる家族と犬…と犬コメ
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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

3.6

特別中身があるわけではないが、不思議と飽きずに最後まで観られた。中身はほんとにない。

無駄な説明が無い(腰のアレとか)ところは、話のテンポを殺してなくて良かった。気になる人はずっと引っかかったまま最
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

レンタルでようやく鑑賞。

1をはるかに凌ぐグロさと聞き楽しみにしていたが、ちょっと期待はずれだった。

たしかにピエロの残虐さは前作よりも上がっていたが、そのせいでリアルさは薄れてしまい(あからさま
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

今まで観たどの映画とも違う、
全く観たことがない映画だった。
ジャンルを絞れない映画。

少年の成長を描くのとも、2人の恋模様を描くのとも、家族の絆を描くのとも違う。お互い片割れとして出会い、ただただ
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ライフ(2017年製作の映画)

3.5

テンポと殺し方が終始微妙だった。
最初の電気ショックとラストは良い。

キャラクターが定着する前に殺戮シーンが始まってしまい、誰が何をする人なのかがよくわからないまま進むので(キャラ紹介、あるにはあっ
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チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

3.5

シリアスとコメディの間(ややコメディ寄り)にいた頃のチャッキー。オープニングの、再生されちゃうまでの様子が不気味。

もう動くのがわかってるから、怖さは半減しているが、それでもサイコパスな殺し方は変わ
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.6

やはりシリーズで一番怖い。
最初に観た小2くらいの頃の恐怖を、身体が覚えてる感じ(若干トラウマになって、1だけはその後10年くらい観れなかった)

電池からの展開、当時もゾクっときたのを覚えてる。
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ヘンゼルとグレーテル(2007年製作の映画)

3.5

全編通して独特の気味悪さがあった。

ストーリーは途中までは面白いが、執事の入り方と絡み方が微妙だったのが残念。あれがもうちょい納得のいく入り方だったらもっと面白くなってた気がする。

説明し過ぎず余
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.8

ホラーの王道は抑えつつ、新しいホラーにチャレンジしてる印象だった。そこまで怖くはないが、ひと昔前のホラーっぽさがあってそこは楽しめた。

観ていて不安になっていく、胸がザワザワしていく感じも良い。GE
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