teatimeさんの映画レビュー・感想・評価

teatime

teatime

偽りのないhappy end(2020年製作の映画)

3.0

キャストが魅力的で、映像の雰囲気も好みでとても期待していた作品でした。ですが、「由宇子の天秤」のレビューでも以下のように書いたのですが、同様の理由で個人的に不満が残りました。

-----------
>>続きを読む

SP 国家情報局:Mr.ZOO(2019年製作の映画)

3.2

中国から寄贈されるパンダ(ミンミン)を護衛する大役を務めることになった国家情報局員のドタバタコメディー。

主人公のチュ・テジュは、ミンミンの護衛中に頭部を強打し、動物の声が聞こえる特殊能力を身につけ
>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

ドラマ「きのう何食べた?」の劇場版で、ドラマと同じく優しく暖かいトーンで進むゲイカップルの話。

長年連れ添った老夫婦のような2人の会話からは、お互いを心から大事にしていることがよく伝わってきて、観て
>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.9

11年の節約生活を経て、ローンも組んで購入した悲願のマンションが、入居たった2週間で、巨大陥没穴に吸い込まれるように地下500メートルまで落下。しかも、同僚を招いた引越お祝いパーティーの翌日に、という>>続きを読む

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

2.5

東野圭吾原作「マスカレード・ホテル」の続編。 ホテル、警察、犯人、それぞれの駆け引きがあるのですが、どうも緊張感にかけるというか、ヒヤヒヤしません。タイムリミットはあるのですが、「やばい!」と思わない>>続きを読む

妖怪シェアハウス 白馬の王子様じゃないん怪(2022年製作の映画)

2.0

ドラマ「妖怪シェアハウス」の劇場版。深夜枠のドラマとしては高視聴率を取り、パート2まで制作してついに映画化!とファンも多い本作ですが、うーん、正直、これ、失敗作かもしれません。

まず、天才数学者AI
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

最初にこの映画の紹介写真を見た時に、「ナイト・オン・ザ・プラネットみたいだな」と思ったら、がっつり絡んでいてびっくり。まさかのジム・ジャームッシュつながりで、永瀬正敏も出ているし、大好きなウィノナも劇>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

激務の1週間が月曜の朝にリセットされ、何度も繰り返されるとしたら……という、お仕事タイムループコメディ。

会社員なら誰でもくすっとしてしまいそうなシーンが多々あり、テンポもかなり早いので、ループもの
>>続きを読む

イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.5

30年に及ぶ夫の介護から開放された83歳のイーディが、父親と一緒に登りたかったスコットランドのスイルベン山へと向かう話。

イーディは夫に虐げられ家では監獄のような暮らしをし、夫が病に倒れてからは介護
>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

2.2

貧困ビジネスファンタジー。「なるほど、そういう儲け方ね」と思うものの、想像の範囲内で驚きはあまりありませんでした。脱獄計画や方法にもひねりがなく、せっかくの設定を活かせていない感じ。もう少しヒリヒリし>>続きを読む

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

4.0

何を言われようとも、何があっても、泣きたくなっても、明るく笑い飛ばして、楽しく生きたもん勝ちよ! そんなメッセージが伝わってくる、元気をもらえる映画でした。

口を開けば下ネタで、すきがあればすぐに脱
>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「廃墟」×「子供たち」×「サバイバル」で企画したような映画。

「海で漂流する団地」というアイデアは面白いのですが、何かほかはすべてこじつけのようなストーリーに感じてしまって、感動話に仕上げているもの
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

自叙伝をベースに、さかなクン誕生秘話をかわいらしくまとめた作品。さかなクン(ミー坊)を演じたのは、のん(能年玲奈)。29歳なのに魚を見つめる目は、好奇心旺盛な子供の目そのもの。本当にぴったりのキャステ>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.8

スパイダーマンファンに向けたごった煮的作品。「あ!このシーンは」「お!このセリフは」と過去作を振り返りながら楽しむスタイルができる人なら満足度は高いと思います。

ただ、そのためにはスパイダーマンの過
>>続きを読む

いとみち(2020年製作の映画)

4.5

全編、とても優しい目線で作られていて、鑑賞後、とても幸せな気分になれました。ちょっとかわったコメディか、津軽三味線をテーマにした音楽ものかと思っていたら、笑って泣ける女の子の成長物語でした。

内容は
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

分かってはいましたが、これは劇場、しかもIMAXとかで観ないといけませんね。65インチ液晶+Atmos環境でも十分面白かったのですが、やはり劇場に行くことにします。IMAXもいいのですが、4DXがいい>>続きを読む

コンプリシティ/優しい共犯(2018年製作の映画)

3.2

高齢の祖母と病弱の母を本国に残し、技能実習生として来日した1人の中国人男性の苦悩を描いた作品。

以前、テレビ番組で技能実習生の人権問題が特集されていて、その実態の一部を知りました。過酷な労働に加えて
>>続きを読む

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.7

最寄りの駅までの道が線路しかない。しかも、途中にはトンネルや橋もある。それこそ、毎日、命がけ。

そんな辺境の村に、1人の高校生が駅を作ろうとして奔走する、ほっこり感動系の映画だと思って観たのですが、
>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

3.2

映画オタクが娘が犯した殺人を映画で知り得た知識を使って隠蔽する。果たして隠し通せるのか、という話。

冒頭の棺桶の話は、ヒッチコック劇場でやっていたもの(後で調べたら「死人の脱走」でした)で、いきなり
>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

2.3

「くだらなくて何も考えずにひたすら笑える映画」と期待していただけに、とても残念。ジャングルというシチュエーションを生かした笑いは予告でもあるヒルぐらいで、ほかは微妙なものばかり。ブラピももう少し変な役>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤はやや冗長に感じましたが、4人の偵察隊が潜入を開始し、羊飼いと出会うところからはノンストップで話が進み、どんどん引き込まれていきました。

崖から転げ落ち、体中あちこち銃で撃たれ、息も絶え絶えで戦
>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

ジャーナリストは、「本人のため」「関係者のため」「視聴者(読者)のため」「社会のため」と言いながら、自分のエゴのために取材し、放送する(記事にする)。

それができるのは自分が関係者ではないからだ。関
>>続きを読む

ザ・プリンセス(2022年製作の映画)

2.0

ここまでストーリーがないアクション映画ってあったかな?っていうぐらい、戦闘シーンしかない映画。

主人公の王女が格闘ゲームさながらに、ばっさばっさと強靭な男たちをなぎ倒していく。グロいシーンも多いので
>>続きを読む

カーター(2022年製作の映画)

3.7

とんでもない速さで、ぐりんぐりんカメラが動く、超絶アクション映画。いや、ここまで派手に切った張ったをやるなら、ある意味、ありでしょう。グロいシーンも多いので、そういうのを見慣れていない人はちょっと無理>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.5

「現実では、こんなケースはありえない」

そう言ってしまえばそうですが、映画の中では、あり得ないような希望があっていいと思います(恋愛映画なんてほぼあり得ないし…)。

血がつながっていなくても、子に
>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.2

ストーリーにひねりはほぼなく、出オチキャラで笑わせて、喧嘩のシーンがひたすら続く展開は、ありといえばありかなと。コントを見ているような感じでしょうか。

他では見られない永野芽郁の格闘シーン(動きには
>>続きを読む

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

4.5

この映画、想像以上に自分が大好きなポイントを抑えていてびっくり。
フィラデルフィアが舞台のスポ根ものってロッキーだよねって思っていたら、「ロッキー」ってワードも出てきて、思わずにやけてしまいました。
>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

4.0

ドラマ版から期待していた本作、その期待を裏切らない出来だったように思えます。

有村架純はこれまでにないぐらいの名演をしていますし、その他俳優陣、特に森田剛も素晴らしかった。

ただ、ストーリーについ
>>続きを読む

忘れられない人(1993年製作の映画)

4.6

何か今日は泣きたいなぁと思ったときに見ていた映画。

主人公は今なら完璧にストーカーで、話の展開もベタベタですが、分かっていても最後は号泣してしまうのが自分でも謎。

マリサトメイはリスみたいな愛嬌の
>>続きを読む

>|