原作の、官能的な猟奇的なシーンは、描いているかもだけど、一番観たかったそれぞれの登場人物の心理描写がイマイチで、残念過ぎ。
原作は、とても複雑で、良いのにな…。
私は、ハンセン病の差別を知らない。
たしかに怖い病気だけど、感染力は低いし、初期なら今は完治できる病だということを知っている。
だから、その差別は理不尽だと思う。
かつては、分からなくて、怖くて、隔>>続きを読む
老いた父の面倒を見るため、殺しの依頼を受けたスナイパー。
どんな理由があろうと、超えてはならない一線を超えてしまった者の前に広がるのは、逃れられない泥沼と闇。
王道の二作目。
ストーリーに中身は無いけど、前作の楽しさだけは残してて、適度に楽しい。
血縁だけが家族じゃない、それぞれの役割を精一杯生きることもまた、家族の在り方かもしれない。
竹野内豊が意外に良かった。
母が告知を受けてから過ごした日々と重なって、色んな意味で泣けた…。
たまたま観た日が、母の死から、ちょうど半年だったことに不思議な縁を覚える。
一家の一大事に団結できるなら、いろいろあっても良い家族>>続きを読む
多次元的世界の映像表現が面白かった。
ベネディクト・カンバーバッチは、不遜な役がよく似合う。
俳優とテーマは面白そうで観始めたけど、人間ドラマにしたいのか、政治ドラマにしたいのか、焦点が曖昧で、テンポもイマイチ…。
全体的に低調に着地し、残念な出来…もったいないなぁ。
すっかり、観たつもりでいた映画。
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの若さに驚く。
実録犯罪ドラマだと思うと、なかなかに秀逸かも。リドリー・スコット監督らしく、重すぎずエンターテイメントに仕上がっ>>続きを読む
ロケ地が函館で、背景の風景が懐かしすぎて観た映画。悲しく美しいストーリーが、似合う街だなぁと改めて思う。
世界の何かを引き換えに、1日生きられるとして、思い出も一緒に消えちゃうなら、私はやっぱり、何>>続きを読む
震災の日に、観たことを一瞬後悔した。
シェールガス開発の為に、利権買収の為に訪れた主人公と街の人たちを巡る物語が、原発問題を想起させたから…。
よくある環境問題や企業の巨大利権を扱う映画と違って、>>続きを読む
OSに本当に恋をするなんて、愚かで悲しい。きっと、主人公に共感できない。そう、思ってた。
だから、大好きなスパイク・ジョーンズ監督作品だけど、なかなか観ずにいた。
でも、観てる内に、リアルとかアン>>続きを読む
比較的、原作に忠実に映画が作られていたのは、評価。
だけど、コミック・小説・映画。
それぞれにそれぞれのストーリーのリズム感といか、間があって、相性みたいに合う合わないがあって、やっぱりこの作品は、>>続きを読む
ほとんどバスの中だけで展開される夏休み前の帰りのバスの物語。
最初は、高校生の悪ふざけ、集団心理の残酷さが際立ってたけど、だんだんと、人がバスを降り、人数が少なくなっていくと、個が見えてくる。
葛>>続きを読む
友人のレビューを読んで、久々にどーにも観たくなってDVDセット。
作品の内包するメッセージは、公開当時よりも、今の日本にこそふさわしいのかも。
ミシェル・ゴンドリー版 ボリス・ヴィアン『うたかたの日』
前半のカラフル&ハンドメイドな特撮・ストップモーションな世界から、どんどん鬱々とした世界に、対比が印象的。
このストーリーは、何度か映画化>>続きを読む
様々なテーマが織物のように重ねられたストーリー。
様々な愛に、思いやりに溢れてるがゆえに泣ける。言葉にしたら、この深い想いは、急に陳腐になってしまいそうで、表現できない。
だから、観て欲しい作品。>>続きを読む
邦題ヒドくて損してる映画シリーズ(^_^;)
王道ストーリー展開が、コンパクトによくまとまってて良い(*^^*)
野球をテーマにした映画は、良作が多い。また素敵な作品に出会えた。
メジャーリーガー初の黒人選手の物語。
何事にも最初があって、新しい道を切り開くことは、多分いつだって大変。一人でなんて無理で、支え>>続きを読む
ジャック・ブラック好きで観た1本。
テキサスで実際にあった事件と知って、田舎社会の屈折した闇を感じる。
街の憎まれ者の老女を殺しちゃったことは、もちろん悪なのだけど、この見事なまでに胡散臭いのに町>>続きを読む
B級テイストたっぷりな邦題に、期待しないで観たら、ホロリとしてしまった…。
元泥棒の頑固おじいちゃんと、忠実ロボットヘルパーの絆。
老人を最後まで思いやるロボットの健気さが胸をうつ。
うん、小品だ>>続きを読む
ジャレット・レトは、俳優として知って、活躍をすごく期待してたのに、空白期間があってどーしたんだろう?って思ってた。
音楽活動でこんな事態に陥ってたなんて、音楽シーンの知られざる一面を垣間見させてくれ>>続きを読む
フランコ政権下のスペイン。
政治信条の為に捕まった姉を助けようと奮闘し葛藤する妹の姿と、愛と信念に生きる姉の対比。
とても胸をうつ素晴らしい作品。
1950年代のフランスってかわいい(*^^*)と、私の中で、ほぼそれだけで見る価値あり!なんだけど、蓋を開けたら、意外にスポ根&ロマコメ要素ありで、
『エースを狙え』ぽいストーリー展開で、ベタだけど王>>続きを読む
被害者の証言を信じ、連続レイプ殺人犯を追う刑事と、犯人の攻防戦。
普段良い人役が多いジョン・キューザックが、ねっとりな犯人役を好演(^^;;気持ち悪くて腹立つ犯人でした。
実際の事件をもとにしてる>>続きを読む
家庭人の顔を持ちつつ、100人以上を殺した実際の殺し屋のストーリー。
マイケル・シャノン…冷徹な役似合いすぎて怖い。
主人公みたいな人って、きっと社会の中に何%か普通に存在してて、彼は仕事として正統>>続きを読む
『村』社会なミステリー。
横溝正史っぽい世界観、鬱々としてるけど、嫌いじゃない。
ノルウェーミステリー侮り難し。
主人公がどんどん追い詰められてく様も、騙してるつもりで騙されてた(O_O)な展開も、絶妙で、やり過ぎ感も含めて面白かった。オススメ!
マーク・ウォルバーグとデンゼル・ワシントン。
最初意外な組み合わせに感じたけど、バディ感良かった。嬉しい誤算。
飛び級で2年早く高校生に入学したルーカス少年の初恋ストーリー。
話自体は、割とよくある雰囲気なのだけど、ウィノナ・ライダーとチャーリー・シーンがまだまだ初々しい子役の雰囲気を残してて、それだけで見る>>続きを読む
見逃してたけど、この映画。何気に豪華キャスト!
ミステリー要素としては、確かにイマイチだし、伏線の張り方少し矛盾あるでしょーなツッコミあるとは言え、名優たちの若かりし姿観れたから、それで良し。
そー言>>続きを読む
壮大なマジックには、遠大な仕掛けが必要で、そこを手抜きしたら、成功を信じることができなかったら、観客を幻想の世界に引き込むことなんてできない。
精巧に仕組まれた世界だからこそ、半ば喜んで騙される。>>続きを読む