穂苅太郎さんの映画レビュー・感想・評価

穂苅太郎

穂苅太郎

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大魔神(1966年製作の映画)

3.7

角川の YouTube チャンネル最近大盤振る舞いで2週間限定なれど高画質で昔のものを無料で配信してくれている。懐かしいなあと思いつつどこの映画サイトのマーキングにも載っていないのでここ20年ぐらいは>>続きを読む

プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)

3.8

パク・ソダムを見たくて見る前から内容がわかってしまいそうな本作に手を出してしまった。古今東西の名作やジャンルものをプロットそのまま持ってきて独自の脚色を施して斜め上方向に放り投げる韓国映画の得意技の典>>続きを読む

第7鉱区(2011年製作の映画)

1.0

わわわわ久々に見たぞ韓国映画の超クズ作。ここまでひどいと映画学校の反面教師教材として世界的に採用してもいいのではないか。撮影音響照明どれも一通り最低レベルなのだが特にひどいのはカットつなぎや演出だ。つ>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.6

「魔女」が好きすぎて公開のたびに必ず映画館にいち早く行ってみてしまうパク・フンジョン。今回もいいキャラクター作ったじゃないですか。むちゃ強いセレブ系ということで本来ならちょっと嫌味があるところなんだけ>>続きを読む

ゴジラ(1984年製作の映画)

3.2

自分は結構なゴジラファンだと自負していたものだが恥ずかしながら今作は全く知らなかった。平成ガメラは円盤すら持っているのだが平成ゴジラなるプロジェクトがあったことすら知らなかった。ビオランテとかデストロ>>続きを読む

コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

3.3

キャスティングやアイディアは第一線なくせにところどころ穴がある脚本と、あまりにも軽すぎるキャラクター設定が足を引っ張ってしまった前作からようやく改心したのか脚本家を変えて臨んだ今作。いやでもやっぱりだ>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.8

大好物のソリッドシチュエーションサスペンス。アイデア一発ではあるけど絶対面白いやつじゃんこれと思って、見放題になる時をずっと待っていたけどどうやらまだまだ課金しなければダメみたい。結構人気なんだろうな>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.7

スコット・クーパー+クリスチャン・ベールコンビ作を立て続けに見てしまったわけだが、時代は違えどこちらもなかなか暗くて、それでも絵作りはゴシック感満載でクラクラするほどキマっている。

クリスチャン・ベ
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ファーナス/訣別の朝(2013年製作の映画)

3.6

スコット・クーパーは「クレイジー・ハート」が大好きで、アル中ミュージシャン役のジェフ・ブリックスが手放さなかったバーボンウイスキMaker's Markを未だに愛飲している。「クレイジー・ハート」は悲>>続きを読む

ソウル・バイブス(2022年製作の映画)

3.4

ハリウッドのヒット作の要素を割とそのまま持ってきて結構上質なアレンジでプラスアルファしていく韓国映画だが、いよいよ「ワイルド・スピード」を持ってきたわけだ。でもあくまでプラスアルファの妙見が必要なわけ>>続きを読む

アフター・アース(2013年製作の映画)

3.6

これねシャマランのお人好しな感じが良くも悪くも出ちゃった感じかな。そもそも全体的なストーリー構成で言うと単発の映画ではなくて少なくともリミテッドシリーズにして撮り始めるべきだった。全編予告編みたいな極>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

4.0

いやーほれぼれする。推し中の推し、ジェイク・ギレンホールの面目躍如。大喜びです。まずは何と言っても肉体作り。ボディビル的増強ではなくて明らかに喧嘩強そうな体にしてるし、こんなやつとはとてもじゃねえけど>>続きを読む

ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

3.9

えこれむちゃくちゃ面白いじゃん。点数引きすぎじゃないか。ちょっとストーリー設定が綺麗に整いすぎているところはあるが、相当良く練り込まれてた傑作だと思うけど。

ホラーとして見ちゃダメ。怖くないしグロも
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.7

いやさすがに色々面白いよ。洒落っ気も利いてるし、笑えるし、胸熱になるし。でも何て言うか悲哀がにじみ出ちゃってるんだよな。なんか無理してない?って感じ。

推しキャラだったマンティスの顔のシワが特に悲し
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.6

韓国のSF物は特撮とかアクションは素晴らしくいいのだけど、どうもSF本来のしっかりと(いやしっかりとしていなくてもいいんだけどそれっぽく感じさせてくれればってことで)科学に基づいた設定を無視しがちで、>>続きを読む

閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.8

ツイストに次ぐツイスト、トリックに次ぐトリックってなミステリーを見たくておすすめを色々探したが、まあ大抵どれも見てるんだな。その中で唯一未見だったこの作品。期待していた以上に、もういいよっていうぐらい>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.0

スカッとするミステリーを所望していておすすめでこれが出てきたので見てみたんだがどんよりとしてしまって爽快感とは程遠い感情になってしまった。探偵が色々とんちを聞かせてトラップを仕込んだり論理的に詰めてい>>続きを読む

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

3.8

大好物のトマス・ハリス原作ということで、この映画があるために小説の方は手をつけずにいた。ベトナム帰還兵の主人公のキャラクターは多分原作ではもっと危ないやつにしてるはずなので原作で掘ってみようと思う。「>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

不死身で無敵で寡黙なじじいめちゃくちゃかっこいい。不死身っぷりが度を外れている。むしろどこまで不死身っぷりを、どう外すかの大喜利のようで途中から笑いとともに見てしまう。ヨルマ・トンミラって役者らしいが>>続きを読む

黒い罠(1958年製作の映画)

3.8

話自体は今となってはよくある話なのだけど、なんといっても撮影と演出がずば抜けている。オープニングのカメラが動きまくる、今でこそドローンや CGIでどうにでもなるが、かつてどう撮ったのかわからないくらい>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.4

パク・ソダムは結構推しの俳優だったので、かなり期待して課金してみたが、ちょっと肩透かしだったかな。「トランスポーター」「ベイビードライバー」「ドライブ」あたりの女版としたかったのだろうが、志が一番B級>>続きを読む

ダマカ:テロ独占生中継(2021年製作の映画)

3.5

ストーリーも設定もカメラワークすらもオリジナルに忠実で。もどうしてだろうラストへ向かう切実さが今作の方がオリジナルよりも上回っていたように思う。野心やエゴに対しての現し方が、日本同様韓国も1枚ベールを>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.9

随分前に読んだ原作だったけど、キャスティングもテイストも驚くほどトレースしていて、原作が持つ静謐な文体や、乾いているけど重厚な風合いすら一致、いや映像が持つかなりのわかりやすさを無変態成長させたとでも>>続きを読む

サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く(2022年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーというよりも一流のミステリーを見ているような。事実は小説よりも奇なりを地で行く傑作すぎるドキュメンタリー。犯人逮捕に至るまでの操作方法が、地を這うようではあるがトラップらしきものも仕掛>>続きを読む

スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

2.6

最近のNETFLIXの作品群の中では最悪かもしれない。クリヘムも良くこの脚本でOKしたな。設定やアイデアは悪くないのになんでストーリーがぐらぐらするんだ。「愛は勝つ」ってか?クリヘムの愛はなんだ?わか>>続きを読む

スピーシーズ/種の起源(1995年製作の映画)

3.0

クリーチャーデザインがギーガーだということを思い出し8年ぶりに再視聴。当時はキネノートで結構な高得点でマークしていたんだが、こうして見直してみるとなんかピンと来なかったな。

ストーリーとロジックはす
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