たかなべさんの映画レビュー・感想・評価

たかなべ

たかなべ

守護教師(2018年製作の映画)

2.7

行方不明になった女生徒をその友達と追って行くうちに意外な黒幕に出会うっていう、いつものマ・ドンソクの鉄拳制裁を見れること以外には特に面白みのない話でした。

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.0

ジュリーが主役の「リトル・フォレスト」でした。
雪国のきれいな景色と美味しそうな料理とちょっと偏屈な作家の話。
娘とも愛人ともつかない距離感の編集者、松たか子の存在が気になる。
なぜか未公開映像と舞台
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違国日記(2023年製作の映画)

2.7

試写会で観た。原作は未読。

多分だけど、大分ダイジェストなんじゃないかなあ? 2時間以上あったけど、エピソードやキャラの掘り下げが全体的に薄かった。特にガッキーと姉の確執はもっとちゃんと掘り下げるべ
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テンプル・グランディン~自閉症とともに(2010年製作の映画)

3.3

トキメキ要素ゼロにした「ウヨンウ弁護士は天才肌」みたいなやつ。とは言えこっちは実話だけども。自閉症だけでなく、女性差別もあり、「虎に翼」に似た印象も。

(2023年製作の映画)

2.8

想像してたものより大分荒っぽかった。やりたいことだけやって、やりたくないことは一切やらない、やり逃げみたいな感じ。役者の名義がビートたけしで、監督の名義が北野武なところも、そういう自由さを感じる。タイ>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

「復習の記憶」がこのリメイクだと知らずに今作を観た。観終わっても言われるまで気づかないぐらいアレンジされてたんだと思ったけど、やっぱオリジナルのほうがしっくりくるな。痴呆症(記憶障害)+犯人探し って>>続きを読む

俺物語!!(2015年製作の映画)

3.5

「シティハンター」からの鈴木亮平クロニクルとして観た。
鈴木亮平、役者としてすごいけど、ベースがインテリゴリラだと思ってるので、冴羽獠よりこの作品のほうがめっちゃ自然に観れた。

あと分かりきってたけ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.3

まずトーベヤンソンが女性だって、この映画を観るまで知らんかった。ごめんな。

そしてこの映画がムーミン創作秘話的なものでも、自伝的なものでもないことにまた別のショックを受けた。恋愛と創作に耽る人生、み
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ドーナツもり(2022年製作の映画)

2.7

何が言いたいのかさっぱり分からなかったけど、雰囲気だけは良かった。このドーナッツ屋さんは実在するらしいね。一個400円越えはちょっとアレだけど。

ひかり探して(2020年製作の映画)

2.8

キム・ヘス目当てに観た。警官の役ばっかやってるよな。

自殺した少女の事件の真実を追う話で、まぁ地味なんだけど、悪くなかった。少女の役をやってるのが、「その年、私たちは」で金髪のアイドルを演じてた娘だ
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警官の血(2022年製作の映画)

2.8

主演の二人が観たくて観た。
潜入捜査を命じられて、別部署に入ったけど、本当に悪いのは誰?みたいな建てつけで始まるけど、特に意外性なく進む話だった。映画というより連続ドラマの総集編みたいな感じだった。

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

2.9

ちゃんと観たことなかったので初めて通しで観た。
想像以上に呑気なノリで、でも若くて元気なジャッキーに華があって良かった。修行とかジャンプの漫画や「ベストキッド」を思い出す感じで、ザ・80年代を先取り!
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シティーハンター(2024年製作の映画)

2.9

原作は既読。

冴羽獠、槇村兄妹のキャスティングと演技はすばらしかったけど、ストーリーやアクション、演出全般がダサかったなー。フランス版の方がより愛を感じた気がする。無理に2時間でまとめるより、連続ド
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まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

3.2

映画だと思ったらドキュメンタリーだった。
出落ちな三つ子再会話かと思ったら、中盤から陰謀論みたいになっていって…。怖かったです。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

2分間を繰り返す宿屋の、超地味なタイムリープ話。
とは言え、「サマータイムマシン・ブルース」より舞台劇感が薄くて、群像劇として良かったよ。主人公の女中の娘もかわいかったし。ゲームでいうと「勇者30」み
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.2

武闘派のシャーロック・ホームズ。ところどころアクションの意図がわからないシーンがあったが、主演二人のキャラクターで押し切ってるので見にくくはなかった。

Winny(2023年製作の映画)

3.6

人類にはまだちょっと早かったものを、知的好奇心から作っちゃったって意味では、地味な「オッペンハイマー」だと思って観てた。

東出昌大と三浦貴大、よかったです。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.8

原作は既読。

セリフは原作準拠ながら、原作の良さが全然わからずに作ってる気がした。足された要素もことごとく滑ってるし。綾野剛が狂児にもヤクザにも見えないのが致命的だった。斎藤潤はかなり良かったけどね
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アバター(2009年製作の映画)

3.4

公開当時ぶりに観た。
162分と長い作品ながら、めちゃシンプルな話し。
確か初の3D映画体験だった気がするけど、2Dで観直すと、今の最新のゲームに比べてCGがそんなにすごくない気がした。

あとは「ラ
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ブラック・ジャック(1996年製作の映画)

2.2

原作漫画は既読だけど、こんな話はないので、果たしてブラックジャックと言えるのかどうか。出崎アニメとして観ないと気持ちがついていけない。話も無駄に大袈裟で好きになれなかったなあ。

近々、高橋一生主演の
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.2

女性バージョンよりは良かったけど、そんなに繰り返しオリジナルに忖度しなくていいんじゃないかなぁと思った。農場で地獄の扉が開いたところでそんなにアメリカの危機って感じがないしさ。そりゃ、ビル・マーレイが>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.3

トランスジェンダーの男性が、姪っ子の中学生を預かり、バレエを習わせる話。

服部樹咲の、演技とかどうでも良さそうな演技やセリフや無表情がリアリティあって良かった。

中盤まで観て、これどうやって終わる
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耳をすませば(1995年製作の映画)

2.9

今まで観たことなかった。
アニメだけど、だいぶ小説的な話だと思った。タイトルも含めてそういう意味で動きが少ない、引きが弱いけど、地味なりにいい話しだとは思った。実写版もあるのはわかる気がする。ラララン
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

「インセプション」「TENET」が苦手な方だったので、「オッペンハイマー」は割とすんなり見ることができた。3時間はさすがに長いし、最後の1時間は割と蛇足でそれこそ15分ぐらいは詰めてほしい感じもあった>>続きを読む

地球へ・・・(1980年製作の映画)

2.5

原作は未読。

話の筋はよくわからなかった。後で粗筋を読んだけど、コンピューターに支配されてる人たちが元いた地球に帰りたいって話なのか? もし無事に帰ったとして何が解決する話なのかよくわからなかった。
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.3

そこで終わってタイトルどーん!か!!
ってなりましたね。

演技が上手い下手とかじゃなく、仕事とは言えいろんな人と気持ちがこもった(ように見える)ベロチューしたり濡れ場を演じたりする俳優って仕事は大変
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

当時も子供ながらに観てたけど、今改めて観るとすごいメンバーだなと。

ライオネル・リッチーのこと、全然知らなかったけど、このプロジェクトを遂行し、まとめようとする力とまじめさに結構心を打たれた。好きに
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.6

旧ソ連のカルト映画。
podcast不思議ラジオキンザザで知った。
社会風刺SFコメディ的な内容で、デザインや音響がすごくぶっ飛んでる。
なろう系的な側面もあるけど、それより理不尽が勝つので終始「?」
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バービー(2023年製作の映画)

2.5

なんか思ってたんと違う‥ってなってしまった。
現代女性の在り方の押し付けみたいなのと、そこからの開放、と言えばわからなくもないけど、別にそれがバービーである必要なくない? 観てて疲れるし、マテル社も「
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正欲(2023年製作の映画)

3.1

原作は未読。

序盤から水と性を絡めてくるので、まぁなんらかのメタファーなんだろうなとは思ったけど、性癖やフェチがどうというよりかは「社会性とは?」みたいな話でしたね。唐突に思える終わり方と、あとエン
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ブルーサンダー(1983年製作の映画)

2.6

子供の頃から何度も観る機会があったのに、最後まで通して観たのは初めてだった。というのも武装ヘリ物のドラマとしては「エアーウルフ」が好きだったせいもある。序盤に裸が出てくるところだけ記憶にあったな。話は>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.4

「カジノ・ロワイヤル」からの続編的内容。
アクションシーンの編集が特殊で、別のシーンと平行に事態が進行するので、何が起こっているのか理解するのが難しかった。話の展開も起承転結型じゃないので、より分かり
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ある男(2022年製作の映画)

3.6

語り手の視点がコロコロ変わり、不穏な空気と緊張感の中でどこに向かっていくのかわからない感じのストーリー進行が良かった。「怪物」にもちょっと似た、全員がちょっとずつおかしい感じだけど、あっちより読後感は>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.1

公開当時ぶりに観た。
内気に育った女性アメリが、小さないたずらで街の人たちを元気にしていく中、自分自身も開花させられるのか? みたいな話。

当時はおしゃれっぽく見えたんだけど、今見るとSNSではしゃ
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

2.3

ゾンビになった青年が恋をして人間としての自我を取り戻す話なんだけど、中盤まで「ゾンビ」が移民や他人種のメタファーなのかなって観てた。でもゾンビの上位的な存在として「ガイコツ」ってのが出てきて、そいつら>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.6

公開当時ぶりに観た。
確かに二人が心を通わす過程が公開版より多くなってる。いい意味でちゃんと完全版になってると思った。中盤までは撮影や編集がちょっと荒いんじゃないかって思って観てたけど、終盤の怒涛の展
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