風馬さんの映画レビュー・感想・評価

風馬

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関心領域(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ人は壁の向こう

【感想】
臭いものに蓋、見て見ぬふり。
そういうテーマなんだろうなと思いながら鑑賞し、やはりそのままだった。
映画として起伏がある訳では無かったが、映像と音響の対比が素晴らしか
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ParkingArea(2022年製作の映画)

3.0

【感想】
音がいい。
映像は、何故か小さい頃を思い出して懐かしいような感じがした。居心地良い。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.6

昔ながらのハンマーが1番さ

いい死に方が出来る

【感想】
クソ怖いし気持ち悪すぎるけど怒涛の後半とラストシーンが本当にあまりにも凄すぎてこれが伝説かって納得させられた。カットとか小道具とかどれも芸
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

観てるでしょうが!!!

【感想】
面白い。しかも熱い。
正直ちょっと泣きそうになった。
話変わるけど、日本人の女性って血まみれ似合うよね。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.0

”さちがダンスを習い始めた時、一緒にやるつもりだったんでしょ?“
━━━でも、もう追いつけなくなった。

”なおが自分のパソコンを自分のお金で買ったと聞かされた時、罪悪感に包まれたわね?“
━━━なん
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鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

2.9

「何度も見る夢があるんだ。椅子に座らされて、目の前で神様が喋るんだ…」

【感想】
数時間前に《砂の女》を観て、いても立っても居られないというか、このまま寝るとしんどいというか、何か早急にバカな映画で
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砂の女(1964年製作の映画)

4.8

「だって、砂がなきゃ誰もあたしのこと構っちゃくれないんだから…。そうでしょ?お客さんだって……」

【感想】
同監督・脚本タッグの《他人の顔》が良かったから、軽い気持ちで鑑賞。
後悔した。本当に恐ろし
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.4

結婚しよう。

その時が来た。

【感想】
エルヴィス・プレスリーという人間にあまりハマれない。プリシラは綺麗だけど、子供過ぎて…。
コッポラだったら《ヴァージン・スーサイズ》の方が好き

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

5.0

子供が子供だった頃
腕をぶらぶらさせ
小川は川になれ、川は河になれ、水たまりは海になれと思った

子供が子供だった頃
自分が子供とは知らず、すべてに魂があり、魂はひとつだと思った

子供が子供だった頃
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.3

Now we're four misfits who don't belong together, we're playing for the other misfits.
They're the
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(1954年製作の映画)

4.1

おれには小石が何の役に立つかわからん。だが何かの役に立つ。これが無益ならすべて無益だ。空の星だって同じだとおれは思う。
お前だって、何かの役に立ってる。

【感想】
ある2人の人生を描いたロードムービ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.6

職業がなんだ。財産がなんの評価になるんだ。車も関係ない。人は財布の中身でも、ファッションでもない。

お前らはこの世のクズだ。

【感想】
途中までクソ面白い。
ただ何となく真相は分かってしまったし、
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.4

ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。それは…貴方の心です。

【感想】
せっかくポール・グリモーの“王と鳥”を見たということで宮崎駿監督作品を再鑑賞しようと思いカリオストロの城から。
思ってたよ
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On Your Mark(1995年製作の映画)

4.1

On Your Mark いつも走りだせば
流行の風邪にやられた

On Your Mark 僕らがそれでも止めないのは
夢の斜面見上げて 行けそうな気がするから

【歌詞】
恥ずかしながら見たこと無
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東京物語(1953年製作の映画)

4.9

「誰だってみんな、自分の生活が1番大事になってくるのよ」

「そうかしら?でも私そんな風になりたくない。それじゃ親子なんて随分つまらない」

「そうね。でも、みんなそうなってくるんじゃないかしら。段々
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他人の顔(1966年製作の映画)

4.4

君だけが狐独じゃない。自由というものはいつだって狐独なんだ。
剥げる仮面、剥げない仮面があるだけさ

【感想】
その人をその人たらしめているのは顔だけなのか。引き込まれるカットが多く、個人的にかなり好
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.3

“It’s possible”

【感想】
僕も可能性を捨てずに常に広い視野を持てる大人でいたい。
「場面が動かないのに会話劇だけで面白い!」「脚本の勝利!」みたいな良い言い方をしてる人が多いけど、こ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.3

もしあんたが海が嫌いで、山も嫌い、そして街も嫌いなら……勝手にしやがれ!

【感想】
最後まですれ違う男女の空虚さ…。
《気狂いピエロ》程では無いが、凄く好きな作品だった。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

“……やっと見つけた”

“何を?”

“永遠…。海と、太陽。”


【感想】
僕は自分が確かに体験した記憶なのに思い出すと美しくて本当にあったのか疑わしくなる幻のような大事な記憶がいくつかある。
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ひみつの花園(1997年製作の映画)

3.5

だーれも知らない秘密の場所…

【感想】
うーん、いいオチ。
コミカルで可愛い青春映画。

浮き雲(1996年製作の映画)

3.8

人生は1度よ。

【感想】
所々うっとりする綺麗なカットがある。
主人のダメっぷりは、自分を見ているようだ。

王と鳥(1980年製作の映画)

4.4

ロバと王様と私
明日はみんな死んでます
ロバは飢えで 王様は退屈で
そして私は恋で。
時は五月 人生はさくらんぼ
死はその種
そして恋は━━━さくらの木

【感想】
空っぽで見ても面白いしよく見ても楽
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

”人工の惑星は人間が作り、地球(テール)と呼ばれている……“

【感想】
思ったよりキツくなかった。
絵本みたいな世界観で楽しめる。

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

-

“Why is it so dark?”

”In the beginning it is always dark.“

【感想】
幼少期に狂ったように何回も見ていた作品。この歳になり、どうしても見直
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.6

“フェアかどうかは分からない。ただ、正義に近づいている事は確かだ”

【感想】
ストーリーに起伏がないが絵になるカットの連続で見ていられる。
映画としては…アートかアートでないかと言えばあまりアートで
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突撃(1957年製作の映画)

3.9

The case made against these men is mockery of all human justice.

【感想】
「兵士は闘牛じゃないので旗(フランス国旗)はいりません」と
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.0

私は本物だよっ

【感想】
面白くないとまでは言わないけど、90分なのに長く感じた。響くものも無いかなって感じ。
人の顔や服装でいかにもこいつが犯人ですよみたいに導くのもクールじゃない。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.5

夢の中で君に会い、恋をした。
イカれた話だろ?

【感想】
無機質で機械的な現実世界に閉塞感を覚えて、ただ夢に逃避したい主人公に同情する。
映像的にも、冷たい無機質さと生暖かい気持ち悪さを上手く両立さ
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人魚伝説(1984年製作の映画)

4.9

なんや…嫌なにおい。
なんのにおいや。
……そっか、血のにおいか。

【感想】
思っていた何倍も最高だった。
かなり面白いし定期的に素晴らしいシーンがしっかり用意されている。本当に見てよかった。

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

昔 太陽の正体を見極めようとした男が、太陽を見つめ続け目を潰した。
この世の不思議さ。
愛や死、この頼みもだ。

【感想】
後半からずっと面白くなり続ける。結末は期待を裏切る物では無いが、やっぱりキュ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

I'm so sorry for what your daddy passed dowm to you.
But I wanted a child, the greatest gift of my l
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

木漏れ日

【感想】
ルーリードの曲名見たいだなーって思いながら前知識無く映画を見たらめちゃくちゃ主題歌だった。
毎日自分を楽しませながら生きていける人はかっこいい

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.0

彼女達はもう“女”で愛や死について理解していたのに、僕達は騒々しいだけの子供だった

【感想】
儚く甘美な死の香りが漂ういい映画だった。

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.4

“I want to tell you my secret now.
I see dead people”

【感想】
愛される映画の要素が詰まっている。
ラストの展開はさすがに予想出来るもののカメラ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.9

この傷は自分でつけました。僕の悪意の印です。

【感想】
最高の映画だった。
宮崎駿が影響を受けた作品、彼自身のこれまでのクリエーション、そして築かれた今の地位を全てフル総動員している気がして、彼の最
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.4

貧乏は美しくない。いい時も悪い時も金がある方がいい

【感想】
率直に言うとあまり面白くなかった。
何故面白くなかったのかを考えた時に、例えば高校生の青春映画を小中学生が見てもあまり楽しめないのと同じ
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