Haruさんの映画レビュー・感想・評価

Haru

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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

社会派ケン・ローチ監督。
『わたしはダニエル・ブレイク』がとても好印象だったのですが、これはあまりに辛い。でも、現実を描けばこちらでしょう。
「貧しいけれど幸せ」という言葉の「貧しさ」は、「貧困」のそ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3


負の連鎖に歯止めをかけるには、寛容な社会が必要なんだと、改めて思います。

役所広司は言わずもがな、その他キャストも味わいがある方々で、社会派な一面を押し出し過ぎないところも心に残る要因なのかも?と
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.4

映画監督が、出演した子供の安否を確認するため、息子を連れて地震の被災地へ向かうというロードムービーであり、ドキュメンタリー。

土砂崩れの跡と埃が舞う一本道。
延々と続く渋滞シーンにうんざりするのは、
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

リズミカルな動き、ありとあらゆる調理の音、背景には家畜や小鳥の声…。
印象派絵画がそのまま動き出したかのような臨場感は、配信で味わう事は不可能。
2,000円は最初の10分で取り戻した感じでした。
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ファーザー(2020年製作の映画)

-

なんとなく、見ていてしんどくなり中断したら、レンタル期間が終わってしまいました😢
もったいなかったです。

無料配信待ち(すみません、自分のメモです)

ブルーバック あの海を見ていた(2022年製作の映画)

4.2

伝えてくる事が明確で、あれこれ考える事なく映像のままを受け入れる感じ。
とても良い印象でした。

悲劇的な展開なら途中退場もありかと思ったけれど、そこもクリア。

もちろん海洋汚染の悪化は紛れもない事
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

最近では、「ソン・ガンホが出演なら外れる事はないだろう」という安心感があり、自然と鑑賞の頻度が上がってしまう。
演技力って凄いものだなあと思う。

もちろんイケメン、カン・ドンウォンの悲しげな表情も魅
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

本を読んだ印象も薄れてきたので、配信で鑑賞。

思い描いていた情景がスクリーンに広がった。
優雅に鳥が舞う湿地の水路、珍しいムール貝の採取の姿、不思議な昆虫、穏やかな浜辺など、ノースカロライナの自然の
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.6

美しい北イタリアの小さな村。

リベロ(自由)という名の古書店主と移民の少年との心温まる交流。

リベロが少年に貸し出す本は『イソップ物語』に始まり、『シュバイツァー自伝』『白鯨』などなど…
それらの
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.6

息子宛に残す『見るべき映画』があるとしたら、これは迷いなくリスト入り。

ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)

3.6

予告を見て、我が家で飼っていた猫とそっくりのルーに一目惚れ。前売りを買ってしまった映画です。猫は可愛かったけれど、パリで生まれた猫を野生化させて大丈夫なの??と。せめて外猫にして餌あげてくださいって思>>続きを読む

おしょりん(2023年製作の映画)

3.5

メガネやさんにチケット頂いて鑑賞。朝のNHK連ドラを一気見したような感じでした。鯖江の眼鏡がどれほどの苦労を経て誕生したか、よくわかります。

パディントン(2014年製作の映画)

3.8

内容と全く関係ないのですが、英国冒険(探検だったか?)協会の建物に、立派なエアシューターがあって感動!初めてその構造が分かりました。
30年前、勤めていた会社で使っていて、先日同期で集まった時に話題に
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
どんでん返しの内容はもちろん、
ケビン・スペイシーにまんまと騙される刑事と自分。
先日、たまたまセブンを観たばかり。
ああまた悪役かと思って見始めたが、セブンの時より演技が光るというか、
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

恋愛映画の王道といった印象。
それでいて洗練された雰囲気もあって、予想以上。

キャメロン ディアスのブルーの瞳とアヒルっぽいお喋りな唇がとてもキュート。
他の配役(ジュード ロウなど大物揃い)も、人
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

読んでいて「これはいかにも映画化したら良さそう」と思うのは、やはり歴史小説やミステリーなどが多い。

『帰れない山』は父と子の細やかな心理描写など、繊細な部分を映像で表現するのが若干難しい気がした。
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.1

親切で、キュートで、勇気あるハリスおばさん。
彼女の存在が周囲の人々にも微笑みをもたらします。

御伽話かもしれないけれど、それもまた映画の魅力。

1950年代のディオールのドレスがとても素敵に感じ
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