すんむるさんの映画レビュー・感想・評価

すんむる

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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.5

ギラギラした役者で、ギラギラした時代の、ギラギラした社会を映す
粗いカットの繋ぎ、カメラがより力強さを強調する

しかし、それはキマったレイアウトと丁寧なカットが織り交ぜられているからだ

後のバトル
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第三の男(1949年製作の映画)

3.8

探偵者モノの金字塔なのだが

敗戦国に戦勝国が踏み込んでくる話でもあり、異国に一人というサスペンスも描いている

そして、オーソン・ウェルズの悪役顔といったら
ひと目見て「こいつは悪だ!」という説得力
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

4.5

シリアスで賛否が分かれているが、
サム・ライミ版スパイダーマン
クリストファー・ノーラン版バットマン
の流れを組むシリアス方面のスーパーヒーロー映画であり、特別不思議では無い

やってる事は、ラディッ
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山猫は眠らない(1993年製作の映画)

5.0

『地獄の黙示録』『ランボー』と、ベトナム戦争映画に影響を受けたスナイパーアクション

トラックに『ランボー2』のビジュアルがあり、視聴者に「エンタメですよ!」という主張をするが
撃ちまくる映画じゃない
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.5

オープニング以外にBGMが流れない、静かな映画

たった一発の銃声の緊迫感
70年代半ばの、アメリカという国への不信感がアッティカ!アッティカ!に詰まっている。

大半がアドリブだが、カメラが決まって
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.5

リドリー・スコットのエンタメの苦手さがよく分かる作品

大阪でブレードランナーの街並みをやり、工場でエイリアンの宇宙船
ラストの表彰式はスター・ウォーズ

ただ、この当時それだけ日本市場がハリウッドに
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

5.0

テレビ第1世代(1959年前後の生まれ)をターゲットに、監督がめちゃくちゃすり寄った映画

ウルトラQ・セブン
怪奇大作戦
仮面ライダー等の特撮
ドリフのようなコント
CM
カンフー映画
ディズニー映
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続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

3.7

『パーフェクトワールド』『テルマ&ルイーズ』に繋がる作品

後に『ジョーズ』『未知との遭遇』のように、エンタメ・SFがスピルバーグの初期の代表作とされるが
劇場1作目は、当時の代表作アメリカ映画である
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氷の微笑(1992年製作の映画)

5.0

ロボコップのバーホーベンが、男と女の性・性交渉と暴力を真正面から映した問題作…だが。

脚本とカメラが素晴らしい。
カーチェイスも、ただのアクションじゃなく演出として溶け込んでいて良かった。
こんなに
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

難しい事や、何かを仄めかすように見えて
結局は男と女という分かりやすさのゴダール

めちゃくちゃ決まってるシーンと、なんじゃこりゃが入り混じった「映画って何だ?」と思わせられる
映画も視聴者も、ひたす
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.5

内容は、世の中に対して極めてニヒルでシニカルな作品

名刺バトルは、何度見ても面白い。

全く仕事をしてなく、結婚から逃避した男が「間抜け」と見下されたら終わる
何とも評価がし辛い作品

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画通に向けた映画

時間が前後するし、登場人物も多いが『市民ケーン』と似た構造になっている。
『裏切りのサーカス』よりは親切

カラー場面は、オッペンハイマーの物語
白黒と尋問はストローズによる法廷
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ロボコップ(1987年製作の映画)

5.0

生々しい人体描写による、見てはいけない暴力
それが、ロボットというなのに記憶があるメカニックフランケンシュタインにリアルさを与えた傑作

ED-209の動きも、ターミネーター以上にキビキビしておりコマ
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

実話と比較して…というのは置いといて、映画として評価する。

話は典型的な愛の物語で、数学者が主人公で難しい式ばっかりでるが物語には全く関係ない。

主人公から見える世界・時間で進んでいく、心地の良い
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黒い罠(1958年製作の映画)

4.0

オープニングの長いカットと音楽のハーモニーは、本当に凄い

途中、主人公の言動から映画が破綻したかのように感じたが…
というか、破綻しているが
結果的に、オーソン・ウェルズは自身が出るとその役が主役に
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