Sunagさんの映画レビュー・感想・評価

Sunag

Sunag

映画(132)
ドラマ(0)
アニメ(0)

関心領域(2023年製作の映画)

3.9

カメラが常に固定されていたのが、第三者として傍観している感覚になったし、映画全体として不穏な音が常に出ているような作りで、家庭との対比が恐ろしさを助長させていた。音の種類や使い方などのこだわりが見事で>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.6

前章を鑑賞してからの期待感が高すぎたせいか、後章は期待を上回ることは無かったが、作品としてはしっかり伏線も回収できていて面白かったと思う。物語全体としてのテンポ感が一定だったのが惜しい。キャラクターの>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.7

音楽を通じてお互いを知り分かり合えるということの素晴らしさは、単なる恋愛感情ではなく人間的な芸術の営みであるということが音楽に乗せて上手く表現されていたのが良かった。ここだけは譲れないというアーティス>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

想像を超えた石原さとみの演技がこの映画を語る上では欠かせないものとなっているのが凄かった。物語の構成としては難しいものではなく、起伏の無い展開が続いていくが、常に匿名の第三者に振り回され、怒りの矛先を>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

完全にエンタメに振り切っていて何も考えることなく観れる映画。キャラクターの生い立ちなどは詳細には語られないが、この映画を語る上においてはあまり関係ない要素になっているのがすごい。ストーリーは王道で分か>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.9

原作の鑑賞は20年前で止まっていたが総じて楽しめた。コナンに出てくる登場人物のオンパレードで、コナン版のアベンジャーズかと思うほど、たくさんのキャラが登場していたのが凄い。120分という時間でしっかり>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

IMAXの正規画角を初めて観たが凄まじかった。映像、音楽どれをとっても監督のこだわりや情熱を感じられたので良かった。従来の難解さはないもののノーラン特有の時間軸の使い方にはいつも痺れる。会話劇中心なの>>続きを読む

猿の惑星(1968年製作の映画)

3.8

人間を獣として扱われることで、自然と獣側の視点に立たされるというのは想像はしていたがすごくリアルな描写で斬新だった。立場が逆転するということのギミックが想像以上に効く。SFの中でも人間社会の普遍的な問>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.7

主人公2人の掛け合いが素晴らしく、声優との相性も抜群だった。映画の構成としては途中中だるみを感じるが、伏線も上手く張っていて内容は面白かった。前章だけでなく後章も観て評価したい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

環境が人の幸不幸を決めるものでは決してなく、自らの心の在り方次第だということ。だがどうしても抗えない人との関係性は自分の意思ではどうにもならない。人間は1人では生きていけず、人との関わりの中で生きてい>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

IMAXでの迫力が本当に凄い。1に引き続き独特な世界観で物語への理解が少しややこしい部分もあるが、大事な要素は外さずダイナミックに展開していったので良かった。欲を言えばフェイドの活躍がもう少し見たかっ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

タイトルも去ることながら映画全体のデザイン性がものすごく高い。メカの豊富さや造形のニッチな部分も含め、作り込まれている部分が素晴らしい。まだ始まったばかりなので今後に期待。

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.2

最初から最後まで熱い展開が続き、映画ならではの作り込みがあり、本当に面白かった。部活していた人にとってはどこか懐かしさを感じれる映画だった。今作はTVシリーズと比べて明確に音駒に焦点が当てられていて、>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

中盤は中弛みを感じたものの終盤にかけての展開はSEEDが好きな人であれば誰もが熱くなることは間違いない。MS、キャラクター共に原点回帰の印象を受けて、ガンダム特有の進化する展開とは逆の方向に舵を切った>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

性を通して世界を知ろうとするベラと、性を隔絶して世界を知ろうとするゴッドの対極的な価値観が見ていて面白かった。両者が再び出会い価値観の差異を飛び越えて、人間としての愛が確かに存在していたところが感動し>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.4

前作のハードルを超えるのがプレッシャーだったのか、個人的に前作よりも上回ることは無かったが、海以外の要素も多く盛り込まれており、観ていて飽きない構成になっていたと思う。過去の作品から影響を受けているの>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.6

王道な展開でシンプルだが面白かった。あまりヒーローらしくない風貌が逆にギャップがあって良かった。海中のCGはよくできている。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【個人的な考察】
ボーは二重人格者であり、母親を好きなボー(正のボー)と母親を憎んでいるボー(負のボー)の2人が存在している。結論から言うとおそらく負のボーが母親を殺しているのだと個人的には思っている
>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.6

作者が監修しているので最後まで違和感なく観ることができた。クライマックスの規模感の大きさが映画ならではだったのが⚪︎
終始テーマがブレなかったのでギャグも相まって最後まで笑顔で観ることができた。展開の
>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

王のヴィランがきっちり作られていたので作品全体が引き締まっていてちゃんとカタルシスを得られた。クライマックスへの戦いはもう一つ何か大きいものがあると尚良かった。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.4

前作の風変わりなウォンカとはまた違い、王道な主人公像が光っていた。ウォンカに特別な力は持っていないが、魔法を使っているかのような演出をしていたのは良かった。小物や世界観へのこだわりを感じられたので⚪︎

(2023年製作の映画)

3.5

加瀬亮の信長のインパクトが凄い。様々な意味の首が出てきて、首への執着心が人間の真の姿を表していた。芸人に対する目は本来のたけしに見えた。

怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.2

サイコパスに対するアプローチが変わったアプローチをしていたので、そこは新しい印象を受けた。犯人に関してはもう少し捻ってほしかった。

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.4

マーベル特有の過度なインフレは見受けられず、気軽に観れるところが良かった。猫と化物とのギャップが良い。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラのVFXにおけるリアリティ表現が凄すぎた。今作のゴジラは胸筋と肩幅ががっちりしていて、より見た目における強者感が出ている。個人的にはゴジラの残忍さはそこまで感じなかったので、人間側の一方的な恐怖>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.8

多様性やLGBTといった言葉が社会的に先行される中で、趣味嗜好等でマイノリティな存在として認めてしまうのは人間の性なのだろうか。一方で普通の人間が偏見や価値観の相違で知らず知らずにマイノリティな存在に>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.6

後半の展開が予想を超えていったので⚪︎。規模感の割には、あまり壮大には感じられなかった。物語の着地点は良かった様な気がする笑。

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.4

スパイ映画として目新しいものはなく、もっと予想を超える展開が欲しかった。

劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇(2009年製作の映画)

4.0

4Dで鑑賞。本編とは違う演出になっている部分が多く、全てが天元突破していた。グレンラガンはやはり定期的に観たくなる神アニメ。

劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

4.0

最前で4Dで観て少し酔ってしまった笑。
中盤かなり省いてたが、グレンラガンの熱い展開はしっかり再現されていて良かった。

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

自分が関西人で良かったと思えた映画。義理人情に応える兄弟愛は見ていて共感でき、クライム的な切なさが残る人間の正直な姿が映し出されていた。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

前半の大阪編がちょっと尺が長かった。ドニーと共闘する場面は王道的展開で個人的にはかなり好き。敵がすごく憎たらしいやつだが、ジョンが無双し、追い詰めていくところは見ていて爽快感があった。随所でさすがにネ>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

ジョンの無双状態がインフレする中でも、ちゃんと見せ場を作ってくれるところが好感を持てた。ジョンが鉄人すぎてエンタメに振り切っている部分は評価が分かれるかもしれない。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

ジョンの無双ぶりがあらゆる手を尽くしていて見ていて飽きないのがすごい。どんな物でも武器にしてしまうところが面白かった。後先考えず、本能のままに行動する主人公は見ていて爽快感がある。

>|