コイズミさんの映画レビュー・感想・評価

コイズミ

コイズミ

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.5

眼福。アングラ軍団がポップカルチャーで叩きのめす!至高のフリークス映画

赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

4.0

とてもいい。いや、ずんどこいい。相米×京アニ的な青春劇をここまでの強度(しかも学生映画)で成立させてしまう凄まじさ。役者陣皆素晴らしい。見終わってから改めてこのポスターを見るとめちゃめちゃ泣ける

母娘監禁 牝〈めす〉(1987年製作の映画)

4.5

傑作。凄惨な牝化展開にユーミン「ひこうき雲」(カバー)が沁みる

ポチの告白(2006年製作の映画)

4.0

傑作。未成年ソープ嬢と泡風呂牛丼ドカ食いはヤバい

エレベーター・ゲーム(2023年製作の映画)

2.5

短編向きな題材。真っ赤な異界をもっと堪能したかった

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

1.5

どうしようもないつまらなさ。語らないことが正義だと勘違いした独りよがりな考察型田舎ホラー(全てがA24の悪しき影響)

貴公子(2023年製作の映画)

3.5

面白い。ここで起こる出来事全て「僕は“プロ”だから」で済ませる潔さ

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

アダム・ウィンガード×サイモン・バレットの黄金コンビにハズレなし!前作と打って変わって、今作は紛れもなくアダム・ウィンガードの映画になってて楽しめた。ヤンキーコングとゴジラ番長による白昼大都市大怪獣プ>>続きを読む

ルチオ・フルチのクロック(1989年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い。強盗で押し入った家がヤバい所だった系に時間逆行要素も追加。『ドンブリ』+『ファニーゲーム』、果ては長谷部安春の『暴(や)る!』まで、ものすごい重武装っぷり。超傑作

PARALLEL(2021年製作の映画)

2.0

商業映画のコスプレをした自主映画。演出も編集も音楽使いもテレビドラマ的すぎる。無価値

ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.0

少女のアタマが吹き飛ぶ所でそれまでの不満(退屈さ)も全て吹き飛んだ。満足。ラストも叙情的でクソかっこいい

うまれる(2021年製作の映画)

1.5

THE熱演風演技の応酬。内容ともに如何にも映画祭ウケしそうなやつ。みんなこんなのに騙されちゃうんだ、ちょろいっすねーって感じ

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

悪くはないけど原作が良すぎた。綾野剛の狂児は思いのほか良かった

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

オレは(親父の)"クローン"ネンバーグなんかじゃねえ!という叫びが聞こえてくる。デビュー作『アンチヴァイラル』以降8年のブランクがあったブランドン自身の葛藤とアイデンティティの物語

毒娘(2024年製作の映画)

3.5

面白い。始まりはデカバサミを持ったちーちゃんの『屋敷女』的ホームインベージョンだが、いつしか真の毒は誰かを炙り出すラッキー・マッキー『ザ・ウーマン』(テオレマ系映画の変奏)へとフォルムチェンジ。内藤映>>続きを読む

許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.5

『先生を流産させる会』に続く内藤式残酷教育映画。更なる洗練でコチラをも鋭く深くブッ刺しにかかる大傑作。実録犯罪モノでありながら世界を敵に回した孤独な少年少女の美しきボーイミーツガールものとしても機能。>>続きを読む

二代目はクリスチャン(1985年製作の映画)

4.0

コミック的な軽ノリの前半から一転、血で血を洗う抗争(ガキもシャブ漬け)に発展する後半が強烈。

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

おもしろい。しとやかだけどド派手さも兼ね備えた良い映画。クライマックスのバトルとかかなり粗いけど映画の浪漫が詰まってた。スパイダーマンmeetsファイデス(+ターミネーター)なシスターフッドもの。好き

ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

3.0

まあまあ。カルフン×アジャだけあってアガる瞬間やゴアい描写はあるにはあるけど、95分ワン(ナイト)シチュエーションものにしては若干手数が少なく飽きる。社会派要素も(無駄に)強くこれだったら完全にジャン>>続きを読む

タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…(1998年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白い。大学生になった達也と南の恋模様。謂わば濡れ場のないロマンポルノみたいな話(しかも達也はガソスタでバイトしている)。ファムファタールでNTR要素アリ。あまりにもやるせない。新田と西村に幸>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

4.5

パスカル・ロジェが監督人生の再起をかけて撮ったのがこれなのはカッコよすぎる。四大フレンチエクストリームの中で最も邪悪で病んだ一本。と同時に映画としての強度も圧倒的。究極のグランギニョル。組織のリーダー>>続きを読む

フロンティア(2007年製作の映画)

3.5

四大フレンチエクストリームの中では間違いなく最弱(前半がマジつまらん)なのだが、後半の巻き返しとこれぞフレンチスプラッターなヒロインの血の染まり方などが素晴らしく(美しすぎる!!!)、結果的には全然嫌>>続きを読む

ルルドの泉で(2009年製作の映画)

3.5

退屈だけど面白い。レア・セドゥの可愛さとラストのカラオケ(「Felicita」)とダンス(そしてラストカット!!)にやられる

犯る男(2015年製作の映画)

4.0

クリーチャー犬にファミコン式義足(ウィーンガチャン、ウィーンガチャン)。傑作

光る女(1987年製作の映画)

4.0

相米式オンリー・ゴッド。武藤敬司の野生味溢れる肉体美

ハサミ男(2004年製作の映画)

3.5

池田敏春快進の和製ジャッロ。傑作!と珍作!の狭間を蠢く何か。殺人シーンの呆気なさ(ネガポジ反転)にビビる。凄いものを観た。脚本協力の豪華さもヤバい(相米慎二、長谷川和彦)。

ラブホテル(1985年製作の映画)

5.0

35mm上映にて。泣いた。素晴らしすぎる。相米ベスト

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

素ン晴らしい。生存意欲が迸るクライマックスに激しく興奮。特にアレをアレする決断には思わず声を上げた

狂った触覚/激愛!ロリータ密猟(1985年製作の映画)

4.0

25歳の商業デビュー作で振り切れまくった爽やかな狂気。エネルギッシュな傑作。神をも恐れぬゲリラ撮影(新宿)も今作から健在

スモールワールド(2021年製作の映画)

4.0

流石はベガ。くそ面白い。闇に呑まれそうになる刑事の葛藤(ウォータースライダーのシーンが忘れがたい)

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.5

数十年後カルト化してそうな異端のアイドルホラー。突然のカラオケ映像的演出も、成功しているかどうかは別として試みは嫌いではない

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白い。激しいゴアから悪趣味な死体ギャグまで、見たいものがちゃんと見れる良い映画(何よりもコカインベアたんがかわいい)。大好き。レイ・リオッタ最後の勇姿を見届けよ

マーダー・セット・ピーセス(2004年製作の映画)

3.5

ネオナチのマッチョが女子供を容赦無くしばき回すだけの話。こんな内容に反して、(35ミリフィルムで撮られたという事も相まって)めちゃくちゃクールな作劇。赤ん坊が泣きながら殺された母親に擦り寄りに行くシー>>続きを読む

クリスマス・ブラッディ・クリスマス(2022年製作の映画)

4.5

ジョー・べゴス、今度は『悪魔のサンタクロース』を魔改造化。クソ傑作。薬物キメながら作ったとしか思えないやりたい放題さ

>|