ベンガルの吟遊詩人というか「風狂のうたびと」とも呼ばれるらしい「バウル」についてのドキュメンタリー。
というよりは阿部櫻子さんがヒンディ語を学びインドに留学する過程で、偶然同居することになった15歳の>>続きを読む
箱書きのみを役者さんと共有して、あとは彼らに自由に「台詞」を発語してもらう、っていう建て付けは前作の『ある職場』と同じ。寛容と不寛容については、作り手の意思表明に観客のそれを優先させようとする(つまり>>続きを読む
役者さんたちの演じる登場人物が皆、変さ値がとても高くて、心地よい100分を過ごせました。
そもそも大好きな(絵の上手な)河屋秀俊さんが出てるし。川瀬陽太さんは『ローリング』を別格にすると『やまぶき』>>続きを読む
平すと大体1日1本の映画見物、というのが十数年来の暮らしなんだけど、物販はほぼ素通り。「作り手の応援になりますよ、買ってください」というのはその通りなんだけど、なにぶん手元不如意で。
でもこの映画は>>続きを読む
辺見庸さんの原作を読んだのは映画化を知ってから。
最初に思ったのは「はて? これは絵になりにくいよなあ」ということ。
ポスターに宮沢りえさんが写ってて余計に「はて? りえさん、誰を演じるの?」って。>>続きを読む
主演のお二人と監督さんを含む6人の賑やかな舞台挨拶付き。会場のシアターセブンではスタッフ推しの映画ですが…。
ロマンポルノの懐かしさを思えばそれなりの出来栄えですが、ラストの『真夜中のカーボーイ』は>>続きを読む
主演の人は昔AKBだったそうな、知らんけど。藤吉久美子と本田博太郎のお二人がそこはかとないTVドラマテイストを醸しておられました。
『まなみ100%』がなければ10月一番のお気に入りになったかもしれない怪作。
主演の森山みつきさんといえば『REVOLUTION+1』ですが(サインをいただく時にそう言ったら「そこから来ますか!」と>>続きを読む
神戸芸術工科大の教員を引退するにあたっての石井岳龍さんの仕舞い興行的な。
一緒に作りを担う助手(助教って昔はこう言ってましたよね)や実習助手(学内の立場とかよくわかりませんが)はもちろんのこと、大量>>続きを読む
男女男女、四人の兄弟姉妹はそれぞれに喜怒哀楽一つずつ感情に欠落を持っていてそれぞれのエピソードを四人の監督がオムニバスで描くという、ちょっと企画倒れ、無理くりっぽいお話。
「喜び」が無い人を横浜聡子>>続きを読む
まなみさんのことを想い続けながらダラダラと生きる男の子のことを、皆さん「クズだ、クズだ」と仰いますし、確かに情けない奴ではありますね。
でも私はほんとに身体の芯から共感しながら柚くんを見ました。だっ>>続きを読む
TV番組の方はまるで存じ上げないのですがスタッフ、キャストともほぼ重なっているのですよね。
岡田将生さんは『一秒先』に続いて喜劇での伸びやかさがとても素敵でした。
でもそれ以上に感心したのは、喜劇>>続きを読む
ずっと見たかった藤原智子さんのドキュメンタリーをようやく。
「ルイズ」といえば私の中では松下竜一さんの『父に貰いし名は』。松下さんの肉声を堪能できたことも喜びでした。
藤原智子さんのレトロスペクティ>>続きを読む
大きな選挙看板を連ねていくところ『スリービルボード』を思い出しました。
それを汚された時の主人公の「発狂ぶり」は随分方向が違っていましたが。
将軍(さま)の狂気が、作り手がどこまで意識していたかは>>続きを読む
先日、『白鍵と黒鍵の間に』を見物して、「随分と壊れた映画だわ」(決して貶してません)と思ったところだったのに、もっとずっとぐしゃぐしゃな映画に遭遇。(同じく決して貶しておりませぬ)
塩田さんは、日活>>続きを読む
特に前半、いつもの今泉さん風味とは若干違ったムード。
①寡黙で不器用っぽい井浦新さんは『幸せの黄色い〜』テイスト。
②ことばのやりとり、深刻なんだけど結構な抜け感は『LOVE LIFE』風。(でもこ>>続きを読む
実習生(高校生)にコールセンター業務を「模擬」ではなく実戦でさせるというのは、企業側として提供品質担保の面からもちょっと私には考えられないし理解不能でした。
逆にこのティーンエイジャー・ソヒのコミュニ>>続きを読む
森さんらしくない、性愛描写は過剰且つ意味不明、果ては森さんは不本意ながら荒井さんに押し切られたので森さんの描きたかった映画はもっと違うものだ云々と「カッコ付き」も含めてではありますが、概ね好評をもって>>続きを読む
『VIDEOPHOBIA』色濃厚でありつつ『TOURISM』ともとても重なる宮崎さんらしい空気感。
「ミト」なのか「ミホ」なのか「ミホト(ケ)」なのか。
にしてもやっぱりシネコンが似合わない映画か>>続きを読む
恐ろしく「壊れた」映画。
その「壊れ」に確信犯的には寄与しているのは、キッチュ(敢えて松尾さんではなくこう呼ばせていただきたい怪演)とキダ・タローみたいな川瀬陽太さん(嗚呼、カツラ!)でございましょ>>続きを読む
『奈緒ちゃん』『えんとこ』で知る伊勢真一さんが切り取る田川律。
上映時に駆けつけてくださった大塚まさじさんのミニライブとともに。
余談だけど、その時大塚さんに教えていただいた(プロモーション用のポス>>続きを読む
田辺弁慶映画祭で受賞した映画の大阪お披露目上映に行ってきました。
木村知貴さんが事故で中途失明(全盲)となる漁師役を好演。茫洋感たっぷりに優しい生き方を体現するお芝居が素敵。木村さんといえば三宅唱さん>>続きを読む
特に前情報もないまま、『ポーランドへ行った子どもたち』『金日成の子どもたち』みたいな話なのかなと思ってたら、『ブルー・バイユー』にちょっと近い映画でした。
最初に挙げたドキュメンタリー2本は朝鮮戦争>>続きを読む
実は、心のどこかで結構期待していたのです。
でも、惨憺たる出来栄えでした。
ドローンの無駄遣い…。
今はお名前「睦木」さんとおっしゃるみたいですね。
なんとなく気になってシアターセブンへ。
この映画をやたらそこいら中の映画祭に応募してアッピールするというドキュメンタリーが先にあって、その予告編には>>続きを読む
とても素敵な映画、になるはずの映画。
特に数字的根拠はないのですが、日本は映画制作本数、やたらに多く無いですか?
例えば作る量を三分の一くらいにして制作費を三倍にするとかダメですかねえ。
立川流>>続きを読む
好きな人だし。『フランシス・ハ』の芝居とか。
撮り手としての『レディ・バード』も『ストーリー・オブ・マイライフ』も。
今回はわちゃわちゃと騒ぎ過ぎ、目眩しだったかも。
『炎上する君』とよく似てるなあ>>続きを読む
ユスターシュの特集上映で。同じ日に『悪い仲間』39分、『サンタクロースの眼は青い』47分と一緒に見物。
語り口がどうの、冴えない登場人物の切り取り方がどうの、という前に、「ああ、これでは興行がうまくい>>続きを読む
悪い話じゃ無いんですが、客(私)が映画館で映画を見ることに何を求めるか? ということなんでしょうね。
爪先から頭のてっぺんまで完璧なTVのホームドラマでした。流石にこれを映画館で見るのは少々辛い。>>続きを読む
どんぐり(竹原芳子)さんをキャスティングするのは難しいなあ、と思います。
竹原さんはメイクもヘアスタイルも話し方も首尾一貫していて、作品によってアレンジをする方では無いようなので。
短編なので私の中で>>続きを読む
登場人物(?)たちがどうやっても「貝」に見えず、「これは目玉親父関連の人(?)たちの話なんだ」と何度も思い込んでしまい、途中で脳内修正を放棄。
力作でした。
ただ、舞台挨拶や上映後にお話しさせていただいた折にも監督の工藤さんも仰っておられたように、上間さん、岸さん、打越さんたちの著作があってこその映画かな、と。
前半部分、主人公がキャバレー>>続きを読む
昨年公開の香港ドキュメンタリー『理大囲城』と同じく撮り手が匿名でなければ公開できないという厳しい政治状況下で撮られた作品。
これまでもミャンマーに拘った映画作りをしてこられた藤元明緒さんが個人で配給>>続きを読む
①甥っ子が青木柚にそっくりなんです。いや、贔屓目じゃなくほんとに!
②次から次へと公開されるのでタイムループものはなんか外せなくて見てしまう。
以上。
というわけにもいかず。それぞれの映画で「繰り>>続きを読む