荒川自転車乃介さんの映画レビュー・感想・評価

荒川自転車乃介

荒川自転車乃介

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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

感動とか、そういったものはなかったけど、ストーリーや、グラフィックなど、よく出来ていて、ゲームをほとんどやらなくて、スーパーマリオの世界をよく知らない私でも楽しめた。

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.8

地域の名士である裁判官には、反発し続けてきた息子がいて、都会で弁護士となっている。その裁判官に殺人の嫌疑がかかり、息子
が弁護を担当する。
ミステリー仕立てではあるのだが、どちらかというと、家族の関係
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座頭市と用心棒(1970年製作の映画)

3.3

タイトル通り、「座頭市」と「用心棒」を合わせたような内容なのだけど、用心棒のキャラクターが今ひとつ。ただの酔っ払いの侍に見える。ストーリーも今ひとつわかりづらかった。岸田森のニヒルな侍は一見の価値あり>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.7

フィリピンから凶悪犯を韓国へ貨物船で運ぶことに。しかし、その船にはさらに凶悪な生き物がいて、警察と犯罪者、未知の生き物とが闘いを繰り広げる。
韓国映画ではしばしば見かけるバイオレンス映画かと思ったが、
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

タイムループ映画の佳作。郊外の温泉旅館のスタッフや宿泊者たちがタイムリープの環にはまりこんでしまう。宿泊者たちや宿の従業員の会話などが楽しい。

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大金持ちの絵画の鑑定士であり、オークションの主催者が、富豪で引きこもりの若い女性と知り合う。だんだん、この女性に惹かれていく鑑定士だったが、という内容。
途中で、結末は予測できる。
それは良いのだが、
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

4.5

非常に良くできたサスペンス作品。
東野圭吾の傑作小説に、記憶喪失と未来予知をブレンドしたような感じ。
記憶喪失の女性に寄り添う夫に、不審な行動が。そして時々、犯罪が起こるという未来が見えてくる。
いっ
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.3

安藤サクラの名演というか怪演を楽しむ映画。
ストーリーについては、主人公が本気でボクシングをやろうと決心するまでが長い、長すぎる。
それまで延々と、下流社会の現実のようなものを見せつけられる。ネタバレ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.8

良くできた恋愛ドラマ。幼なじみとの付かず離れず、友人以上恋人未満の関係を女性の主人公の視点で綴っていく。
基本的にすれ違いのドラマなんだけど、すれ違いのストーリーは面白いものなんだと改めて気付いた。
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

4.3

ファン・ジョンミンが本人役で出演し、誘拐される大スターを演じる。それだけ聞くと、何やら失敗作ではないのかと思ってしまうが、誘拐犯グループのキャラクター設定がよく出来ていて、そこからもストーリーが展開し>>続きを読む

カット/オフ(2018年製作の映画)

3.6

娘が犯罪者に捕まったことを知り、なんとかしようと悪戦苦闘する法医学者の話。
脚本が作り込んであって、展開が読めない。読めたと思うと、ミスリードされていることに気づく。
なかなか面白いのだが、途中で人間
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

オリジナルの映画とは、後半の展開が異なっている。それはそれで、良い部分もあるのだが、説明が不足していて、駆け足でラストまで引っ張っている印象。
キャストの演技がいずれも素晴らしかった。

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.3

物語が動き出すのが遅いのが気になった。
伏線回収が楽しめるSF作品。

ルワンダの涙(2005年製作の映画)

3.8

1994年のルワンダの虐殺を描いた、実話をもとにした映画。
どうなるのかとハラハラさせられる。
国連平和維持軍の無力さ、フランス軍のひどさなど、まざまざと見せつけられる。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.3

わかったような、わからないような。
6分間で説明するのは難しい。。

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.2

イギリス版のリメイクが来月公開されるとのことなので視聴。初めて鑑賞した。
かなり期待して観たのだが、事前に期待したほどの作品ではなかった。
主人公のキャラクターが弱いので、さほど感情移入できない。
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座頭市物語(1962年製作の映画)

3.8

勝新太郎の演技が上手い。私が物心ついた時には、勝新太郎はもう太った老人で演技が上手いとも思わなかったが、この映画の勝新は、若く、キビキビしている。そして、若い天知茂のニヒルな魅力。私がリアルタイムで見>>続きを読む

博奕打ち 総長賭博(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やむにやまれぬ事情で闘わざるを得なくなる博徒の兄弟分の姿を描く。影で陰謀を巡らせる男のために、対立する兄弟分。それぞれが武士の一分とでも言うべき流儀を抱えていて、そのために命のやり取りをする羽目に陥る>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.5

アメリカでの契約を切られ、米領サモアのサッカー代表チーム監督となった男性が、さまざまな葛藤を乗り越えてチームを初勝利に導く、実話に基づいたドラマ。
登場するサモア人たちのキャラクターが良いし、最後の試
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

ゲームソフト「グランツーリスモ」の熟達者を実際のレーサーに抜擢するという、夢物語のような実話を元にした映画。この抜擢する取り組みは少なくとも数年前までは存在していた模様。
映画の内容は、オーソドックス
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エンドレス 繰り返される悪夢(2017年製作の映画)

4.0

同じ日時に戻り、何度も同じような経験を味わうことになる、いわゆるタイムリープものなのだが、ストーリーがひと工夫もふた工夫もしてあり、面白い。
最初、タイムリープを味わっているのは自分だけだと思い込んで
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

タイトルがバカっぽくて観ることを避けていたが、勧めてくれる人がいたので観てみた。
ボンボンと結婚することを夢見ている金持ちのバカ娘が主人公‥だが、一念発起してハーバードのロースクールに行ってからはすご
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

ヤクザが中学生から歌い方を習う話といえばそれまでだが、心の機微の描き方が上手い。
綾野剛が演じるヤクザのキャラクターも良い。
涙を誘うシーンもあって、ストーリーもよくできている。
あまり期待せずに見に
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俺たちフィギュアスケーター(2007年製作の映画)

3.8

あまり考えずに見ることができるおバカなコメディ作品。
主人公の一人チャズのキャラクターがよく出来ている。
それだけでなくて、小道具の使い方とか、
フィギュアスケートの演技、振り付けなど、
よく考えられ
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兵隊やくざ(1965年製作の映画)

4.5

ストーリーもよくできているが、どちらかと言えば、主人公の勝新太郎が演じる大宮貴三郎のキャラクター造形の勝利だろう。
ヤクザが、ガチガチの縦社会で理不尽な組織である日本陸軍に入ってくる。当然、揉め事が起
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.5

一言で言えるようなストーリーらしきものは特にない。高校生二人の会話を面白がるのが、正しい楽しみ方だろう。
バカな高校生を演じる菅田将暉、少し暗い高校生を演じる池松壮亮、どちらも演技が上手い。
深く考え
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セブンデイズ(2007年製作の映画)

3.8

まず設定がいい。娘を人質に取られ、タイムリミットが設けられ、被告人の無罪を勝ち取らねばならない。
そして、真犯人がいるのか、いないのか。娘を人質に取った誘拐犯は誰なのか。
最後まで犯人がわからず、楽し
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.6

政治家、新聞界のフィクサーのような記者、財界の大物のトライアングルに、元芸能プロの社長で今はゴロツキのような人物と若手検事が挑む話。
プロットはやや荒削りながら、最後のどんでん返しが良い。

ランナウェイ・シーフ(2023年製作の映画)

4.0

飛行機搭乗中にダイヤモンドを奪おうとした男と、その男の恋人のキャビンアテンダント。ところが飛行機がハイジャックされたことで予想外の展開に。
ストーリーが二転三転して飽きさせない!
脚本がよくできている
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.5

一作目に続いて、主人公のキャラクターが良い。推理の方は、やや強引ではと思わないでもないが、キャラクターの良さでみてしまう。最後に、あっという人物が出てくるのも良かった。

共謀家族(2019年製作の映画)

4.5

鬼畜のような少年に娘をレイプされた家族。娘と妻がその少年をやむを得ず殺害してしまう。映画好きの父が、映画から学んだ知識で、警察から逃れようとするというストーリー。
インド映画のリメイクの中国映画で、さ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

同じ1週間を繰り返して生きていることに気がついた広告制作会社社員たちの話。
気づいていない社員をどう気づかせるか、うまく見せていた。タイムループをどう抜け出すかが大問題なわけだが、「精神的な理由で抜け
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.6

主人公のキャラクターが良くて、引き込まれた。肝心の犯人探しについては、そんな理由で犯罪を起こすかなと感じてしまった。

ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

時空を超えて、20年前の人と電話でつながってしまうという話なのだが、電話の相手が虐待を受けていることが、ポイント。そして、主人公の女性は、その人を助けたことで、さまざまな怖い事態に巻き込まれていく。>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

酔っ払った次の日、泊まっていたホテルの部屋はめちゃくちゃ。なぜか、友達の一人が消えていて赤ん坊がいて、虎もいる。一体何があったのか。謎解きのようなコメディ映画。あまり期待していなかったけど、いい意味で>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「宝くじの当たりのくじが、韓国と北朝鮮の国境を越えてしまい、争いになったら」くらいのワンアイデアから生まれた作品ではないかと思うが、それにしても良くできていて、本当に面白いコメディーになっている。>>続きを読む