そるとりさんの映画レビュー・感想・評価

そるとり

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ターミナル(2004年製作の映画)

3.7

勝手に感動系なのかな?と思ってたけど予想外のハートフルコメディ。

序盤はあまりにマイペースな主人公にイライラするけど、トムハンクスのお茶目な演技のおかげなのか…どこか憎めない。
最初は寝床を確保する
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

吉田監督が好きなので鑑賞。
今作は内容よりも演技のパワーがすごかった。

登場人物がガラス越しに喋るけど内容が聞こえないシーンや、逆に物語に無関係の人々がメインキャストの奥で怒鳴り散らす声が大きく聞こ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

名作と言われるだけある。
じんわり感動した。
ラストに向かって伏線が回収されていく感じが気持ちいい。
アンディのどんなに理不尽でも置かれた状況で自分ができることをひたすらにやる姿が好き。
途中のみんな
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.7

面白いかというと何とも言えないんだけど、印象に残る映画。

若者の孤独や虚しさ、闇を抱えているが故の心の不安定さが表現されていて痛々しかった。
20歳前後の若い時に見てたらハマっただろうな。

痛みを
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.1

何もかも違う2人がお互いの知らないことを教え合いながら、一緒の時間をめいっぱい楽しんで徐々に絆を深めていく姿が良い。

ドリスがフィリップと過ごす中で得た教養が面接の時に発揮されるところなんか、2人の
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

「シャバは我慢の連続ですよ。我慢のわりにたいして面白うもなか。
そやけど、空が広いち言いますよ。」

介護施設でいじめを見ても堪えるところ、職員への悪口に苛立ちながらも愛想笑いするところ。
衝動的な怒
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.9

とにかくしんどい。
実際にあった事件ということで結構構えて見たぶん、思ってたよりエンタメ感があって見やすかった。
それでも見終わった後の心の重さは半端ない。

前半では「何を見て、どう受け取り、何を信
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怪物(2023年製作の映画)

3.7

誰でも怪物になるし、ならないかもしれない。
何事も多面的に見るのは大事。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

キャッチコピーに偽りなし。
こんなふうに生きたい、まじで…。

いつも同じ毎日のようでいて、同じじゃない。
少しずつ違う日々の中にある、ささやかな幸せ。
それに気づいて喜びを感じられる主人公の姿に心惹
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

大人向けのファンタジーという感じで、世界観は楽しめた。
映像や色彩も綺麗で、お伽話を見ている感覚。

ベラがいろいろなものに触れ、経験して、自分で考えて生きていく姿は、ベラに限らず"女性の自立"を描い
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.2

ひたすら嫌な気分になった。
こんなことが現実にあったと思いたくない。目を背けたい。
最後のシャワーのシーンがなんか怖かった。
あれはどういう意味があったんだろう。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

シンプルにおもしろかった!

漫画の実写化の中でも原作再現度が高い。
私はもともと原作が好きだったのでかなり楽しめたけど、原作を知らない人からすると漫画的な表現が不自然と感じたり、わかりにくい部分があ
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

コミュ障気味の主人公が、ヒッチハイクで出会う人達との交流を通して自分を見つめ直すロードムービー。

私はどちらかと言えば主人公側の人間だから、「わかる、わかるよ…」って感じの場面もあったり。
自分でな
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

重すぎず程よくシリアスな中に、クスッと笑えるシーンがあってバランスが良いなと思った。
飽きずに観られて、疲れないというか。
画面もセンスの良さを感じられるシーンがちらほら。
妹を送り届けてくれたトラッ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.4

ちょっと思ってたのと違った。
予告を見る限り、登場人物同士で騙し合いバトル!最後には驚愕のどんでん返し!的な感じかと思ってたけど、そういうのではない。
出版業界の裏側をさらっと描いた、騙し合いバトルテ
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.6

強烈に目に焼きつくシーンが多い。
ホドロフスキー作品はなんでもそうだけど、どうしたらこんな内容思いつくんだろうっていうぶっ飛んだ内容。
オペラおかんが特にすごかった。

エル・トポ(1970年製作の映画)

3.5

ホドロフスキー映画は内容を理解しようとして一生懸命観るものじゃない、たぶん。
考えるな、感じろ!って感じ。
観た後はとてつもなく疲れるけど、印象的なシーンが多くてやけに頭に残る。

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.7

初ホドロフスキー。
今までの映画の概念をぶち壊された。
理解しようと一生懸命観ても結局わからん!と思ったけど、オーディオコメンタリーでもう一回見直したら多少は理解できた。
自分の哲学や思想をもとにこれ
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ウンベルトD(1952年製作の映画)

3.9

最初はプライド捨てきれない滑稽なじいさんだと思ってたけど、後半になるにつれ悲壮感が強くなって辛かった。
フライクかわいすぎる。

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.8

重い。誰とも繋がれない、拒絶される孤独を考えると苦しくなる。
だからといって殺人をしていい理由にはもちろんならない。
孤独は人の中の憎悪を増幅させる。
どうにでもな〜れ☆の矛先が自分に向かうか他人に向
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

わりとしんどい内容だしガツンとくるけど、かなり好き。
当たり前だけど、いろんな親子いるよなあ。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

それぞれがどこか寂しさを感じながら生きている二人。
異国の地で感じる孤独。帰ってもきっと別の孤独が待ち受ける。
もう会うことはなくても、ひとときの間は繋がることができた。
東京の賑やかな閉塞感、希薄な
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

生きるのしんどくなる。
過半数が占めるもの=普通なのか。
生まれ持った性癖や性的嗜好、それがマイノリティから外れていたら異常者になってしまうのか。
現代社会の"普通"に必死に順応しようと生きている人達
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