カプカさんの映画レビュー・感想・評価

カプカ

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ルビー・ギルマン、ティーンエイジ・クラーケン(2023年製作の映画)

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ドリームワークス・アニメーション制作
プロムに参加したい少女は巨大クラーケンという近年のガールズ映画とドリワらしい退治される側の物語の面白さ。
怪獣バイトルや相変わらずの当てこすりっぷりも健在で日本の
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アノマリサ(2015年製作の映画)

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全ての人間の顔と声が同じに感じる男が、唯一違うと認識できる女性と出会う物語をストップモーションアニメとして作っていて
人形による性描写をじっくり見せるなど独特な描写が面白く、誰かを愛するということがわ
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

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大正時代を舞台に女性の元スパイが子供を守る物語で、鈴木清順作品的なものをやろうとしてるのはわかるのですが、展開とアクションがあまり噛みあってない印象で、形式美的で荒唐無稽な戦闘シーンがしたいのか、日本>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

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照明や美術が時代劇を見ている喜びにあふれる作品で、仏のように優しい浪人が復讐によって鬼の形相と変わる草彅剛さんが良かったです
落語を原作とした下町感に、ひょんなことから想いがすれ違い窮地に立たされる苦
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ミッシング(2024年製作の映画)

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行方不明の子供を探す母が辛すぎる境遇ゆえにボロボロな見た目と壊れていく姿を演じる石原さとみさんの迫力が凄すぎます。
そんな母親を中心とした群像劇で、それぞれの不完全さや上手くいかなさを交えながら、地獄
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

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特殊なオーディションということで集まった別荘で殺人事件が起きていき虚実がわからなくなっていくという展開やそれぞれの事情を抱えてる人間関係の面白さが良い。
主人公がいる理由やまどろっこしい事をやる所など
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麦子さんと(2013年製作の映画)

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長年音信不通だった母と突然暮らすようになり反発がありながら入り組んだ想いを言えずにいる状態から、母の故郷に訪れそこに暮らす人々から母を見る二部構成の物語となっていて
親に反抗の時期があった人ほど刺さる
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さんかく(2010年製作の映画)

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彼女の妹による無自覚な誘惑に振る舞わされ勘違いしていくラブコメなのですが、細かい仕草がどれも巧みで面白い。
登場人物の一方通行な切実さから来るカッコ悪さはコメディながら生々しさがあり、そこからホラー化
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

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久しぶりに会った同級生が自分の理解できてない存在として現れる恐怖
意思疎通が出来てるようで出来ない会話、弱々しくも不穏な姿から繰り出す生々しい残酷描写、それを演じた森田剛さんが凄かった
「人生終わって
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

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長年脚本家を目指すが芽が出ないベテラン、創作を始めて自分を天才と思うビギナー両方を映し、現在成功してない者達の間の姿を痛々しく描く残酷さ。
才能が無いのはわかってる。でも諦める方法がわからないと夢に呪
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

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離婚し共同監護ということで両方の親を行き来させられる子供達の苦悩のコメディ。
親達のケンカに巻き込まれ悪い影響を受けまくる子供達、自分が成功してないのを認められなく悪態と他人にマウントを取りまくり元妻
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トラペジウム(2024年製作の映画)

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アイドルアニメでありながら主人公が打算的で良い子じゃない設定が面白い
セルフプロデュースのビジョンの中ですれ違う想い、努力が必ずしも良い結果に向かうわけでは無い、自分が好きな事が相手も好きとは限らない
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

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原作者の池井戸潤も脚本に加わり豪華俳優陣による銀行内の不正を巡るサスペンス
ダイジェスト的な所や薄味感はあるものの、ヴェニスの商人を例え話と出して銀行員が汚い金に染まってしまう部分や、犯人の手口のミス
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

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前作の続編ですが別の少女を主人公にして始まる物語となっていて、狙われてる少女が農場の人達に拾われと結構近い設定なのですが、今回は2つの組織と戦い能力者も多く、バトルが『AKIRA』や『マトリックス』的>>続きを読む

メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

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冒頭の列車アクションなど駆け足気味ではありますがノンストップで進む展開は楽しく、世界崩壊から救う鍵となる人物の話も悪いとは思わないのですが
結局1作目の何で記憶を消して迷路に閉じ込めたかなどの謎は分か
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メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

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脱出後の世界で何が起こっていくかという2作目ですが、今回は迷路は直接出て来ずゾンビたちから逃げる話となっていて
心情描写などほぼなしで起こる危機からどう逃げるかという話の連続なので、誰かがゲームをやっ
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

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記憶喪失の状態で少年達だけが暮らす場所に突如送り込まれ、脱出するために謎の巨大迷路挑む。
ヤングアダルト小説原作ということもあってか、次々と状況が変化し更なる謎が出てくるクリフガンガーで話を進めていく
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カリスマ(1999年製作の映画)

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「世界の法則を回復せよ」とメッセージを残す犯人
森に迷い「カリスマ」と呼ばれる謎の木について言ってることが違う人達の木を巡る争いに巻き込まれる男
生きる力と殺す力を共に持つ自然と人間、両方を生かそうす
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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美しい自然の風景と曲から始まり森の生活音を響かせ音楽をブツ切りしたりアート映画かと思ったら
「都市と田舎」が対立する会話劇のエンタメになっていき、そこから更に変わる作品を掴ませない楽しさがすごかった
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

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POVのモキュメンタリー作品の、高級ビルに住む人々が突然NYが破壊される状況に直面し混乱と恐怖する姿が映される9.11テロをかなり意識した内容となっていて、ゴジラをリスペクトした所なども含めて好きでし>>続きを読む

GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

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エメリッヒ監督版ゴジラ
こんな放射熱線も出せないデカいトカゲはゴジラじゃないとの意見もわかるのですが
個人的には結構好きで、起こってる事態とは裏腹にジョークを言いながらコミカルな感じでNYを破壊する昔
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アンチソーシャル・ネットワーク: 現実と妄想が交錯する世界(2024年製作の映画)

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Netflix配信の海外匿名掲示板の変遷についてのドキュメンタリー
日本の2chから始まり海外のオタクの楽しい場所として始まったのがアノニマスが現れ、様々な派閥に分かれ差別主義や陰謀論などQアノンが出
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

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降伏か徹底抗戦かを選び村人と戦う七人の侍+スターウォーズの後編ですが、主人公以外のキャラが立っていなのとギャレス監督作と近い感じの絵面が多い印象。
それと相変わらずの未完となっているので、映画じゃなく
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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謎の降霊術で幽霊を呼び出すホラーですが、怖い所が幽霊より主人公が不安定な性格で自分のやらかしによって大事な人々の信頼を失ってしまうという所となっていて、監督がyoutuber出身ということもあって若者>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

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大林宣彦監督作のお盆に両親の幽霊に出会う物語
夏の暑さと浅草の街並みや安アパートなどノスタルジー溢れる風景に、親を早く亡くし甘えたかった想いを成就する状況に涙しながらも、ただノスタルジーを肯定するだけ
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異人たち(2023年製作の映画)

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原作から主人公を監督自身と同じくクィアの男性と脚色し、一人で暮らし孤独感を抱える姿を静かに映した作品となっていて
世代が違う年下男性と昔のゲイへの扱いの違いを語り、当時言えなかった亡くなった両親へのカ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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チャンピオンまつり路線突き抜け、もはやヤンキー漫画のようになっているのがたまらない。
トンデモな展開や設定の数々に、字幕があるわけでもないのに怪獣たちの怒鳴り合いがわかる感覚と対決シーンが楽しくて、こ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

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Netflix配信の実写作品
鈴木亮平さん演じる冴羽獠がこれ以上に無いハマり役で素晴らしい
現代の新宿を舞台にトー横キッズやコスプレなどの新しい題材に、今のコンプラに合わせながらもちゃんと笑えるもっこ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

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味方と敵の両陣営ともに人間達は怪獣を開放したいと怪獣至上主義な振り切った展開で、怪獣が暴れ回る姿が観たいと観客の要望に応え、神々しいゴジラ、モスラ、キングギドラなど素晴らしい。
昭和と平成どちらのゴジ
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

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時代をベトナム戦争後にしてキングコング+地獄の黙示録というアイデアが面白い。
島に入って即みられるアクションや日本アニメオマージュなどが良く、戦争に取り残された男と島の守り神との戦いという物語と更に上
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

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レジェンダリー製作ゴジラ1作目ということでゴジラが出てくるまでを溜めて、人々が怪獣という存在を初めて認知し見上げる演出を様々な状況で見せることでわかる巨大感と日常が壊れていく姿。
暗すぎるのは多少残念
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

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元の怪談話からプラスして他の怪談も混ぜながら進んでいく展開と、若者に混ざるオッサンのオリジナルのコメディキャラが面白い。途中からジャンルが変わっていく状況に笑いながらも、キャッチコピーにある予想できな>>続きを読む

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

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国会議員の孫が誘拐され犯人の要求は政治犯罪を自白しろという中島健人さん主演のポリティカルサスペンス
安倍政権下で行われた森友学園問題をベースにした題材という志は素晴らしい思いましたが、話があまり発展し
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

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昔に起こった殺人事件の映像に写り込んだ幽霊を追う韓国のフェイクドキュメンタリー
事件の真相に迫りながらも幽霊に憑りつかれてしまうという展開で、生々しい映像込みで演出されるですが、ぼーっと見ていたので話
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一週間フレンズ。(2017年製作の映画)

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一週間で記憶が消えてしまうこの手の都合のいい障害を抱えた女の子と友達になる話ですが、懸命に追いかける山崎賢人君が健気でよかったです。川口春奈さんの大きな瞳が可愛くて、文化祭シーンも結構気合入っていてち>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

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80年代の韓国の独裁政権下で2つの組織の中にいると思われる北のスパイを探すポリティカルスリラー
当時の陰惨な状況を映しながら、史実を大胆に脚色してのアクションや緊迫シーンを作る巧みさが見事で、真意がわ
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