志村蓉子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

志村蓉子

志村蓉子

映画(94)
ドラマ(57)
アニメ(0)

つつんで、ひらいて(2019年製作の映画)

3.0

装填があんなに丁寧に考え作られているとは思わなかった。今度気に入った装填があったらそれだけで買ってみよう!そこから何か新しい出会いがあるかもしれない。そう考えると楽しい♪
装填の役割って包むだけじゃな
>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.0

いくらでも重くなるテーマなのに、そうならないのは、主人公である鹿野靖明さんご自身が非常にエネルギッシュな人物であることと、彼を演じた大泉洋が持っているキャラクターが大きいと思う。
ユーモラスな要素もふ
>>続きを読む

ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.8

幼い頃から『人間の死』が心の拠り所である主人公の美紗子。彼女が残した衝撃の手記を辿りながら物語は進んで行く。
美紗子は一種の発達障害なのだろうか。やむにやまれぬ事情により人を殺めていくわけではないので
>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.8

この映画が切ないのは、育児放棄された子供たちからは親や社会に対する憎しみをほとんど感じないことにある。
母親のけい子が家を出てしまい、生活費に窮した明がかつての養父に金を借りに行く。彼は渋々渡された五
>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

4.3

大女優役のカトリーヌ・ドヌーブが、本当に「大女優」らしくて、きっと大女優ってこんな風なんだろうな…と思いながら見た。横柄と思える態度や発言も、ちょっとユーモラスに描かれていて憎めない。
ストーリーはと
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.3

人との絆を大切にしたいと思わせてくれる映画。「優しいけどダメな人」「ダメな人だけど優しい」言葉を入れ替えるだけで、こんなにも人に対する見方が変わる。誰しもダメな自分と素敵な自分を持っているんだと気づか>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

WOWOW視聴。
緊急事態の映画なので、多くの台詞が早口で聞き取れないことが多く、早戻ししながら見た。また役名&役職名のテロップが長すぎて(内閣官房長官なんとかかんとかの◯◯…みたいにw)これもまた早
>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.0

まったくタイプの違う3人の女。
誰に共感するということはないけど、自分とは程遠いと思われるのが富栄。男の顔色など関係なく徹底的に自分の情念をぶつけて、最期はその肉体ごと沼底に引きずり込む。
逆に静子は
>>続きを読む

タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.5

目を覆いたくなるようなシーンが随所にあって、辛く救いのない映画だった。
ネグレクトされたタロウが、危なっかしく奔放に生きているのは理解できるけど、エージの自暴自棄は…スポーツ推薦で入学したものの挫折、
>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

5.0

何回見ても面白い。
深津絵里はコメディのお芝居上手いし、なんと言っても、西田敏行の「惚けた間」が本当に最高。クスッと笑えるあの感じ、誰にも真似できない…と思う。豪華な出演者たちも三谷映画ならでは。贅沢
>>続きを読む

ミュージアム(2016年製作の映画)

4.8

予備知識ゼロで見たけど、まさかこんなに怖い映画だとは思わなかった。後半はもう画面にくぎ付け。いちばん驚いたのはエンドロールに妻夫木聡の名前を見たとき。ウソ!どこに出てた⁉️と思ってググったらカエル男だ>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.6

数学で戦争を止めるという新しい視点の映画だった。「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は必ず戦争を始める」故に、なんとか建造計画を阻止しようとする櫂少佐たちだが、実際、戦艦大和は造られてしまうわ>>続きを読む

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

4.0

やはり劇場で見るべきだったと後悔するほど、スケールの大きな映画だった。長安の街は、東京ドーム数個分にも及ぶとか。加えてCG、VFX技術によって過去にタイムスリップしたような世界観を楽しめた。楊貴妃役の>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

4.5

大阪万博の頃、在日コリアンの家族とそこに集う人々の物語。現在の日本と半島情勢を考えれば、「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる」と言う父龍吉の台詞には、何とも言い難い気持ちになる。この家族>>続きを読む

不能犯(2018年製作の映画)

2.8

こんなホラーっぽい映画とは思わなかった。眼が赤くなる等の視覚効果は必要かな?ちょっと安っぽく感じる。松坂桃李くんの表情で十分いけると思うけど。原作がそうなっているのかな。とにかく松坂桃李くんのサイコパ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

役所広司が画面に出てくるだけで映画にコクと深みが出る。松坂桃李は作品のチョイスが良い。中村倫也のこういう役は初めて見た。人気があるだけじゃなくて良い役者なんだなとわかった。

君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.7

主人公に共感するのはかなり難しい作品だった。池松壮亮くんの演技が凄くて、もしかしたら、これは異常じゃなくて超純愛か?って思ったけど、見終わって冷静に考えたらやっぱり異常かなw
結局あの主人公のアイデン
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

選挙が近いこの時期に、この内容でよく公開できたなと。しかも大きなシネコンで上映されているのが凄い。ほぼ満席で映画のパンフもすでに完売だった。松坂桃李もこの映画のオファーをよく受けたと思う。主演女優シム>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.5

終始無表情のファブルが、敵を次々に倒していくのは見ていて爽快だった。スタントマンを使っていないと聞いていたから、あの壁を伝って登るシーンには驚いた。椅子に縛り付けられて小島が落ちていくシーンも圧巻。高>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

香取慎吾が、人間味溢れる等身大の役柄を演じた新境地の作品。

ギャンブルにのめり込む郁男は、自分をどうしようもないろくでなしというけれど、それを除けば心優しい男。
だから恋人の亜弓とも長く暮らしたし、
>>続きを読む

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)

4.1

「泣ける」と前評判が高かった作品。

泣けなかったらどうしようと思いましたが、赤鬼先生がゴルゴの自宅を見舞い、病床で二人がサインを交換するシーンで思わず涙がこぼれました。
堤真一さんは事前に「泣かない
>>続きを読む

貞子(2019年製作の映画)

1.0

『リング』の大ファンであり、中田監督だから大いに期待したけど、途中で寝そうになりました。やっぱりもう貞子は正体がバレてるから怖くないのかな。