「ボーイズ・ステイト」の女子版みたいなことを期待してると肩透かし喰らう。これが本編中にも語られる「ボーイズ」と「ガールズ」の「違い」に起因するものなのか。
「無邪気に映画『ボーイズ・ステイト』を楽し>>続きを読む
撮影が端正でとても良い。けっこうキメキメのカットも多いので、その撮影がドキュメンタリーとして良いのかはよくわからないけど。
あとはとにかくスティーブンのスピーチに尽きる。いちばん最初のスピーチでもっ>>続きを読む
しょうもないアイデアを力技で良作に仕立てあげていて静かに感動する。
主演二人のたたずまいとポップミュージックに対する思い入れがこの映画を魅力的にしている。
ラストはわかっててもグッときちゃうやつで>>続きを読む
なんか褒めてる人がたくさんいた気がするので観たけど良さがよくわからんかった。
そもそもこの映画における妖怪とか幽霊の設定がよくわからんので全くハラハラしないし、因果が掴めない展開がままあって首を傾げ>>続きを読む
こういう重めの社会的なモチーフをサラリと描いててうまいなあと思う。ものすごくスタンダードな「母と娘の物語」なんだけど、とても現代的で好ましい。
フロリダという場所の描き方も「フロリダプロジェクト」な>>続きを読む
ハリウッド版「幸せのレシピ」が好きすぎて何回も見てるからか、アマプラにオススメされたので、されるがまま観てみることに。
ちょっとキャラクター造形が類型的?あとこれ料理がモチーフになってるけど、そこに>>続きを読む
ホン・サンスほどアバンギャルドではないけど、ほどよくインディペンデント(?)らしさを感じさせる風通しの良さ。
最近のアジア-アメリカ映画(クロエ・ジャオとかアリス・ウーとか?)にどことなく感じるさわ>>続きを読む
とてもおもしろい。
お、逃げるぞ逃げるぞ、逃げた〜!!wwが楽しい前半に比べると後半はやや弱いか。
大文字の「映画」と、この「映画」への自己言及の部分が前傾化してきて、やや鬱陶しい。トヨエツがその鬱>>続きを読む
コナンの劇場版は何度かチャレンジした結果、最後まで観れずに断念してたんだけど今回やっと見ることができた。
このドル箱シリーズにおいての、今作の「現代日本の文明批判」みたいなテーマが、あくまで視覚的な>>続きを読む
清原目当てで観たけど思いがけず楽しく観れた。観終わってから、へーこれ山下敦弘監督なんだ〜ってなった。
「マイ・バック・ページ」あたりで、ん?ってなって「ぼくのおじさん」あたりでアレ〜?ってなって自分>>続きを読む
なんだろうな。サイズがユニークなのかな、人物の撮り方が。全身がちゃんと見える撮り方と編集をしてるのかな。あたまに残る映像がなんだか独特。なんとも言えないけどとても愉快。
U-NEXTにトリュフォーが来てたんで見る。画質良い。
いま見ると「めまい」とか「哀れなるものたち」とかが頭に浮かぶ。そしてトクシックマスキュラリティ。
でもなによりカミーユの最初の回想で、幼きカ>>続きを読む
公開当時は何となく見逃してしまい、以来なかなかの低い評価に見る機会を逸し続けていだけれど、いろいろ巡って今日タイミングがあって観た。
アルモドバルは大好きなんだけど正直いって当たり外れはある監督だと>>続きを読む
後半のパーティもおもしろいけどやはり最大の見どころは2人の部屋の空間設計と使い方。
とくに大きい鏡の使い方。鏡視点のほぼ人物真正面からのショットが興味深い。繰り返されるこのキャロリーヌのショットを見>>続きを読む
パート1を公開時に見たときはまったくピンときてなかったんだけど、パート2を見るにあたって1を家で見直したらめっちゃおもしろいじゃん?これにピンとこないとかどうなってたんだ当時の自分って感じ。
それで>>続きを読む
おもしろいけど少し眠い。でも寝そうになるとドーンとかバーンとかビックリさせてくれるので起きれて良い。
IMAXの画面サイズって退化でしかないんじゃないかとか思う。30年代ハリウッドの復興?ルネサンス>>続きを読む
すごくうまい。複雑な「羅生門」みたいな感じ?テーマの溶け込ませ方が絶妙すぎる。再現される父親のシーンは全部おもしろい。でも全体的にチグハグな印象かな。
とても良い映画。スタンダードサイズの画面が孤独感を煽る。リアリズムの演出が映画特有の時間の邪魔になってないので観てて辛くない。門脇麦の感じ悪さがすばらしい。とても清々しい映画。
すべてが過激ながらハッキリとした白黒はない、どぎつい色のグラデーションのような展開がつづく。ある面ですばらしいと思いつつ、またある面ではあまり受け付けない部分もある。つまり雑に言うと撮影は良いけど、編>>続きを読む
ちょっと想像してたのと違った。こっちか〜っていう感じ。面白かったけど寝ちゃった。
やはり痩せても枯れてもヴェンダースというか、画面は見ていて楽しいし、切り取る東京の現実はそれなりに鋭いところを突いてくる。
でもなあ、この巨匠の手癖のような映画にもろて挙げて喜んでていいんだろうか?>>続きを読む
ジョニー・デップは抜きにして、ティモシー・シャラメのウィリーが歳をとって捻くれちゃったのがジーン・ワイルダーのウィリーだとするとなんか納得がいった。似てなくもない。
ただ単体の映画としてそこまで悪く>>続きを読む
やっぱりウィリー・ウォンカはジョニー・デップではなくてジーン・ワイルダーの方なんだよな、ってことで「wanka」の予習として久しぶりに再見。
やっぱり良いよね。世界中から選ばれたのにひとつも楽しくな>>続きを読む
今年もひとりでクリスマス映画を観られるだけ観る会、一本目。
上々の滑り出し。Freaky Fridayの変奏、家族版。ひとりひとりの入れ替わりをしっかりエピソード作って同じ分量くらい見せられるのがち>>続きを読む
坂本裕二は映画尺だとあんまり良くないな〜と認識してるんだけど、今回もそれ。多分に演出の問題もあるかなあ。「ユーリ」は好きだったからなあ。
どうでもいいけどこのクルーズ船って「パパと娘のハネムーン」に>>続きを読む
ハワイ旅行騒動は商店街あげての盛り上がりで、ここまであんまりなかった集団芸の展開が楽しい。しかしことの顛末を見るにつけ寅さんが不憫でならない。
それに比べると後半の栗原小巻のエピソードがやっつけ感満>>続きを読む
ラストのクレジットが表しているように完全にフローレンス・ピューとモーガン・フリーマンの物語なわけだが、二人のなかなかスリリングな駆け引き、というかひとつゆるやかなサスペンスがあって物語を引き締める。>>続きを読む
とても良いと思います。クルーズ船の楽しそうさが伝わってくるだけでも良いじゃない。乗りたいもん。
物語と別の位相でロケーションが楽しいというのもやはり映画の魅力で、それが撮れてるかどうかってのも大事だ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
良いですねーとても良いです。
構成はほぼリング。伝染していく呪いと、それによる笑い死に。怖いけどね、でも呪いのビデオの方が怖いよね、とか思いつつ。
で、なにがネタバレかって言うと、ラストにその「呪い>>続きを読む
やっぱりルカ・グァダニーノの映画は物語とか関係なく画面を見ているだけで高揚するし、ワクワクする。
それだけに、稀に物語の方が足を引っ張ることがあるんだけど、今回はそちら側。お話をあまり知らないで観た>>続きを読む
めちゃめちゃおもしろい。
体感一瞬だった。
ジェイミー・フォックスがイキイキと仕事をしているのを久しぶりに見た気がする。トニトニトニ使ってるのも最高。
三作目は森崎東が登板。やはり山田洋次演出より奥行きが感じられる。キャラクターの動きがより生き生きとして見える。
まあでもこのシリーズが良くも悪くも長寿化していくには山田洋次の演出の方が合ってたのかな>>続きを読む
二作目にしてシリーズのテンプレとなるようなプロットの作品。東野英治郎が先生役で出てくると、なんだか小津「秋刀魚の味」と地続きの世界があるような気がして嬉しくなる。
人懐っこいけどわがままな子どもみた>>続きを読む
Netflixであるもんだから観るものに迷ったらカジュアルに寅さんを見るようになってしまったここ最近。森繁の「社長」シリーズも取り揃えてくれたら暇つぶしは完璧なんだけどな。
このころは山田洋次の演出>>続きを読む