ウッディ・アレンの新作を観られる喜び。他愛ないようなありがちで夢みがちなエピソードの積み重ねなのに、ウッディ・アレンが手掛けるとこんなにオシャレ。思い出してもニヤニヤと暖かな気持ちになりました。かなり>>続きを読む
世紀の悲恋はどこまでもロマンティックで美しい。
デヴィッド・ルヴォーの丁寧な演出はわかりやすく、ケヴィン・クラインのシラノは優しく誇り高くて同調してしまう。こんなに切なく感じるなんて。シラノと同じタイ>>続きを読む
『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』
知と知のぶつかり合い。アカデミックな討論に、相手への敬意を感じられる言葉の応酬に圧倒されました。ショートピースを喫みながら、赤ちゃんをあやしながら、決して>>続きを読む
あれから9年なのか…
生きていくには美談も理想も必要だ。
どうしても表層感はあるけれど、命がけで日本を、地元を、福島を、自分の仕事を誇り高く守ろうとした人がいる、今でもいることをきちんと認識して生きて>>続きを読む
友人に「観てなきゃお話にならない」とまで言われ、急いで行ってきました。
新鮮で斬新で深くてカッコいい。そして、とてもわかりやすい。ゾクゾクしました。164年にも渡る大河ドラマ。適度な軽さがよかった。イ>>続きを読む
アカデミー賞って先入観がフィルターをかけてしまったけど、ポン・ジュノらしいシニカルなエンタメ作品でした。
匂いからは逃げられない。
自分で自分をコントロールできずに、自分を持て余してしまうジュディ。みんなジュディが大好きで、なんとか力になりたい、関わりたいと思うけど、近づきすぎると拒絶されてしまう。間違いなく大スター、偉大なるジュ>>続きを読む
善き映画。
コミカルでシニカルで、戦争への怒りがきちんと描かれている。
辛いけど暖かい、そんな善き映画でした。
予備知識なく、たた、ジゼルというだけで観たくなりまして。アクラム・カーンの名前すら初耳です。
1幕を終えたところで、あまりのコンテンポラリーに頭良すぎると慄く。それでも2幕は紛れもなくジゼルでした。ウ>>続きを読む
悪趣味だけど、面白い。
全編なにかのコマーシャルを見ているみたいだけど、音楽の力ってすごいな。改めて、サー・アンドリュー・ロイド=ウェバーの素晴らしさを再確認しました。
帚木蓬生の原作が心に染みる『閉鎖病棟』。
小説の映像化の難しさを感じたばかりのところ、信頼できる友人に背中を押されて公開初日に劇場へ。
こんなに静かで淡々としていて、曇り空に辛いストーリー。事情のない>>続きを読む
さすがのダニー・ボイル!
最後がオブラディ・オブラダでハッピーエンド。
たった12秒で世界が変わってしまっても、この世にビートルズの音楽が残ることの素晴らしき哉!
安心して楽しめます。
ありえない内容、ありえない豪華な俳優が、ほかの作品ではありえない役どころ。
この頃のミュージカルの世界が好き。客席に座れば自然と顔がにやけます。
ショービジネス、バックステージ、タップダンス‼️
例え外が嵐だとしても、ミュージカルがあれば幸せ。
いっぱいいっぱい映画へのオマージュが散りばめられてて、浅薄なわたしなぞはまったく拾いきれません。
最後は血みどろでカリカリのバイオレンスで爽やか!
タランティーノとマクドナーは、無条件にチェックします>>続きを読む
超実写版、オールCGに慄きました。
CGとはいえ、リアルなライオンが言葉を発するのら、やはりなんとも不思議で、いいような、悪いような。
ティモンとプンバァがよかった。
23年間、ただの一度も観ておらず、オモチャが動くんでしょー、くらいの先入観を反省。凄い面白くてワクワクしました!
話題作だけあって、平日の昼だというのに高齢者を中心に満席。終映後に拍手まで起きました。
半世紀生きてきても、できれば楽をしたい。楽な方向へ流れたいと思っている身としては、正義とか矜恃とかからは距離を置>>続きを読む
アニメだからこそのファンタジーが、そのまんまエレファントでヒューマンドラマでした。
アニメの実写化は、いったいどこまでいくんでしょう???
評判が評判を呼んで、平日の昼間というのに満席。
期待を裏切らず、感じ悪いフレディも素直なフレディも、フレディの家族もバンドメンバーも、ジム(マイアミ)も、ハットンも、みんなみーんな“良き思い、良き言葉>>続きを読む
午前十時の映画祭。
オードリー!アステア!ミュージカル!ガーシュウィン!ファッション!スワンダブル!
どこを切り取っても大好きな映画。
何もかもがカッコよくて、笑えて下品で切なくて。カール・マルクスの若かりし赤貧時代は悲しいほど滑稽な人誑し。美術も転換も子役も隙がなくて興奮しました。
終幕が素晴らしくて。このシーンのためにこれまでの2>>続きを読む
解説してほしい。
圧倒されました。
これが50年前に公開されていることに感動する。
1968年から2001年までは、わずか33年。
当時は1/3世紀でどれだけ進化すると考えられていたんだろう。
すごい>>続きを読む
どうってことないストーリーなんだけど、心に沁みます。
わたしも「何もしない」をしよう。
午前十時の映画祭。
あれ、こんな陳腐なストーリーだった?
26年前は、インターネット前の時代だから、案外に恋は始まりやすかったのかもしれない。ちょっと、なんだかなぁ、でした。
序盤、「なにこれ、気持ち悪い」「うっわー、ほんとにインディーズだー」と思ったことを反省します。
これでもかと押し寄せる執念に脱帽です。情熱ってこういうこと。
映画を愛するすべての人に観てほしい。
笑え>>続きを読む
満点を付けたら褒めすぎか?
フラットな生き様がとにかくカッコよい。
キューバは貧しくて、資源のない国、だから音楽がある。80歳、90歳でも誰より生き生きしている。遅咲きでも必ず花が咲く、だから蕾を見つ>>続きを読む
なにこれ、カッコいい。こんなの見たことない。オケ、セリ、盆…。少しずつ層が重なるように作品が浸透してきて、ラストでは息苦しいほど。
本編開始前のインタビューから惹きつけられました。
こういう芝居、日本>>続きを読む
82歳のウディ・アレンの、のめり込みすぎず、ちょっと醒めてる感じにもやっとする。上手に生きられない登場人物たちから目を背けたい。人間らしくてエキセントリックで、そして悲しい。賢くても、頭悪くても、美人>>続きを読む
リチャード・リンクレイターは優しい。あたたかい。
「神のご加護を」に目頭が熱くなり、埋葬に心が熱くなり、ラストに涙が溢れた。
午前十時の映画祭。
なんだか煙に巻かれたような感じだけど、ボブ・フォッシーは観ているだけで圧倒されます。スタジオでの試演とか凄い。