しんたろうさんの映画レビュー・感想・評価

しんたろう

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オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)

4.1

荒々しさ、つぎはぎ感はありつつもその奥に伝えたいことがドスレートに伝わってきてびっくりした。青春というか旅している時の心地よさみたいなものを感じれて、ずっとここにいたいと思わせる感じが最高。
でもかと
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.5

音楽が入ってきすぎている箇所が何個かあって、その空間の空気感だけを見せて欲しかった。

幽霊であるヒロシに殺されかけたのに普通に病院で寝てるところとか、そこの摩訶不思議さをたまに忘れるくらいに2人の関
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

是枝監督がずっと過去作の中で、「家族」という絶対的なテーマを掲げていたけど、今回のテーマは明らかに家族”だけ”じゃない。
その点だけじゃないけど、でも監督の作風が変わったなって思った。

2人の話以外
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.3

くだらなさで一貫させる面白さとハッピーデスデイとかタイムリープもののメタ的発言もあって遊び心を感じる。良い!すき。

けど音楽!!!これ使っとけばいいやろで使ってる感がなんとも映画として認めたくないジ
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

5.0

えー最高。「映画を完成させる」ことを終着点として完結しようとして、でもしなくて、でもする。みたいなそのあやふやさが心地良い程度て語られてる。し、最後の体感5秒くらいで大どんでん返しで終わる。おっちゃん>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.1

登場人物がたくさん出てくるけど、ああこの人ねって覚えれるほどそれぞれキャラが立ってていい。演技というか、その場の空気感が伝わってくる。

えでもレストランの混沌さのしわ寄せがシェフに来て倒れるってこと
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二十歳の恋(1962年製作の映画)

-

U-NEXTに追加されて見たのにトリュフォーの作品しかなくて、どういうこっちゃ状態。オムニバス全編みたい。

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.9

アホやん。あそこまでのカメラワーク見せといてこれもできるんだぜで荒々しく突っ走んなまじで。最高。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

親に構って欲しい、愛されたい衝動で、家出をしてしまう気持ちがすごいわかる。というか自分もしてた。
その一瞬は愛してくれるけど、父と仲がいい時と母と仲がいい時が突発的に交互に現れて、でもその魔法みたいな
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

3.6

それぞれが混じり合うという群像劇の描写が、たった1つの交差点でしか交わらないこと、そしてそれぞれの関係はほとんど干渉しないこと。それぞれに壁があって触れ得ない感じが、すんごい現実味がある。

最後に依
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.5

俺がロック好きで思春期の男の子だったとしたら間違いなく5をつけてた。

ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

5.0

えがち?まじ?
クソアホドジ最高映画に出会った。死ぬ。なにこれ。全員黙ってみてくれ。

そのただのレストラン忙しいですよ映画じゃなくて、ギャングも恋愛もレストランの忙しさも親子の葛藤も、友人愛も全てひ
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スモーク(1995年製作の映画)

4.4

たばこ屋のオヤジってとこがいいし、そこを起点にしっかり全人物が描かれていくのもうまい。取るに足らない幸せを2人で語り合うことで最高な幸せに昇華していって、最後にはニューヨークタイムズに掲載されるってい>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.9

やりたかったんだろうなの詰め合わせ。好きだけどな。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

最初の方ずっと、なーにお洒落ぶってんだよ鬱陶しいと思ってたら、後半にかけてどんどん紐解けていって、一つ一つの人物像全てに意味があってそれが物語を語る手助けになっていってクライマックスに向かっていったの>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.9

ジム・ジャームッシュファンだなやっぱり。

というか監督の作家性が日本人が出ることによってより分かった。肩が抜けてて腑抜けな登場人物と、全キャラクターに可笑しさがある。家で1人で見てクソっと笑っている
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ラストベガス(2013年製作の映画)

3.5

そういえば観た。くっそおもろい中盤と、いらん説教くさい締め。

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

-

自分の知らない人の方がほとんど。映画監督でも知らない人結構いた。10年後リベンジだな。

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

4.5

一生ついていきます師匠。

教科書すぎるからDVD買いたいけど高い。ワインシュタインは死んでくれ。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

5.0

誰がなんと言おうとタランティーノが世界で一番最高な監督。黙って全員みろ

最高すぎる。映画を好きにさせてくれる。頼むから次回作頑張って作ってくれ。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

可視化したのおもろい。
内容が濃いようで薄いような気もするけど、これを映像化しようと思って具現化した過程にあっぱれ、かな。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.8

この年代、この年齢、主人公が天才。
おもろいに決まってる。
主人公が天才であるのに不良で、天才であることに対するジレンマを語って、それを大学教授が人として対峙する、いいね。

Dream Scenario(原題)(2023年製作の映画)

3.5

おもろいけど、企画勝ちしてるだけじゃね!とは感じました。

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.5

アメリカへ行く途中に飛行機で見る娯楽映画として満点引いたんじゃないか。

エディマーフィーのキャラクターが立っててさすが。クリスマスに家族で見たい映画!

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

ぶっちゃけ観た瞬間のインパクトなかったのに、後々から追いかけるようにいい映画だったと実感させられる。

レオナルドの狂いっぷりいいな。さすが。
人間の愚かな部分を映すのはスコセッシ節だなぁ。好きだなぁ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.9

ただのsfストップモーションかと思いきや、キャラクターがしっかりしていて、かつ世界観も守られていて、言語にも曲にも独自性があってすごい。

アレクサンダーたち(黒い丸っこい3人組)は物語においてよく登
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.5

アメリカの田舎町に住む家族の温かい話かと思いきや、すごい冷酷さがあってびっくりした。

試練がギルバートに常に突き刺ささりに来て可哀想と思う反面、でもそれをどうにかアーニーへの確固たる愛だけで貫き通す
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

時空とかの概念が入った現代的SF。

途中ついていけない(科学的根拠が全ストーリーにおいて理解できない感じ)くらいがやっぱり面白い。

SF映画でよくある科学だけでなんとか解釈させようとする感じではな
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未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)

4.9

見たことない世界の無限に広がる可能性っていい。今見てもただただ先にいつか起こりそうな未来を見せられてる感じがした。

光と音でコミュニケーションとるのまじでいい。低音と高音で呼応し合うシーン最高。
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.3

カットがざく切り感が強くて、淡々とストーリーが進んでいく印象だった。

主人公に女性がすごい美人というわけではなくて、そこが物語を悲観的にしているし、表情が常にムスっとしているのも味が出てる。他の
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

続編パターンかーい。

今回は前作に比べて、それぞれのマルチバースの世界の描写が多くて、それぞれの世界によって色をくっくりと分けてるから、視覚的により楽しかった。前作でなんでもやっていいんだって世間か
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

スパイダーマンいいなやっぱり。グウェンは毎回可愛い。

実写とCGの融合で先陣を切るMCUにアニメーションで本気で対抗するSONYの構図めちゃめっちゃいい。個人的にSONYの圧勝。

ものすごい数のス
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

芸術的描写とか抽象的な描写の映画への入門映画。鑑賞者を置いて行き過ぎない塩梅がうまい。

ベラにとって不思議に感じることは、世の不条理ばかりで、そういうテーマを子どもを主人公として描くことで大体考えて
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

ヴィムヴェンダースから見る日本が美しくて、感動した。
日本に住んでいる自分からしたら、銭湯に行くこと、フィルムカメラの現像をしに行くこと、駅に併設されてる居酒屋に行くこと、は日常的で平凡な日々だと思え
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.3

色もいいし、カメラワークもよく動く。いい意味で邦画っぽさを抜けている。けど、すりゃいいってもんじゃないっていうのも同時にすごい学べた。

小説が原作だから仕方ないかもしれないが、積み木式に物語が組まれ
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