To34さんの映画レビュー・感想・評価

To34

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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.1

聞こえない音や声が聞こえる、普通の子供が取らない行動や言動に周りの人々が戸惑う様子。この何とも言い難い空気感の中に突出するあみ子の明るさが異質な世界観を創り上げている。
あみ子の視点、気になることに対
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

シティハンター世代ではないが、視聴。
原作をリスペクトしている鈴木亮平さんの熱演は伝わってくる。
ストーリーがありきたりでリメイクを活かしきれてないのが残念。

バービー(2023年製作の映画)

3.9

女子としての生きにくさを長台詞で話すシーンは忘れ難い。
時折挟んでくるコミカルな笑いとバービーのファッション、自虐ネタのセンスの高さには驚いた。この監督の作品は今後も見たい!
マーゴット氏はリアルバー
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

ストーリー冒頭の設定が中々受け入れ難く、戸惑いを隠せ無い自分と萎えてる自分を他覚的に見てた。ただ徐々に見進めていくと映画の設定に慣れて違和感が取れていた。
宮崎から愛媛、東京、福島と日本を縦断する意味
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

山頂や山際にいる時に手に汗握るくらいのスリリングさをこの映画でも感じられる。一歩でも間違ったら死んでしまうかもしれないあの生と死の間で感じる恐怖は何にも変え難い。
ストーリー展開は読めてしまう点が一番
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

1.5

好きな2人の俳優さんの共演してる映画を見ない訳にはいかない。
大きな期待とは裏腹に評価が低いことから中々視聴するのに躊躇していた。
確かに評価通りとしか言えないようなストーリーとキャラ設定。ただただ俳
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

最高。
漫画を映画にしても腐食無く、原作を忠実に再現している。欲を言えば仙台編はもう少し描写がないと大の足跡が分からず、映画を見ただけの人には共感しにくかったのではないか。
音楽を映像化することの表現
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

柄本明さんの演技が光り過ぎて眩しいほどであった。ぜひ見て欲しい。
変えられない過去を背負って一度しかない人生を歩むには必要な手段だと思った。

どちらとも取れる含みを持たせるラストは秀逸でオシャレだっ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.9

表情と少ない台詞、日々一刻と体調が悪化して行く様から心情を想像することが容易だった。シリアルを出すシーンや親のいつもと変わっている些細な変化に気付くことは子供の視点に立って考えられている。とても繊細に>>続きを読む

彷徨い(2023年製作の映画)

1.0

面白くもなんともない。
映像は綺麗だったし撮り方もまぁ良かったけど、音響は全くダメだった。
時間の無駄になってしまった。

ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

2.9

CFという病気への理解は不十分であり、初めて耳にした病名だ。難病指定にされており白人に多いそうだ。
若い2人は短い命であれば病院外へ出掛けたり、プールに入ったり、何をしても許されるのだろうか。医療者や
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.0

息子のように可愛がっていた友達の子供との関係性は素敵だと思ったけれど、中々感情移入が出来ないまま見終わってしまった。2度目の恋、傷付いてきた過去を含めて生きている40-50代の方には刺さるのかもしれな>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.4

この世界観にハマりそうになっては現実に引き戻される。アクションや銃撃のシーンも本格的だったし、日本の西成のディープな世界観を駆使してたのはなかなかであった。ただ急に血の繋がりもない弟がヒョンと現れ、姉>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.2

確かに良いシーンは多数あった。
姉とのお風呂場での掛け合いなんて狂気過ぎて忘れられない。
ただ彼の気を引きたいと思って嘘を重ねた事は彼を愛していたからだと理解できる。そこからソルトバーンを乗っ取るとい
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

大体2は1を越えられない事が多いけれどこの作品は違った。
伏線の回収方法もインターネットを様々な方法で駆使していて夢中になって見てしまった。息を呑むシーンも多数あり映画の世界に引き込まれた。すべての家
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

役所広司さん本当に素晴らしい。演技も豊かな表情も全てにおいて最高峰の役者さんである。お腹いっぱいになるくらい役所広司さんを堪能できる作品となっている。作品自体も日本の社会問題を取り扱っていてこの作品を>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.2

よくある展開で見応えはそこまで無かった。
もっと入間みちお氏が活躍してくれたら良かった。どちらかというと黒木華さんがメインでした。

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.0

開始10分で世界観に入り込めない。
多分俳優さんも題材も悪くないはずなのに、、、足りなさ過ぎる。
ツッコミどころが満載過ぎる点、クルーズ船での撮影が困難だったのは重々承知だけど明らかにこれはクルーズ船
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

子供から大人まで世代を問わず楽しめる。
ゲームの世界観を大切に制作されたのが伝わる。ピーチ姫so cute.

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.5

発想は面白いが、展開と台詞がチープ過ぎて映画の世界観に引き込まれない。
サイコパスとリアルの割合からするともっとリアルに戻ってあの夫婦が興醒めして欲しかった。
この類の映画ならスウィニー・トッドやハン
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きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

4.3

この映画は実際にパキスタン系イギリス人監督のシェーカル・カプール氏が体験したイスラム教の文化、家族像をこの作品で表現したかったのだろう。イギリスも日本と同じ島国ならではの閉鎖的な点が多く、移民者や外国>>続きを読む

デッドマン(1995年製作の映画)

3.7

冒頭の6分は何がこれから始まるのかとワクワクした。台詞もほとんどないままに乗客層が変化していくことでどこへ向かっているのか何となく分かる。
白黒映像に敢えてしていることがよりこの映画を引き立たせていて
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レオ(2023年製作の映画)

3.7

小ネタがクスッと笑えて大人でも楽しめました。ピラニアのような低学年の表現が好きで笑いながらあっという間に見終われて満足。
どこかで見たことがあるようなシーンの詰め合わせでも上手く纏められていたのが好印
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僕だけがいない街(2016年製作の映画)

2.5

原作が良いのに、映画はかなり残念。
俳優さんは豪華なんだけど、料理の仕方が間違ってしまったのか。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.5

ずっと見たかった名作映画の一つ。
言葉による説明ではなく映像による育った環境や両親から受けた影響から人格形成が視聴者へ伝える点が秀でており、家族がテーブルを囲うシーンのカット割も良かった。
ホットチョ
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清須会議(2013年製作の映画)

3.4

古語と現代語が入り混じっているのが分かりやすくしているのだろうけれど、やはり違和感を覚える。歴史を噛み砕いて見るには真新しく面白いのかもしれない。
俳優陣はかなり豪華で中谷美紀さんはイメージがガラッと
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.6

ミリー・ボビー・ブラウンさんの演技見たさに視聴。普遍的ではあるけど期待を裏切らない作品に満足。
ホームズに妹が居たら…という仮定でアクションと頭脳を持ち合わせて主人公を最強化していること、侯爵との恋ま
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.2

原題名は「the cure」であった。邦題名よりもこの題名の方が内容にも合っていたと思った。当初から泣いてしまうだろうなと心づもりしていた。案の定、途中から涙が自然と溢れてしまった。ただこの映画はセリ>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

小学生の頃夢中でハリーポッターの本を読み、映画の世界観に魅了された。
自分もいつかホグワーツに行けると信じて魔法の名前を覚えたり唱えたりしていた。
映画を超えて主人公の3人が大人になってからも良い関係
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

どんな逆境にも決して負けず、好きなものを追求していく姿が見ていて爽快だった。
才能を伸ばそうとしてくれる人が1人でもいることが大事なのだと気付かされた。実話が基の作品は面白い。

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.7

アメリカの広大な土地の人気が殆どない場所でドイツ人女性が活躍するストーリーは展開が読めなくて面白かった。
ずっと前からこの映画を見たいと思っていた作品の一つ。ただ見て見たら「あぁこんな感じか。」と期待
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ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~(2023年製作の映画)

3.6

何フレーズかグッとくるセリフがあり、心に迫るものがあった。
白人と黒人の世界が二分化してしまうのはどうしようもできない現実なのだろう。
結婚をすることは家族の違いを受け入れること、安息の場だとお互いが
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

どこだったら命がすくすくと育つのか。
誰に預けたら幸せと思える人生を歩無ことができたと言えるのか、登場する人達が一つの命の在処を考える。人工妊娠中絶の問題にも触れていて、映画として扱うのは難しかっただ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.2

友人に勧められて観た。
若さの勢いが共感できる。また台詞が非常に良く、心に響く言葉が多かった。ただ、17歳×45歳は実写化するとリアルで、あまりにも夢がなくなる。漫画を読んだほうが面白かったのかもしれ
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.0

marvel作品のオマージュ。
バック・トゥ・ザ・フューチャー、ガーディアン・オブ・ギャラクシー、トップ・ガン マーヴェリック等、全て詰め込んで良いストーリーに仕上げていたのは凄いこと。
ただ真新しさ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

いつもおちゃらける演技をする阿部サダヲさんが見れないのは物足りない。岡田さんの演技は良かった。
犯罪は正当化する事はない。

羊たちの沈黙のレスターには超えられない。