moliさんの映画レビュー・感想・評価

moli

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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.7

硬派なサメムービー🦈
恐怖演出がうまいなぁと思ったら、ジャウム・コレット=セラはエスターの監督だ。
荷物盗られないか心配するような、本筋とは関係ない細かいところがリアルなのもいい。

ブレイク・ライブ
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(1954年製作の映画)

3.8

フェリーニ監督初鑑賞。
ラストのザンパノは、ジェエルソミーナを想っての涙か。孤独な自分を想っての涙か。
アンソニー・クイン演じる粗暴な男が、リアリティがあって憎々しい。たとえそこに愛があったと言われて
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

2時間ちょいに、いろんなドラマが詰まってる。
テンポがいいぶん余韻にひたる間もなく進んでいった感じはあるものの、このくらい軽快だと観やすくていいな!

レースの緊迫感がすごかったし、レースの楽しさを擬
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インシディアス 序章(2015年製作の映画)

3.7

お久しぶりに投稿😊
インシディアスシリーズ3作め。エリーズたちの前日譚!

今作は前半が怖かったな。
最後まで緊迫感が続くほどではなかったけれど、このシリーズは愛嬌があるというか、なんか好き。
ただジ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

1作めは自宅で観て、映画館で観るべきだったと思い、今回は映画館へ。
スクリーンのほうが没入できて楽しめたけれど、やっぱりあまり気分があがらないなぁ🥺(ドゥニ監督の丁寧な描写が、この世界だと長く感じてし
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

ずっと気になっていて、やっと観ました。
まずは、知らなかったこの事件のことを知れてよかった。たった100年前のこと。
鑑賞中(観賞後も)ずーっとずーっと気分が悪くて、それだけ没入していたと思う。

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インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.5

インシディアスシリーズ5作め、ランバート家のお話としては3作め。
1・2は観たけれどほぼ忘れていて、今作を観ながら思い出しました。

ダルトン、成長してこんな感じになったんだぁ😀2から10年経っても、
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

リアリティのある言語の使い方が、信頼できる。
フランスに住み、ふだんのコミュニケーションには英語を使う、ドイツ人のサンドラ。作家として言語を生業にしているのに、ときにままならない言語でコミュニケーショ
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関心領域(2023年製作の映画)

3.9

前衛的なアートのよう。音響も印象的で、あの音に包まれるために劇場で観てよかったと思う。
ただちょっと、ちょくちょく出てくる趣向を凝らした演出の意図が、さっぱりわからなかったよ!それでも作品としておもし
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.3

レオとレミの感情の揺れに心がヒリヒリして、前半は泣きっぱなし🥺
視線で物語る演出が、2人の大きい目もあって冴えていた。
少年2人の演技がとてもよかった。

大多数のなかに溶け込んでおかなければ、と思う
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

サムロックウェルがたくさんウインクしてくれるっ😍
豪華なキャストにアクション満載のエンタメ作品で、シンプルに楽しかった!(カラフルなラブラブアクションに、スケートアクションも👍)

ブライス・ダラス・
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.9

ひどい世の中、異星人のせいにもしたくなる😏
なるほど愛すべき作品。味わい深いチープさ!監督の自虐もよいし、ジャケもよき🖤
サングラスを作っていた人々は、とても苦労しながら反逆の機会を伺っているようだっ
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.3

東西統一前、ベルリンの壁がある時代のベルリンが舞台。
人間にやさしく寄り添ってくれる天使たち。ありふれた日常に愛しさを見いだす。
生きることは、煩わしいことさえも素晴らしいんだと思わせてくれる。
天使
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

これまでわりと狭い範囲でストーリーが進んでいたヨルゴス監督の作品が、世界に飛び出すとこんな感じになるんだ。
絵画のような世界。独創的な衣装。世界の果てのような空の色。
映画美術で1番好きかもしれない🐐
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.9

はじめあんなにキュートだったマウリツィオには、ずっとそのままでいてほしかったよ🥺
夫婦はどっちもどっちだが、娘が可哀想。

レディー・ガガ、ど迫力だったなぁ!
白いレースのドレスがかわいかった💕(ゲレ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.1

おじいちゃんのロードムービー、けれど決して穏やかでない展開。びっくりしたよ…
複数のルディ・コランダーを通して、当時ドイツに生きた人のいろんな立場、考え方が見えてくるのがおもしろい。

原題は「Rem
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.1

ファミリー総出…!
各々主演でアクション8本は撮れる🙄
ストーリーそのものはさすがに新鮮味はないけれど、サプライズで楽しませてくれて、ファンサービスたっぷりの仕上がりでした!(ラスト残してここまでやる
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対峙(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

小さな部屋での、2組の夫婦の会話劇。
各夫婦がどちらの立場なのか途中まではっきり分からなかったり、何か伝えたい言葉があるらしいということだけ冒頭で分かったり、動きのない画でも最後まで飽きないように仕立
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.2

恐竜を描きたかったんだろうか。
描きたいものに設定を合わせにいった感じで、チグハグ🦕
アダム・ドライバーをもってしても感情に訴えかけてくるものもなく、退屈だったなぁ…

👇台題

ブルービートル(2023年製作の映画)

3.9

ヴェノム、スパイダーマン、あとなんだかアイアンマンぽさも混じった、ハイブリッドヒーロー!
陽気でパワフルなラテン系ファミリーにほっこり😊なんでみんなあんなに肝が座ってるんだ。
ちょいちょいホロッときま
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

実在のチーフエクソシスト、アモルト神父のお話。
悪魔払いって、ひと昔前のことだと思ってた。現代でも行われているんだ、という驚き。(悪魔払いは怖すぎると、若い神父の後継者不足らしい)

エクソシストもの
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

この2週間、ひたすら呪術廻戦観てました。アニメはあまり観ないものの、台湾テレビでもやっているので、ちょっと観たら止まらなくなって。
含みのあるセリフの意味が、アニメ2期まで観てやっと理解できたりするか
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

もうすぐ31歳で、仕事は安定せずお金はあまりなく、どこにも属していると思えず何も成し遂げていないと感じる。
そして、そろそろ大人になり始めてしまう11歳になる娘がいる。
テラスでゆらゆら揺れるカラム。
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.8

北欧ホラーでは大人しいほうだと思うけれど、じわじわと怖かった…
何が怖いって、あの母親とラストの娘は馬が合いそうで。承認欲求モンスターという点では息子もたいがい怪しいから、この先このファミリーは激しく
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ホテルアイリス(2021年製作の映画)

3.4

小川洋子原作で、日台合作の作品。台湾のどこかの海辺の町が舞台。
撮影は、台湾の金門島でおこなわれたよう。靄のかかった淡い空気が、つかみにくいストーリーとマッチしてる。

マリ役はずいぶんカタコトな小松
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

4.2

なんとも痛ましい物語…
愛しているなら、夫にこんな想いをさせてまで、妻はあの手段を取るべきだったんだろうか。
レイフ・ファインズが終始不憫🥺
ただそんな妻のおかげで、とてもおもしろいストーリーだった。
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.8

セリーヌ・シアマ監督の長編2作め。
ボーイッシュな女の子、トムボーイ。

ロールはどんな思いで嘘をついたのか。それがぜんぜん読み取れなくって、だから周囲の言動がどのくらいロールを傷つけているのか量りよ
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チャンス(1979年製作の映画)

3.8

『エンパイア・オブ・ライト』の劇中で使われていた作品。ほのぼのヒューマンドラマかと思っていたら、皮肉のきいたコメディだった。

ラストシーンで、それまで観てきたものはもしかして違う意味を持っていたので
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.1

すごかったな、おもしろかった。
バルトロメアと出会ってベネデッタが徐々に変化して、一気に覚醒する流れにゾクゾク。本心の見えないベネデッタに引き込まれる。
修道着を脱ぐと彼女はとたんに俗っぽくなるし、覚
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.1

これほんとに、映画館でアクアライド~🐬
水中都市が美しくて、クリーチャーにワクワクして、終始楽しかった!
細かいストーリーはすでに思い出せないけど、アクション作品として雑味もなく(やたら道徳的なメッセ
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エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

3.9

クリスマス気分不足、映画でひたすら摂取中…!
雪合戦の強さで子どもの信頼を勝ち取るバディ😆けっこうな境遇なのに、バディが終始明るくて楽しい。
どう見ても器用なバディが落ちこぼれるとは、エルフのお仕事能
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.8

超現実的で、可愛げないのがかわいいスーザン(9歳) クリスマスプレゼントに家がほしいって!家くれないならサンタじゃないって!強い…

けっきょくクリスの本当のところは分からないから、信じるか信じないか
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.8

ときどき思い出したようにHohoho!ってサンタ笑いするハーバーサンタ🎅
バイオレントにやりきってくれて、なんだか気分スッキリ。
ちょっとほっこりもするし、一応クリスマス気分に浸れました🎄

👇台題

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.3

風景描写が緻密で美しいなと、しみじみ思いました。だからこそ記憶が刺激されるようで、懐かしい景色に心乱される。
20代後半で仕事に悩んで、現実から離れられる誰か何かをよりどころに、なんとか踏ん張る日々。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

私の頭のなかのナポレオンのビジュアルが、ホアキンで上書きされました。

ストーリの軸は、シンプルに史実を追っていく。見ごたえがあったのは、ナポレオンの巧みな戦術の表現と、ジョセフィーヌとのやり取り。(
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.8

衝撃のラストなどは期待せずに、観たままを楽しむべきだった…(ラストああなると思ったよ)ジャケのコピー見なきゃよかったなぁぁ😭この後悔、何度めだろう。

じわじわじわじわ近付いてくる、不穏な何か。終始不
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