さやかさんの映画レビュー・感想・評価

さやか

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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

日常のストレスを友達との楽しい旅で吹っ飛ばそう!なんてもんじゃなかった…‼︎
夫や社会から傷つけられた女性の、自由への疾走劇。
いつの時代も一緒なんだと思った。
ケンカしたり泣いたり笑ったり、一緒に自
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

主演女優さんの美しさにビビりました。
サリーを着てNYの街を歩く姿の素敵さ。
でも、家族には料理しか取り柄がないと馬鹿にされる毎日…。
英語を習う事で、自信をつけていく様子は、素敵さが増し増しになって
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白と黒(1963年製作の映画)

4.0

白か黒か…それぞれの真実が二転三転する脚本が素晴らしかった。
前半が平凡だなぁと思ってたら、伏線張りまくりで、後半一気の展開。
演技力も伴って、最後の最後まで面白かったです。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.9

ライアン・ゴズリング良かった!
クールな凄腕ドライバーで、報われない純愛系キャラ。ピッタリ。

本能に逆らえずカエルを刺してしまうサソリの話は主人公を表しているか…とにかく孤独でツイテない。
でも、そ
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.2

楽曲とダンスシーンが良かったです。
私は「Maniac」が1番好き。
ストーリーは、若さと未熟さ…だけかな。

情婦(1957年製作の映画)

4.3

ビリー・ワイルダー×アガサ・クリスティ×法廷劇
面白くないわけがない…‼︎

大人のユーモアあふれる小競り合いと、法廷での本気の小競り合い、両方とも絶妙。
法廷劇は最後の驚き展開が必須ですが、ソレも絶
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

暴漢3人以外みんな良い人で、カウリスマキ監督が優しい人なんだろうなと思う…。
観た後、人に優しく誠実に接したいと思わされます。
やっぱり犬の名前にセンスを感じる!
ハンニバルて笑

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.8

ワタシ馬鹿よね…
そんな若者たちの群像劇。
被写体に近いカメラワーク、度々の雨のシーンが、常に体温と湿度を感じさせて、生々しくて切なかった。

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.5

ジャズピアニスト・南博の自伝を大胆にアレンジしたとか。
ジャズは、銀座の一夜の様に複雑で混沌としながら、パワフルで美しい…ということなのかなぁ。
デモテープ録音シーンが素晴らしかったんですが、演奏シー
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.3

ナメてた相手が、実は殺人マシーンだったムービー!
劇中のセリフでもあったけど、主人公は強いというより、とにかく諦めない。
そして超丈夫(敵も引いてた笑)。
途中からスリルより、安心を感じるレベルの死な
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生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

4.4

脚本が凄すぎて…‼︎
クライマックスの脱出シーン、シャイロックのセリフも勿論良かったけど、大佐と教授の役を入れ替わり立ち替わり演じるシーンが面白すぎた。
オープニングから、エンディングのオチまで、シャ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.4

ポジティブな歌の数々、華やかな演出が素晴らしかったです。
空中ブランコのスローモーションの出会いシーンが素敵。
ストーリーはテンポが良いというか、ダイジェスト?というくらいトントン拍子。
もう少し深み
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.7

カウリスマキ監督 長編デビュー作
デビュー作だけあって、気合いが感じられます。
いつもの笑いどころ、ダサかっこいい音楽は控えめにシリアス。
迷いに迷った主人公の最後の決断は、とても孤独でせつなかった。

ある男(2022年製作の映画)

3.8

ルーツとアイデンティティ、
自分は何者で、どう生きたいのか。
最後の最後まで考えさせられる良い映画でした。
俳優さん達の演技、皆さん素晴らしかったんですが、悠人役の坂元クンが印象的でした。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

やっぱりカウリスマキ監督が好き。
真顔で笑わせにくるのも、ちょっとダサい音楽も、最後にじんわり幸福感を感じられるのも、ホントいい。
真面目な女性とアル中のラブストーリー。
今まで観た中で一番コメディ寄
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

予想以上の面白さ。
密室で繰り広げられる陪審員たちの議論がスリリングで目が離せない!
バックグラウンド、職業、年齢も違う人達が展開する議論は、民主主義や同調行動、論理的思考など、考えさせられる事が多く
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

登場する女性が全員「イヤな女」。
美しい宮殿、調度品の中、美しいドレスを纏って繰り広げられる醜悪なやり取り。
みんな不幸になる見事な喜劇でしたね。

雨月物語(1953年製作の映画)

3.8

霧の琵琶湖、日本家屋の幽霊屋敷、妖しくも美しい若狭姫…現と幻の境目がわからなくなるような幻想的なシーンが多く、戦の悲惨な場面もあるのに、美しい作品でした。
最後の源十郎の帰宅シーン、長回しから宮木の姿
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

古代の風景、宇宙船、調度品から音響まで全てアート。
その美しいモノの中で展開する、
"生命とは"
"進化とは"
壮大すぎて、凄い…としか言えません。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

イマジナリーフレンドはヒトラー、ナチス大好き少年ジョジョの成長物語。
ジョジョの可愛さとコメディシーンと戦争の悲惨さが絶妙に合わさったストーリー展開で、戦争映画だけど重くなりすぎず、でも意義深さもあり
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.3

シリーズを全部観てないので、理解が足りない分楽しめていないかも…ですが…。
悪魔シスターの登場の仕方のバリエーションがオシャレで豊富。
ヤギの悪魔は怖すぎ。
最後の「信仰」による必殺技はなかなか派手で
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.9

すっごい久しぶりに再鑑賞。
仕事と私生活のバランスって、人それぞれやしホント難しいよね。
仕事は自分の為に頑張るべきもの!と思っているので、このストーリーは刺さります。
アン・ハサウェイ可愛いけど、メ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.7

歪んだ不思議なデザインの美術セットが素敵だなぁと思ってたら、その夢のような世界観こそがオチだったんだと最後に明かされる。
無声映画って、ひとつひとつの場面がとても印象的になるんですね〜。
楽しかったで
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.6

女性ダンサーの挫折と再起、というシンプルなストーリー。
でも見どころ多し。
オープニングとエンドクレジットはカッコいいし、本物のダンサー達が魅せる舞台は素晴らしいし、父親の涙はズルい。
ダンサーカップ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.9

淡々と優しくて、唐突にユーモア。
ちょっと厳しくて、じんわり幸せ。
夫婦問題にしても難民問題にしても、ワールド全開で、いつも通り多くを語らずにジンとさせてくれます。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.7

恋に恋する美人姉妹と、カワイイ田舎町とカラフルな衣装。
終始、キュートなミュージカル映画でした。
「キャラバンの到着」と「ジーン・ケリー」は至高!

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

脚本がいい!
時系列の展開ではないけど、わかりやすく、余韻が残る効果あり。
役者がいい!
みんな、とにかくカッコいい。
会話の妙と、なんと言っても超有名な、あのダンスシーン…‼︎
何度も観たくなる映画
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グロリア(1980年製作の映画)

3.7

1980年代のNYで繰り広げられるグダグダな逃走劇。
子供はうるさいし、グロリア姐さんはすぐ撃つし。笑
母?姉?恋人?親友?相棒?…複雑な感情のまま、ただ一緒にいる存在になるのは、なんか良い。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

ガールズトーク長すぎない?と思ってたけど、そのノリからの→ぶっ殺す!
最高か。笑
最後の全員でのガッツポーズ?バンザイ?がカワイイ。
やっぱり最高か!!

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.6

人は誰でも立ち止まりたい時がある…けど、強制的に立ち止まらせられると面白おかしくなってしまう!笑
悪ノリにも見える必死の接客、笑ってしまった。
オチはこじんまりしてたけど、アットホームで良かったです。

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

3.8

ショーの映像が圧巻!
華やかで魅惑的…。
そんな芸術作品を数多く生み出しても、マックイーン自身は孤独と喪失に苛まれていて、何とも言えない気持ちになりました。
そこは知らない態で、もっとコレクションを見
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

3.6

ストーリーはベタでもOK。
キャラデザインの勝利!
トゥースの可愛さと飛行シーンの爽快感で満足!

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.6

拗らせた人達の主観を重ねていく構成なので、ホント真実は神のみぞ知る…。
マルグリットの、決闘後の諦念の表情と息子を見つめる穏やかな眼差しが印象的でした。

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.8

殺害の為のトリックvs犯人と証明するためのトリック!
犯行計画が破綻し出してからの方が、映画的にはどんどん緻密になっていって、最初はどうかなぁと思ってたのに、どんどん引き込まれました。
さすが!

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.1

初ウェス・アンダーソンでした。
不思議な…。
画はいつもオシャレ。
俳優陣は豪華。
でも不思議な…。笑
難しかったですね!

二・二六事件 脱出(1962年製作の映画)

3.8

動乱の日本が舞台、緊張感凄かったです。
雪が舞う闇夜に青年将校の列が現れた瞬間から、最後までドキドキしっぱなし。
事件が史実である事や、俳優さん達の存在感が物語に厚みを与える一方で、脱出劇に焦点を当て
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