SANAWOさんの映画レビュー・感想・評価

SANAWO

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

#マッドマックス :フィリオサ 試写会にて鑑賞しました!前作のフィリオの前日譚。前作の世界観や美術がアップグレードしてるし、フィリオサだけでなく世界観を掘り下げているのがとてもよかった。上質なエンジン>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.0

バービー視点でみた現実世界、そして創造物と現実は鏡像関係にあること #バービー 死を意識するようになりバービー世界に懐疑的になった主人公が、自分の持ち主を探しに現実世界へ行く物語。エンタメ映画かと思っ>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.0

#猫は逃げた 離婚直前の夫婦が飼い猫の親権を争っているさなか、その猫が逃げてしまい、、、猫が間に入ってしまうと全て許されてしまいそうになるほんわかコメディ。何気ない日常会話を長回しっぽく撮っていても間>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.6

#IT Part1&Part2を観ました。27年に一度現れる子どもを食べる怪物と、学校でのいじめられっ子たちの対決を描いた物語。子供時代にはそれぞれの弱みを仲間と一緒に克服していき、大人になったら個々>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.6

#IT Part1&Part2を観ました。27年に一度現れる子どもを食べる怪物と、学校でのいじめられっ子たちの対決を描いた物語。子供時代にはそれぞれの弱みを仲間と一緒に克服していき、大人になったら個々>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

開き直ることと純粋な気持ちでいることは紙一重か #愛なのに 年の差、不倫、強烈な片思いなど社会的には受け入れられにくい状況をピュアに描く群像劇。登場人物はみな気持ちいいほど、自分の気持ちに正直に生きる>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

#火口のふたり 元恋人同士のふたりが結婚までの10日間だけ再び一緒に過ごす物語。変に達観している不器用なふたりの恋愛。あんなに生々しい描写を終始映し続ける必要があったのかまだ整理がついていない。

帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

スポコン選挙 #帝一の國 総理大臣を目指す主人公が、そのファーストステップとして名門校の生徒会長を目指す物語。バカバカしいコミカルな演出が、選挙への情熱と選挙のバカバカしさに繋がっていることで、作品の>>続きを読む

春画先生(2023年製作の映画)

3.0

#春画先生 余白やシチュエーションの考察に春画の魅力を見出す話まではとても良かったのです。亡くなってしまった奥さんへの悲しみを乗り越える先生の人間ドラマとのリンクが見えてくるともっとよかったなと思いま>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.5

天才数学者の力で戦争を止められるか #アルキメデスの大戦 戦艦大和の造船を天才数学者が阻止しようとする物語。船の設計について知識のない主人公が、短期間で急成長する様が痛快でした

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

#ゴジラ-1.0 主人公の成長譚とゴジラがうまくシンクロしたライド感が凄まじかった。何よりシンゴジラと対比しつつ、新しいゴジラ映画としてまとめられている点も凄い。成功した名作の続編として覚えておきたい>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

3.6

#永遠の0 戦時中に特攻隊として亡くなった祖父がどんな人物であったかを孫が関係者へのインタビューを通して調べていく物語。説明的な演出が多いのが気になってが、ぶれない芯の人物像はとても魅力的だった。

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

3.8

LEGOだけでつくられた自由な世界 #LEGOムービー 建設作業員である主人公が接着剤を操る敵と立ち向かう物語。OPからENDまですべてLEGOのストップモーション?だけで作られているだけでもすごすぎ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.7

#バビロン 映画界がサイレントからトーキーに移行する過程での栄枯盛衰を描いた物語。チャゼル作品特有の「緊張感」の表現は唯一無二と再認識しました。演じる緊張、時間が迫る緊張、死への緊張、危険への緊張、衰>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

#シティーハンター 街で困っている人の依頼を請け負う屈強な探偵の物語。強い主人公が敵のアジトを探して暴れ回るという消費し尽くされたプロットのはずなのに、コメディ部分とアクション部分の緩急と融合が気持ち>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

#ゴジラxコング 地下空洞からの信号を察知して、ゴジラとコングが再びタッグを組む物語。個人的にはゴジラにはドラマよりもアクションを期待してるので、結構楽しめました。あとシリーズ追うごとにサイバーパンク>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.8

徹底的に父性を廃したやさしい世界 #海街diary 父の死をきっかけに腹違いの妹を引き取ることとなった4姉妹の物語。それぞれ違う方向を見ながらも、互いを思いやる4姉妹の関係がとても良かった。葬式に始ま>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.7

影が代弁する #愛してるって言っておくね 子供を失った喪失感を影が代弁する短編映画。こんなにも影は雄弁なのか。

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.9

聞き手が幸せになるなら現実はもっとファンタジックであっていい #ビッグ・フィッシュ 信じがたいファンタジックな武勇伝を何百回も話す父親と、そのことに愛想を尽かしている息子の物語。人の話には、偏見や誇張>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.0

#ジュラシックワールド 遺伝子操作により巨大化・凶暴化したTレックスが、恐竜のテーマパークから逃げ出してしまう物語。何も考えずに観れる最高のモンパニ映画でした。予想以上にアクションシーンが多く盛り上が>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.0

繰り返されるどうしようもない世界なんてなくなってしまってもいいのかもしれない #世界の終わりから 両親や身寄りのない高校生の主人公が見る不思議な夢が未来予想図に影響を与えていく物語。突飛でファンタジッ>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

#こちらあみ子 周囲に馴染めないあみ子は、明るく優しいが周りの人々は徐々に疲弊し、歯車が狂っていく物語。どんどん崩れゆく家族や友達とは裏腹に、あみ子が見ているややファンタジックな世界は希望であって欲し>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.6

#ジョーズ 海水浴の観光業を中心とした田舎者町に出現した巨大人食いサメを巡って、海辺の封鎖やサメの退治に奮闘する警察署長の物語。ゴア的な描写がしっかりあるのが意外で、そこからラストまで見えてこないサメ>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

エンタメ映画の最高峰 #レディ・プレイヤー1 メタヴァースが生活の中心となった近未来においてその覇権を巡って世界中の人々が競争する物語。ストーリー展開には思うところがあるものの、それを忘れるほどここま>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

X JAPAN の紅の再解釈 #カラオケ行こ! ヤクザが組のカラオケ大会に向けての練習を中学校合唱部部長に依頼する物語。中年男性がカラオケを熱唱しているのを中学生が冷ややかに見るという構図が、繰り返し>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

3.5

きりきりきりきり #オーディション 映画のオーディションと称して再婚相手を探す物語。あんなにグロ展開になると思わなかった。

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.8

#オクトパスの神秘 映像作家である主人公が、毎日同じタコに会いに行くことでだんだんと信頼を得ていくドキュメンタリー。大変美しい海の中で、心地よい音響やカラフルな生物たちが織りなすドラマ。ドキュメンタリ>>続きを読む

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.5

ヴァンパイアによる疑似家族 #インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 主人公であるヴァンパイアが200年もの半生の中での様々な出会いを振り返る物語。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

超名作の続編としての金字塔!? #ドクター・スリープ ホラーファンタジー感があった前作から頭脳アクションバトル風にテイストを変えたのも効果的。シャイニングの続編としてはこれ以上ないくらい巧みにまとめた>>続きを読む

一人っ子の国(2019年製作の映画)

3.6

一人っ子政策の実情とその後を描いたドキュメンタリー #一人っ子の国 一人っ子政策が憲法で厳格に定められていたため、二人目以降の子供はゴミ袋に入れられ道端に放置され、人身売買の被害者となる。20年ほど前>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.0

不幸も残酷さも全力で楽しむ #アダムスファミリー ダークでクール過ぎる世界観ができているだけで優勝。特にお母さんのキャラが最高過ぎる。お気に入りのセリフは、食べちゃいたいくらい可愛いと息子に言ってる母>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.8

悲惨さを強調していく戦争映画の逆をいく傑作 #ダンケルク 悲惨なシーンは全部引きか遠景。セリフもほとんどなし。迫りくる敵の緊迫感の緩急と臨場感のある環境音のみで、こんなにも美しくもメッセージ性のある映>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.4

やさしく穏やかに過ごす人生 #秋刀魚の味 同窓会に明け暮れる父、奥さんの尻にしかれている兄、周囲からの結婚のすすめに翻弄される妹の物語。秋刀魚との関係が気になった。小道具がいちいち可愛かった。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.5

#アリスとテレスのまぼろし工場 毎日同じ日同じ場所で過ごさなければならなくなった10代の登場人物たちの物語。タイムリープを世界のバグから生まれるパラレルワールドみたいに描いていたのは、面白いなと思った>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

妹の超能力と死んだもの達の霊の助けを借りてシリアルキラーに立ち向かう #ブラックフォン 伏線っぽく演出されてるものが、最後まで放置されてて腑に落ちなかったけど、ジュブナイルものとしては見たことない感じ>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.8

#羅生門 森の中で見つかった男の遺体を巡って、関係者と思われる者たちから話をきいていくが各々の証言が全く異なるという物語。証言をしてる者はみな何故かゲラゲラ笑っていて楽しそう。多用されてる極端な遠近>>続きを読む

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