エスさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッシング(2024年製作の映画)

4.7

主人公・沙織里(石原さとみ)の娘が失踪した3ヶ月後を中心に2年後までの様子が描かれている本作

愛する娘が行方不明になった夫婦と
取材を続ける記者の葛藤
そして報道の影響で
疑われる沙織里の弟や
SN
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

美しい木漏れ日シーンから始まり
山道を歩く音、湧水
遠くには鹿の姿が見え
聞こえてくる銃声

自然豊かな、この地で暮らす
人たちにとって
何ら変わらない日常を
淡々と映し出しているようで
タイトルの意
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

4.0

スウェーデンの絵本が原作とあって
子供の視点で描かれている本作

あれやこれやとエッラは
スティーブにイタズラを
仕掛けるけどスティーブには
なかなか効かない

それどころか
イタズラさえも
楽しんで
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不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.4

ファンタジー?と思わせつつ
終盤の伏線回収で分かるオチによって
さまざまななことに気づかされる面白さ
.
.
主人公"りの"が子供の頃に
出会った"甲野じゅん"

彼女にとって
運命の相手となった彼に
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.5

シネマ映画.comの先行上映で鑑賞


"想像を絶するラスト15分"
とあったけど、
まさに精神的ダメージを
くらう衝撃展開に
夜中観たことを少々後悔(;OдO)
.
.
とっても人柄の良さそうな
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.1

さすが藤井監督作
序盤から一気に引きこまれた

ジミーを軸に
高校生の頃に想いを寄せていた
アミと過ごした時間を
18年後、ジミーが亜美の故郷を
旅しながら回顧していく

アミに気持ちを
伝えられなか
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(2022年製作の映画)

4.0

『人』primeで鑑賞。
幽霊の見える母親と
死後に幽霊となった息子の
3日間を描いた短編映画

どうしても母親の視点で観てしまい
途中から涙が止まらなかった

亡き父親との再開と
自分が死んだ時に
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.0

映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』などの製作チームが手がけた本作

主人公がSNSで
人気者になりたくて
ナマケモノを持ち込んだのが
悲劇の発端だけど、
そんな主人公も冴えないし
クライマ
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.4

amazon prime Video見放題に追加されたので再鑑賞。

パン・ナリン監督が自身の幼少期を描いた実話映画


インドを舞台に
学業のかたわら父親のチャイ店を手伝っていた9歳のサマイが、映画
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.8

#猫は逃げた 

鑑賞
#amazonprimeVideo

今泉力哉監督と
Vシネマ・ピンク映画界の
城定秀夫監督が
お互いの脚本を提供し合い
R15+のラブストーリーを制作
映画『愛がなんだ』に
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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

#異人たち 鑑賞


作家・山田太一の
小説「異人たちとの夏」を原作に
アンドリュー・ヘイ監督が
メガホンをとった作品
.
.
40歳の脚本家アダムを軸に
同じマンションで暮らす
謎めいた青年ハリーと
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.1

兵庫県尼崎市を舞台に、リストラで失業してから実家でニートのように暮らす39歳の優子(江口のりこ)が、突然再婚した父・竜太郎(笑福亭鶴瓶)の再婚相手・早希(中条あやみ)に振り回されつつも、さまざまな現実>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.2

プリシラ 鑑賞

プリシラ視点で描かれた本作

エルヴィスと恋に落ちた
シンデレラストーリー
と思いきや、全く違った

エルヴィスからの
深い愛と独占欲の
しかし、裏では
女性関係も激しかった
エルヴ
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.2

リンダはチキンがたべたい! 鑑賞


フランス発の
長編アニメーション

アヌシー国際アニメーション映画祭で
クリスタル賞を受賞したほか、
世界各国の映画祭にノミネートされた


母ポレットの勘違いで
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.8


『オーメン:ザ・ファースト』

「悪魔の子」ダミアンに
翻弄される人々の恐怖を描き
世界的ヒットを記録した1976年公開の
ホラー映画「オーメン」の前日譚。

主人公マーガレットが
ローマの教会で
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毒娘(2024年製作の映画)

3.1

2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった、ある新婚家族の出来事をモチーフに『ミスミソウ』や『許された子どもたち』などを手がけた内藤瑛亮監督がメガホンをとった作品


夫の連れ子と新居で新た
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

#オッペンハイマー 

原作はノンフィクション本
「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」

クリストファー・ノーラン監督が
原子爆弾の開発に成功したことで
後に「原爆の父」と呼ばれた
アメリカの物理
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.3

#四月になれば彼女は 鑑賞

精神科医の藤代俊(佐藤健)を軸に、結婚式間近に失踪した婚約者の弥生(長澤まさみ)と俊のかつての恋人・春(森七菜)の現在と過去の恋愛模様と心情が交差するラブストーリー
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あのこと(2021年製作の映画)

4.0

#あのこと 鑑賞

2022年にノーベル文学賞を
受賞した作家アニー・エルノーの
若き日の実体験を描いた
小説「事件」を原作に
監督オドレイ・ディワンが
メガホンをとった作品
.
.
法律で中絶が禁止
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

4.1

#ペナルティループ 鑑賞

恋人を殺された主人公の淳(若葉竜也)が
何度も犯人の溝口(伊勢谷友介)を
殺さなくてはいけない
復讐タイムループに入りこむ
サスペンスストーリー
.
.
序盤は主人公・淳の
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.5

#12日の殺人

監督は『悪なき殺人』を手がけた
ドミニク・モル監督

2013年にフランスで実際に起きた
モード・マレシャル殺人事件を基に
フィクションを加えたクライムサスペンス
.
.
12日の夜
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変な家(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

『#変な家 』鑑賞

雨男名義で活動するオカルト専門の
動画クリエイター・雨宮(間宮祥太朗)が
マネージャーからある家の間取りについて
相談されたことをきっかけに
奇妙な違和感のある間取りの
裏側に隠
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

#ドッグマン 鑑賞

ストーリーは、
ダグラスが検問されるまでの
回顧シーンと現在を交錯し
その後の様子までを描いたもの

闘犬ブリーダーの父親による暴力と
イジワルな兄によって
犬小屋で長期にわたる
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

-

『ゴールド・ボーイ』鑑賞

岡田将生演じる東の
サイコパスっぷり満載な
作品かと思いきや全く違った

転落事故の捜査が進む中で
岡田将生演じる東と
関わることになる少年少女
なかでも朝陽の背景をメイン
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コットンテール(2022年製作の映画)

4.8

#コットンテール 鑑賞


学生時代に
オックスフォード大学と
早稲田大学で日本映画を学んだ
パトリック・ディキンソン監督が
自身の母親を看取った経験を基に
描いた作品
.
.
妻に先立たれた主人公が
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.5

虐待に義父の介護
母親に搾取され続けた
過去を持つ主人公キコ(杉咲花)が
虐待を受ける話せない少年との
出会いとともに
かつて自身を救ってくれた
男性アン(志尊淳)との日々を
思い起こしていくというも
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マッチング(2024年製作の映画)

4.5


『#マッチング 』鑑賞

主人公輪花(土屋太鳳)が
マッチングで知り合う男トム(佐久間大介)
そしてとある
マッチングアプリを開発した
エンジニアの影山(金子ノブアキ)は
輪花に好意を示し

この微
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『#ボーはおそれている 』鑑賞


実はA24の作品が好きで、本作はについては前情報(予告、あらすじ)一切いれず、タイトルとポスタービジュアルのみの情報で鑑賞。

タイトルから予想していたのは"不安症
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.0

アマプラサブスクで鑑賞。

クズ男と付き合う女たちの姿をコミカルに描いた作品

4パターンのカップルたちの様子を交差しながら展開していくストーリーは、終始飽きることない。

どこかリアリティーもあって
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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

4.4


#Firebird ファイアバード 鑑賞


1970年代、同性愛が固く禁じられたソ連占領下のエストニアを舞台に、役者になることを夢見る二等兵のセルゲイと、基地に配属されたローマン大尉の友情が、やが
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

原作は『そして、バトンは渡された』の瀬尾まいこが、自身のパニック障害の経験を基に描いた同名小説。映画『ケイコ 目を澄ませて』などを手がけた三宅唱監督がメガホンをとった作品


パニック障害と女性特有の
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます


吉本新喜劇などの作家として活躍しているツチヤタカユキが「人間関係不得意」としながらも、伝説のハガキ職人から作家として歩むことになるまでの姿を描いた作品。

修学旅行、卒業式、成人式さえも参加せずに人
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読。
脚本が野木亜紀子さん、綾野剛さん主演ということで楽しみにしていた作品。

歌が上手くなりたいヤクザの狂児(綾野剛)に頼まれ、歌の指導をすることになってしまった中学生聡実(齋藤潤)の交流を
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.8


舞台の最終オーディションで集められた密室で7人の役者たちが、ひとりずつ姿を消していくミステリーサスペンス。


原作未読。
ミステリー要素は少なめのサスペンス映画

伏線が散りばめられ二転三転するス
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます


社会奉仕活動に忙しい母と、インターネットのライブ配信に熱中する高校生の息子、互いのことが分かり合えないふたりに訪れる変化を描いたヒューマンドラマ。


DVシェルターを運営している母エヴリンは、常に
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ほかげ(2023年製作の映画)

4.5


終戦直後を舞台に、家族を戦争で亡くした女性と、孤児となった少年、そして戦争を生き延びた男たちの苦しみと葛藤を描いた作品


体を売り生きる希望すら失った趣里演じる女性と、孤児の少年、そして戦地でのト
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