とにかく空が綺麗な作品だった。
自由なようで過去に囚われたままの生き方は、自由とは程遠く見えた。
それでも最後は、孤独なままではあるけれど少し前向きになれたのかなと思う。
オスカーはきっと何か答えを導き出したのかな。あと、ラストシーンを笑ってるのは僕だけだった。先生も途中から楽しんでるように見えて、なんだか喜劇に見えた。
エンドロールのおかげで、彼女はきっとなりたい自分になれたんだなと思えた。
蜜蝋が彼女のことを明るく灯してくれるといいな。
再生すればきっとまた思い出せる。今度こそ彼の好きなダンスを一緒に踊れるのかな。それがもっと早くできていれば止められたのかもしれない。
エンドのタイトルバックは、唯一迷わないように示してくれる最後の希望で、そこに悪意はなかったんだと安心させてくれる。本質的に悪は存在しない。
素敵なウィルを探しに行くお話。胸の奥底から話せる2人が羨ましかった。
攻殻機動隊全体として、魂と肉体の関係性から今生きていることや、存在意義を常に問われているような気がする。この時代のスチームパンクの退廃的な雰囲気と画風がマッチしてて好き。
自己矛盾や世間の評価、人間関係、様々な狭間にいたオッペンハイマーはきっとこうするしかなかったんだろうな
木のような映画。主人公の満足げな顔が印象的で、喜怒哀楽のある全てが完璧な日々の連続なのだと思わせてくれた。