YasutakaOtsukaさんの映画レビュー・感想・評価

YasutakaOtsuka

YasutakaOtsuka

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.7

んー
終わり方がすごかった。
こんな作品になっているとは。
ちょっとデンマーク映画っぽさも感じた。
普通の日常というかの中に、人間の狂気みたいなものを描いてるところとか。

りゅーじさんのシーン観客が
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.4

かなり面白い作品だった。なんかあのバスタブのシーンからバリー・コーガンが変わっていったように思えたけど、蓋を開けたら違った。そこまで偶然にみえるものを人の行動、思考というか、作戦によって必然にしていけ>>続きを読む

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.2

この時間で、このカット数。えぐいな。なんかもう1回みたいなって。あんだけ物事を、人を動かしていたクジラがすべてが終わったときにそこにあったのをみて、人が良し悪しとかそのものの性格というか方向性を決めて>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

アーティスト兄さんと呼んでるギタリストの先輩とその彼女さんも一緒にみてくれた。木漏れ日。ラストの木漏れ日の辞書からの引用があって、作品をもう一度頭の中で振り返った。なにげない瞬間、日常は繰り返されてい>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.3

Hereと同じく、疲れてるときにみると寝ちゃいそうな映画でもあった。それくらい繊細というか、穏やかな映画。優しさが狂気にみえるようなシーンもあったけど、そうは取られていなかった。ちょっとルールを犯した>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

4.0

観てからかなり時間が経ってしまった。自然と人と。彼らの距離の近づき方とかアプローチみたいなものすら目に見えてはなかったことも、自然だなーと。そうなるべくして、みたいな感じだった。スープをあげたおじいさ>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.8

リンゴの持つ意味が、シーンでの男の心情を表していた。それもどんどん変わっていったのが最高だった。彼がどうしてこうなったのか、こう過ごしているのか、言葉ではなく行動で示されていて、ぼくはこういう作品が好>>続きを読む

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

4.2

ヴィスコンティいわく

美をみつめることは
すなわち"死の凝視"

これがベニスに死すの示すところみたい。
確かにそうだった。


私は死なない。ただ消えるだけ。
もしかしたら確信と疑惑に再び目を覚ま
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.6

いろんなことが起きていくんだけど、それは2人の視線の交わりの変化がメインであって、出来事は背景のようにもおもえた。死を受け入れていた、というか、居続けると蝕まれていくことを理解していながら、そこに居続>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

4.1

完璧じゃないように思えるかもしれない、半分だからこそ、いいんだ。みたいな、思っているよりメッセージは近年の感覚を持っているようにおもえた。

LONESOME VACATION(2023年製作の映画)

4.7

最高の映画だった。
最終日に観てしまったー、、
あいつにもこいつにも、
観てほしいとおもうひとたくさんいたなー

たくまは相変わらず最高だし、
好きをちゃんと持って
日常を、瞬間を、ちゃんと生きてる人
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鉄馬と風(2014年製作の映画)

4.1

鉄馬と風。タイトルも聞いてたし、見せてといってても、まったく見せてくれず、ネトフリでやっとみれた。直也さんという人が、抱えているものが出ていてステキな作品だった。短編だと言葉で説明しないといけなくなっ>>続きを読む

LONG-TERM COFFEE BREAK(2022年製作の映画)

4.3

藤井美菜さんの役は、何を求めていたのかよくわからず、最後は少し不気味だった。もう少し映画を振り返りながら時間を過ごさないと解けてこないかなー。佐野芝居良かった。
期待と予想を裏切る作品でよかった。これ
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.7

人におすすめされた映画をクリップすることが多かったけど、観たい映画ないなーとおもって、そこから観ることにした。当たりだった。

7.5階とか。不倫とか。性的倒錯とか。不老不死とか。。倫理観とか衝撃的体
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

ほんと真逆なようで似たような2人。
リトルジョニーだな、ジェシーは。


Be funny, when you can.

起きると思うことは絶対起きない。 
考えもしないようなことが起きる。
だから
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

ボクシングが好きだからやってる、でも会長とやるボクシングが好きだ。この場所とかそこにいるみんなとか全部が好きで、小さくて古いジムも好きで、、

落ちていく日々もある。
だけどささいなステキなことがまた
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

レプリカントがそんなに悪いやつに見えなかった。。悪いこともしてるように思えなかったし。ただレプリカントと人との間で信頼や愛が存在したことがよかった。

四年で死ぬレプリカント。
人とレプリカントにそん
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.6

化粧してるから女性っぽくみえるんかなー、所作とかもすごいなあとおもってたけど、そうじゃなかった。仕事辞めて男の服装で倉庫作業の仕事するときの家でのやり取りのときほど、女性だった。久しぶりに没頭できる映>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

聖書が関わってるって情報あって、面白そうだなと思ったけどどう関連してるのかはよくわからなかった。聖書読まないとな。

なにかを変えないと、というのはわかるけど指落としてまでというのはなかなかだった。良
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.2

音作りが天才すぎる。遊びながらつくってるし、いつでもジョークを忘れないカンジが最高。8時間があっという間。特に後半は駆け上がっていく。

赦し(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

見終わって映画館を出ると、
空はこんなに晴れていて気温も暑いのになぜか身震いした。こんなにきれいに見える世界の中で、ぶつけることもできない想いを抱えて生きてる人も、いろんな人がいるんだ。

赦しってな
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.7

こんな愛の形があるんだなあ。
すごくよかった。無駄が一切なかった。
色気がやばい。

想い合うときなんて
まったくといって描かれてなかったのに、
その時間を感じた。その時間で満たされていた。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

-

もう一回みたい、、
ワンシチュエーションなのに引き込まれた。意味を理解しきれてない気がする

ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

3.8

韓国土産として買ってきたポスターの作品。
見たことない作品だったけど、ポスターで惹かれた。

見終わったあとには思わず、エンドロールで腕で踊りだしてた。身体で表現するという感覚が少しわかった、気がする
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聖の青春(2016年製作の映画)

4.3

名作だった。
聖の青春、青春なんてタイトルついててこの世界観か。僕らがおもう青春なんて、青春じゃないのかもしれない。常に死が付き纏っていて、示された未来じゃなく、その先に風穴を開けて突き進んでいく物語
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レインマン(1988年製作の映画)

4.3

タイトルも本も読んだことあったし、これが芝居のテキストとして使われていたこともあった。始めたての頃。あの頃は本もよく理解せずにセリフだけなんとか覚えてやってた。ちゃんも理解できてないし、なんで飛行機の>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.4

やっぱデンマーク映画は最高だな。

いろいろあるさ。
いいことだって、悪いことだって。
行き過ぎちゃうくらい悪いことだって描いてる。それがデンマーク映画っぽさでもあるし、人生だ。それでもって、そこまで
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レスラー(2008年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

2ndADの寺田さんの好きな映画ということで、観てみた。

最初はほんとにプロレスラーのドキュメンタリーみたいだなと思っていたけど、それほど本物にしか見えんかった。登場人物の背景がだんだんと見えてきた
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.8

王の名前を覚えてないと、息子も親父もバーフバリだし、役者も同じだから、あ、いまもまだ親父の話なのね、ってなる。壮大な話だ。導かれていく話。歴史があるからこそ。

法と義。
神よりも絶対なものとしていた
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