りゅうさんの映画レビュー・感想・評価

りゅう

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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.5

最初に銃で人間を撃つ猿のコブ。
笑い方の凶悪さが凄い。

人間でやったら、ここまでの凶悪さは表現できないかもしれない。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.5

感情を揺さぶられる作品。
チンパンジー収容所のいじわる飼育員が猿に襲われるシーンでは猿の味方をしてしまう。
しかし、収容所から猿が逃げ出し、人間を襲い始めると、恐ろしいことが始まってしまったことが判明
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マーダー・ライド・ショー(2003年製作の映画)

2.5

少し期待外れ。
編集が下手なのか、それとも監督のセンスと自分の好みが合わないだけなのかは不明。
昔のホラー映画の雰囲気や汚さを再現しようとしている部分は面白い。

◯その他
・夕食のシーンは「悪魔のい
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狭霧の國(2020年製作の映画)

3.5

ストーリーは、ありきたりでシンプルなもの。
その分、特撮、人形に工夫がある。

本作は実写、CG、アニメ、人形など様々な素材を組み合わせているが、それらが自然に溶け込んでいる。

特にタイトルにもある
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ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー(2022年製作の映画)

4.0

映像作品の中の「女性の消費」。
(ステレオタイプな)女性キャラクターの描き方が問題なのは知っていた。
しかし、それらは小説、漫画などでも同じ。
本作は特に映画での女性のみせ方に焦点を合わせて、その問題
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

2.8

殺人鬼の描写は真に迫ったものがある。
効果音、BGMもあいまり、視聴者を不安にさせたり、イライラさせてくる。
しかし、主人公側がさすがに馬鹿に見えるし、ストーリーとしても広がりがなかったのは残念。
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巨大怪獣ザルコー(1997年製作の映画)

1.8

◯ザルコー
声は聞き覚えがあるのだが、思い出せない。
ウルトラマンのような週刊の作品に登場する、これといって特徴の無い怪獣と言われれば納得できる。

ラスト
ザルコーは目からビームを放つ。
それを主人
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白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

2.6


カップルの廃墟探索。
ゆきのウザったさは本気でイライラさせられる。このへんの人物描写の上手さは流石の一言。

◯DV
前作の「怖すぎ」の最終章でも感じたが、
暴力やハラスメントへの解像度が低いような
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ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)

3.0

荒唐無稽な漫画作品を荒唐無稽なまま映像化。

「毒娘」でも感じたが、監督には、荒唐無稽な絵面のものを、無理矢理にでも映像化する腕前があるのだ。

◯ジャイボ
「キャハ」というセリフをそのまま「キャハ」
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.6

◯ストーリー
小説は北九州の連続殺人事件がモデルかもしれない。

ラストはなんだか。
一応犯人は死に、主人公たちは助かるが、モヤモヤしたものが少し残る。

◯香川照之
香川照之の怪演。
微妙に話が通じ
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.5

韓国で社会問題となっているシンクホール。
それを題材とした災害映画。
しかし、単なる災害映画ではなく、コメディ映画として作られた作品。
荒唐無稽な設定、やすいCGもコメディ映画なので問題なく見られる。
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シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

5.0

20231027 トーホーシネマズ 日比谷
庵野秀明トークショー付き

ゴジラ−1.0に合わせ、山崎貴の選んだゴジラ映画鑑賞キャンペーン。

トークショーでは、まず庵野秀明が登場。
カンペを読みながら
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貞子DX(2022年製作の映画)

4.0

あえてつまらないギャグを連発し、滑り続けるホラー。天丼も見ていていたたまれない。
このギャグのつまらなさ、滑り具合は「トリック」と近い感覚。
この「映画の存在こそがホラー」という、メタホラーである。
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.0

どんなバカバカしい映像、展開でも、迫力によって納得させられてしまう。

スカーの怖さには驚かされた。
コテコテの悪役。
地下では猿を奴隷として使役していたが、何をしていたのだろう。
また、猿という生き
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スーパーディープ(2020年製作の映画)

2.8

バイオハザード、遊星からの物体Xなどから、影響をうけてるとおもわれる。
内容的には目新しいものはない。
しかし、音楽、ファンマザー的な演出は新鮮に感じた。

また、クリーチャーのデザインはなかなか気持
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

2.8

楽しく見られるが、前作ほどではない。

並行世界に移動した主人公。
そこは、自分の母親が生きてる世界である。
ここの設定はなんとも残酷に感じた。

学部長のコメディキャラは好き。

毒娘(2024年製作の映画)

4.5

ダークヒーロー誕生。
本作はいっけん赤い少女、ちーちゃんが襲ってくるホラー映画に見える。
しかし、このちーちゃんの行動は完全にヒーローのそれである。
また、ちーちゃんと主人公のモモカとのシスターフッド
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

近年では、ホラー映画には美しい風景が使われるものが多くなってきているような。

本作は「ミッドサマー」のように、明るい土地が舞台である。
南国のリゾート地で起こる奇妙な物語である。
綺麗なリゾート地の
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華麗なる晩餐(2008年製作の映画)

4.5

ヴィルヌーヴによる傑作コメディ!

ホラー、不気味なものが得意な監督。
やはり、コメディもイケるようだ。

階級社会を上の階から降りてくる食事で表した映画「プラットフォーム」に影響を与えたのではないか
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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

大学講師と売れない俳優。
講師は2人が全く同じ体を持っていることに気付く。
2人が接触したことにより、物語が進行する。

藤子不二雄あたりが描いていてもおかしくないようなSF。
原作は「白の闇」の、ジ
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蝿の王(1963年製作の映画)

-

ラストシーンは「ジュラシック・パークIII」に影響を与えたのではないか。

少年たちの島にいきなり大人が現れ、
今までのことが全て白昼夢だったかのような感覚、足元がおぼつかなくなるような感覚に襲われる
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コンタクト(1997年製作の映画)

-



ネットミームと言っても良い「廊下を手前側に向かって走ってくる少女が、途中から鏡に写った映像に切り替わる」映像の、元ネタ。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

◯面白くなさ
この映画には単純な面白さ、エンターテインメント性は無い。

これは、人殺しの道具を作った人の実話に基づく話を、さも面白そうにしてはいけない、というノーランの意思によるものだろう。

しか
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.8

総評
コメディタッチの映画かと思いきや、それは一部分。
出版業界の問題点。シリアスな人間関係。
セックスとはなにか。
などなど。

思っていたより真剣な映画である。
出版業界に行く人にオススメしたい。
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ネズラ 1964(2020年製作の映画)

2.5

未完の超大作(?)、しかし後世の映画に影響を与えた、という点では「ホドロフスキーのDUNE」とも近いのか。
まぁ、ネズラが与えた影響は大映のガメラくらいかもしれないが。

リゾートバイト(2023年製作の映画)

1.8

原作のネットの都市伝説はうろ覚えで視聴。
リゾートバイト+八尺様だとは驚いた。
しかし、驚いただけでそれが映画を良いものにしてはいない。

所々はいるギャグが滑りまくる。


低予算のホラー映画でも、
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メランコリア(2011年製作の映画)

3.8

美しい映像に酔いしれる。
カメラは終始ユラユラと揺れているため、独特の浮遊感がある。また、それにより、まるで自分がその場にいるかのような感覚を覚える。

◯地球の終わりを描く作品のスケール感
地球の終
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死霊のはらわた(2013年製作の映画)

2.5

サム・ライミの「死霊のはらわな」+「エクソシスト」といったところ。

元映画と違い、ギャグは無し。

ヤク中の女の子が悪魔に取り憑かれるのだが、
その時の顔芸、演技がなかなか良い。

武器人間(2013年製作の映画)

3.8

ドラえもん声優による吹き替えで鑑賞。
のび太だけ、ずっとのび太に聞こえる!

◯総評
素晴らしい。
「鉄男」「ザ・フライ」に匹敵する“ボディホラー”の傑作ではないか。



◯武器人間
三家本礼の漫画
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.5

ダーレン・アロノフスキーらしい、ぎよっとさせられる映像を堪能。

特に、洪水が起こる前の荒涼とした大地が良い。
諸星大二郎の漫画に出てくるかのような荒々しく、寂しい大地である。

映画は旧約聖書を読ん
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.0

ポップで、キッチュで、セクシー。

荒唐無稽な設定、ストーリー。
しかし、美術、歌、ティム・カリーの顔面で無理矢理説得させられてしまう。

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