碧さんの映画レビュー・感想・評価

碧

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無名(2023年製作の映画)

3.0

悲惨な事件を描いた映画でやたら映像美にこだわられると、"結局、歴史的事件も映画の題材としか思ってないんだな…"と感じて冷める。

今の時代に、"日本人=クソ、国民党=クソ、ほらクソでしょ?"みたいな描
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リバウンド(2023年製作の映画)

4.0

弱小チームが健闘する話は本当によくあるし、自分は好きだからかなり色々見てると思うけど、韓国のものは見たことないな、国が変わればまた新鮮に見られるかも、と思い鑑賞。正解だった。

予告編の印象から、もっ
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戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

5.0

警察や防衛省の職員の人たちが淡々と事務的に仕事を進めているのが不思議。どういうふうに考えてるんだろう。

郷土の祭り特集みたいな映像は、この映画に限らず、今期の朝ドラでいうところの"スンとした"女性た
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珈琲哲學~恋と人生の味わい方~(2015年製作の映画)

3.0

(↓映画の感想ではないです、すみません)
いつも、他の人の感想を、文字を大きくする為にブラウザで読んでいたのだけど、ちょっと久しぶりに同じことをしようとしたら、広告が多すぎてとても読めなかった。Fil
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キケンな誘拐(2013年製作の映画)

3.0

インディアンムービーウィーク。


ストーリーが二転三転四転五転するので、先が読めないという意味では面白い。

でも、正解がないので、何を軸にして見ればよいのか分からず、気持ちが迷子になる。

主体性
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潜入捜査官の隠遁生活(2024年製作の映画)

3.5

大阪アジアン映画祭。

ゆるいところもあるけど、メインの登場人物が女性ばかりで観やすい。

お化粧込みで濱田めぐみさんにちょっと似てるお母さんが、かっこよくて情があって好き。

途中のページが抜けている(2012年製作の映画)

3.5

インディアンムービーウィーク。

コメディというか、"バレるのが怖い系サスペンスなんだけど、分類すればコメディ"という意味では、ある種『ラ・カージュ・オ・フォール』的というか…

絶望の波状攻撃に笑う
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

バランスがよく考えられたスター映画という感じかな。
ストーリー展開も、観客に親切で分かりやすい。
韓国の人と日本の人と中国の人が出てくるけど、どこのことも別に悪く描いていない。
ネイティブじゃない人の
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

怖いのは嫌だけど、リュ・ジュンヨルが主演なら、と思って見た。

サスペンス一辺倒というよりは人間ドラマ寄りだったので面白かった。

実際には、見えたから事実を知ったわけで、見えない人が何を見たのか、と
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

ヤクザと中学生のブロマンスなんて(しかも中学生を演じているのが本物の未成年)、大人が後ろめたくこっそり見るべき映画だと思うのに、妙に爽やかな青春ものになっているから戸惑う。

主役の子も、合唱部の男の
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.0

道具立てのための道具立てという感じがして、うーん…。

ソ・ヒョヌ氏はやっぱり味のある俳優さんで、イ・ハニ氏はやっぱり雰囲気のある俳優さんだなあとは思った。

ハント(2022年製作の映画)

4.0

見覚えのある役者さんばかりで、映画の内容とは裏腹にずーっと楽しすぎて、ニヤニヤしながら見ていたけど。

最後の方になって、話の行き着く先に、虚しくなってしまった…。この世界の出口はどこにあるの。

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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.5

ダリトという身分で、女性というジェンダーで、記者として戦う人たち。
あまりにも高潔で強い人たち。

与党も野党も民意の代表もジャーナリズムもなくなりつつある、この国(日本)の人にこそ見てほしい。
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6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.5

何の為の裁判か。秩序の為だ。という内容の台詞が出てきたけれど、"民族として、どう落とし前をつけるか(どういう形で決着をつけ、自らを、民族を、納得させ、今後の世界を作っていくか)"という話なんだな、と思>>続きを読む

復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.5

おじいちゃん、めちゃくちゃ強くて怖い…。

面白くなくはないのだけど、違和感は残る。
今の自衛隊は、とりあえず皇国がどうのこうのは言わないと思う…
それとも、一般国民が知らないだけで言ってるのかしら。
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炎上する君(2022年製作の映画)

5.0

ウイカさん、『バッドガイズ』で素敵だなあと思ったけど、やっぱり素敵だなあ。

言いたいことは全部ストレートに言っちゃうのだけど、はっきり言ってくれてスッキリするというのもあるし、なかなか誰もはっきり言
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世界のはしっこ、ちいさな教室(2021年製作の映画)

5.0

こういう落ち着いた作品は、シネ・リーブル梅田ではなくテアトル梅田で、アップリンク京都ではなく京都シネマで観たいのですが…(テアトル梅田はもうないけど)

舞台は、『ブータン 山の教室』に描かれていたよ
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オレンジ・ランプ(2023年製作の映画)

4.0

貫地谷さんのおかげで勇気を出して見ることができたし、前向きな気持ちになれて良かった。

どんな分野でも、頼るべきは当事者の会だなあ…。

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ピアノも声楽も習っていたけど、クラシックも分からないし、ラップの良さもオペラの良さも分からない。困ったもんだ。

しかし、自分の選んだ道を家族や仲間に認めてもらえることが、幸せなことだということは分か
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サルカール 1票の革命(2018年製作の映画)

2.5

私にはちょっと暴力的すぎた…。
女性の人格もあまりない話なので、悪役のお嬢さんの活躍に思わず期待してしまう汗

権力を独占して、自分たちの為の政治にしてしまっているのは日本も同じ。

主人公の最後の選
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本のテレビ番組だったら、いきなりルール違反(多分助っ人は1人限定だろうし)をして政治的な主張をし始めたら、放送事故扱いですぐ違う内容に切り替わったりしそう、と思った。

強く生きていかなくてはなあと
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.5

おじさんと少年の交流は期待通り良かった。

よくあることながら、女の子のキャラクターが賑やかし程度にしか描かれないことと、아워드が日本語字幕になると恒例の「アワード」(誤った読み)になってしまうのが悲
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放送不可能(2023年製作の映画)

3.0

あまり新鮮な内容はないのだけれど、小泉さんが語っているというのが大きいのだろうなあ…。

オンカロを描いたドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』は本当に絶望的な気分になれるのでおすすめです。

最高の花婿 ファイナル(2021年製作の映画)

4.0

1作目、2作目と比べ、メインとなる筋が弱くて散漫な印象はあったけど、このファミリーがまた見られて嬉しい。

1作目から7年も経っているし人数も多いのに、次女以外?キャストが変わってないのも嬉しい。
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

4.0

字幕版。

ワニの表情が細かくてかわいい。
もっと歌を聴きたかった気はする。

家族向けのようなのにどうしてPG12なんだろうと気になってたのだけど。
性的な描写も暴力描写もないけど、なるほど、保護者
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画なのに、悪意とか破壊行為が一切ない。
えっ、なんで今その行動?とかも全然ない。
フィクションあるあるの、仕事忙しいはずなのに2人がやたら暇そうっていうのはあったけど笑

俳優さんが上手くて、画面が
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チア男子!!(2019年製作の映画)

3.5

舞台版が好きだったので、映画も見ました(遅くなったけど…)

よくあるスポーツ青春ものというだけではない、原作の細やかで繊細な空気も反映されていて良かった。

原作のアイディアの元であり、この映画のチ
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正直政治家 チュ・サンスク(2019年製作の映画)

3.5

何かが解決するとかではないけど、面白いのは面白い。
女優さんだから、結局のところはかっこいい👍

近江商人、走る!(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ひっかかるポイントもいくつかあったけど、全体的には面白かった。

ひっかかったのは
・権力者たちが、映画のテイストの割に過剰に残忍で気持ち悪すぎる
・毒親の毒親っぷりが過剰で辛い
・胸元を見せた接待と
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チーム・ジンバブエのソムリエたち(2021年製作の映画)

4.5

予告編を見て、もっと愉快な感じかと思っていたけど、実際は、もっと落ち着いた感じ。
ワインテイスティングだけじゃなく、彼らがどのようにジンバブエから南アフリカに来て、ワインと出会ったのか、も描かれる。
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

メインのキャスト3人を見て、観てみたいと思い。
観て、あ〜なるほど、だからこのキャストでこの作家なのか、と納得しつつ。
一段落着くまでは良かったのだけど、ラストが蛇足だと感じた。

自分で選んで結婚し
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