ろまらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ろまらん

ろまらん

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リスボン特急(1972年製作の映画)

3.4

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昔、友達とバカボン特急とか言ってたのすみません。ドヌーブに嫉妬してたんだな。今見ると二人とも驚くほど綺麗だけど、何だかあんまり合ってないような、キスをふ〜しあうのは可愛い。
電車とヘリコプターも可愛い
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

3.6

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音楽と女の人のエスキスからの始まりいいな。芸大には憧れてたのでみんなこんな風に製作とかしてるんだなぁとうっとり。
リジーたちはみんな顔見ないで話す。個展前でイライラ。でも作品が思い通りに焼けた時の晴れ
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ボルサリーノ2(1974年製作の映画)

2.0

こ、これは脚本が‥。殺しもエグくて、テンポが‥。バンバン殺してる間、ゴッドファーザーの粛清の場面の良さばかり考えてしまった。アルカザールなど昔のマルセイユが見られるのは良かったです。

昼顔(1967年製作の映画)

3.8

昔は何だか変な映画だなーくらいにしか思わなかったのに、今見たら流石のブニュエル面白い映画。夢と現実の境が曖昧。変態感もドヌーブの上品さに中和されて程々に。サンローランのドレスと可愛いバッグ、靴も楽しめ>>続きを読む

アムール、愛の法廷(2015年製作の映画)

3.0

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フランスの裁判の様子が見られて興味深いけど、邦画の真面目な裁判ものに慣れてると驚く。ベタな邦題がかなり合ってます。
風邪で不機嫌な裁判長、綺麗な女医さんに再会して動揺、すぐ休憩。弁護士も携帯片手に何回
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

古い感じかなと思ってたら、良くて驚いた。男の子も可愛い。リメイク2作と比べて楽しめる。
おじいちゃんたちの両サイドベッドもこれが元かー。遊園地の何とかハウスみたいなセットやユニークな機械も全部手作りで
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.0

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この頃古い邦画ばかり見てたせいか、セットの映画村感や子ども住人に演じてる感を抱いてしまった。好きな池松壮亮も現代的な感じ。章立てやクレジットのフォントいいな。
黒木華も可愛いけど、この時代に武家育ちの
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ともしび(2017年製作の映画)

2.0

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「これで終わり?」映画。これは〜だよね、と考えさせるにしても、一つのシーンが長くて、やっとこういうことか、とわかる小オチがあるプロットが続いて、結局全体はモヤモヤ。
主演がシャーロットランプリングでな
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越前竹人形(1963年製作の映画)

4.3

素晴らしい。山里の風景や人物を写す白黒の画面の美しさ。言葉もそれぞれに美しい。
民話のように始まる素朴な良さのあるお話で悲劇に向かうだろうなとわかっていても、辛過ぎることのないちょうどいい展開。
若尾
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驟雨(1956年製作の映画)

3.9

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今回ははっきり言う原節子、野良犬ノラちゃんを可愛がってる。赤電話がご近所について便利、洗い物にはポンプで大変。昭和の日本満喫できます。旦那さんは常に「おい。」
幼稚園の遠足で「くたくたでございますわ。
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ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

4.0

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久しぶりに見たけど、やっぱりいいな。
クスリのためなら何でもする生活でも、友だちや彼女との繋がりは崩さないから殺伐感がない。
ボブと仲間たち、近所の若い子や母親、警察との関係までが一面的でなく、台詞に
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山の音(1954年製作の映画)

4.2

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「お父様お帰りなさいませ」から始まる鎌倉物語。綺麗なおうち。鎌倉行きたい。
太陽みたいな明るいお嫁さん、お義父さんが好きになるのも仕方ない。お互い優しい心遣いで大切にしてくれるから大切にする。お義母さ
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めし(1951年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

成瀬巳喜男の映画でも原節子の美しい言葉を堪能できます。昔の大阪も見られる。
和製フィリップ様上原謙、ポマードでオールバックとお味噌汁。タバコ吸って新聞読んで「ハンケチ。」飲むのも仕事とキャバレー行って
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

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美術が桁違いに素晴らしい。衣装やメイク、音楽含めて美し過ぎる。ポスター初めて見た時から来てた。「聖なる〜」が自分には合わなかったので迷ってたけど、行って良かった。
タイトルクレジットからあの刺繍、デフ
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戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

3.6

今や絶滅寸前もしくは既に絶滅の美しい日本語にうっとりします。でもけっこうきついお姉様たちに言われっぱなしの高峰三枝子とお母さん可哀想。じっと耐える姿がまた上品。佐分利信いつも遅刻して来て何ーとか思って>>続きを読む

おこんじょうるり(1982年製作の映画)

4.0

岡本忠成作品集として、初期のレトロな作品から「チコタン」昔見たな、和紙の感触を活かした「モチモチの木」を経て見た。
ストップモーション好きとして嬉しい発見。素晴らしい。浄瑠璃の詞と音の良さ、天に突き抜
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マグネティック・ビート(2021年製作の映画)

4.0

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良かった。この頃いい映画続いて見られて嬉しい。80年代のフランスの雰囲気かなり忠実に捉えてるらしい。兵役についても不適応や鍛え直しみたいな場面がないのもさっぱりしてる。ベレーがお洒落。おとなしいけど芯>>続きを読む

ヴェラは海の夢を見る(2021年製作の映画)

3.8

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コソボの映画初めて。いろんな国のいろんないい映画見られて嬉しい。
話は辛く海の夢は苦しい夢だったけど、映画として美しい。尖った演劇も展開の中で生きてる。なかなかこうは撮れないと思う。

揺れるとき(2021年製作の映画)

3.8

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今よくあるようなのかなと想像してたのとは違ってもっと良かった。
パパのタバコ巻いてあげるジョニー、袋抱えた引っ越しから始まる新しい場所での暮らし。子どもへの愛情はあっても、生きてくの大変だし、生きたい
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奇跡(1954年製作の映画)

3.8

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長い間見たかった映画。手を開いて草原に立つこの姿に憧れてたせいか、始まってすぐにこのシーンになって、早めに来た感。
奇跡好きとしてはどんな奇跡が起きるのか期待が膨らんで、ゆっくりと丁寧な展開でもドキド
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

凄い。やっぱりノエは本物だな。老いと死についてのいろいろ苦しいリアル、見に行きたいけど辛過ぎるかな、と躊躇してたが、映画館行ってよかった。そこにはちゃんと映画的な喜びがあった。
2画面についても始めは
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マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

3.6

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ファレルは素敵だけど、フォックス始めチームの他の人たちがあまり描かれてなくて地味。毎度のことながら自分にはアンダーカバーは怖過ぎ、みんな偉過ぎです。コンリーはディーラーのボスの女なのに、ビッチ感が足り>>続きを読む

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.4

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ジャックブラックもブランシェットも好きなので楽しく見られた。ルイスの男の子も可愛い。
この頃はまっている子ども化シリーズでスパイダーウイックって、家族のきつい言い合いと怖い妖精が襲って来る映画見た後で
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと見てみるか、と見始めたら、バンドの音が凄くよくて驚いた。メタルはちゃんと聞いたことなかったの反省する気持ちが湧く。ノーザンダムネーションってほんとにやってるフェスなんですか。
優しい介護士さん
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

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アル中系の映画は避けたいはずなのに、よく見てしまっていつもけっこう好きなので困る。
小さい字読んでないしデンマーク映画とも知らず、見てびっくり。邦題やジャケ写で想像していたのとも違って、映画としてとて
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.2

やっと見られて嬉しい。主演のアランシャバが好きなので、楽しく見られた。「ディディエ」で犬になってた人、配信して欲しいな、また見たい。
職場でテキトーにやってるとことか、友だちを家に招んでの会話とかとっ
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.7

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ウドキア、昔はウドキールってなってたような、冷酷な怖い役合ってたな、エースヴェンチュラにも出てたのか。やっぱりいい俳優。予告編見て想像してた感じと違ってしみじみと良かった。音楽もいいな。
いろいろわか
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

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パディントンの監督さんなので見に行った。あのテンポの良さといろんな仕掛け、可愛いシャラメ君の歌と踊りで幸せな気分に。あれはミラノのガレリアですか。どの場面も美術が素晴らしい。チョコの作り方が最高、持ち>>続きを読む

フェルナンド・ボテロ 豊満な人生(2018年製作の映画)

3.8

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太った女の人描いてる人ぐらいの認識しかなかったので、すごく為になった。いいドキュメンタリー。ボテロ展やってたのに行かなかったの後悔。
紹介されてる絵の点数も多くて、彫刻も面白いし。色彩のセンス抜群。
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

2.0

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誰も彼もが死んでるか生きてるかわかんないような感じは好みなので、苦手な長回しにも耐えましたが、昔映画館でタルコフスキーにイーとなったの思い出しました。
でも連れ回ってくれるのがティルダ姐さんなので苦し
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

1.2

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大好きなシャラメ君とエルファニングが出てるので、合わないのわかってたのに見た自分が悪いけど、監督、何でいつも自分と同じような話し方させるのかな。平気でさっさと相手を変える話にも驚く。可愛い二人がこんな>>続きを読む

ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)

3.5

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最近どんどん子ども化してるので、こういう映画十分に楽しめる。このお話フランスのTVドラマにもなってて歌とか一緒らしい。歌可愛すぎるノスタルジー。
美しい自然の中で、可愛い男の子とデカくて可愛いモフモフ
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ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる(2019年製作の映画)

3.2

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ノルシュテインの素晴らしい作品大好きなので、興味深かった。ゴーゴリについての造詣の深さに驚く。詩性という言葉使ってたあたり、うっとりしました。ロシア文学何も知らない私は、読まなければと急に思う。モスク>>続きを読む

スライ・ストーン(2015年製作の映画)

3.2

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昔スライっていいなとか言ってる人めちゃくちゃ渋い通的な雰囲気醸し出してたなーとぼんやり思い出す。こういう人だったのか。音楽が身体の中から湧き出てる人。
きっとドラッグの影響に加えて、興味本位の報道やい
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

昔障害者の日の特集番組でこの方のドキュメンタリーを見た。ヘルパーさんが帰る時に灯りを消してじゃあ、またと‥暗い中一人で食事している姿に衝撃、から始まって指点字で大学院入れるって賢い人努力の人、このハン>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いい映画見たな。僻地校と言ってもレベル桁違い、標高5000m超え。
やる気無くしていい加減に教えて来たウゲン先生、遥々お迎えに来てくれたのにお礼も言わずスマホばっかりいじってても、ミチェンは怒らないよ
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